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“大型ヘッドアイアン”で避けたい振り方は?「フェースの向きを…」とプロが解説

あなたのクラブの特徴や機能をフルに発揮する振り方を石井良介プロが解説&レッスンします! 

今回は“大型ヘッドのアイアン”です。慣性モーメントが高くやさしいイメージですが、注意するべきポイントがあると石井プロは言います。

やさしい大型ヘッドの意外な落とし穴

アイアンとしては型破りの慣性モーメント、4000g・㎠ 超えを実現した意欲作。直進性とミスヒットの許容性に優れたモデルで、飛距離ロスや左右へのブレを大きく抑えてくれる。ただし、やさしいアイアンは、ヘッド周辺に重量を配分するため、操作がしにくくなる側面がある

 「RMX VD40 アイアン」などの大型ヘッドのアイアンは、トゥとヒールに大きく重量配分し、ミスヒットの強さを発揮します。しかし、そのやさしさは機敏なフェースの開閉には向いていないともいえるので、ゴルファーによっては操作しにくいと感じる人もいるはずです。とくに重いトゥ側が動いてしまうと、フェースが大きく開いてしまい、思わぬミスショットにつながります。

大きなヘッドサイズのアイアンは、トゥ側とヒール部分の両端に重量配分を施すことで慣性モーメントをアップ。「RMX VD40アイアン」は張り出したヒール部分が最大の特徴で、重心位置から大きく離れた位置に重量を配分することで、驚異的なミスヒットへの強さを生み出している

トゥがつねに上向きならヘッドは下に落ちない

大型ヘッドのやさしいアイアンは、フェースターンがしにくい傾向がある。ヘッドの重みで、フェースが大きく開いたり、それを嫌って、手を無理やり返すと大きなミスになる

フェースが開くのは、地球の重力が作用してヘッドが下に落ちようとするためです。この力は、慣性モーメントの大きな大型ヘッドほど大きく動きやすい。したがって、スイング中はその力に抗って、フェースの向きをキープする必要があります。

スイング中のフェース向きを安定させるには、クラブを腰の高さまで持ち上げ、水平素振りをする。そのときにフェース面がねじれずに、体の回転とクラブが同調する感覚を養おう

コツは、トゥがつねに上を向くように振ること。手元を下げる力を加えて、ヘッドが落ちる力と拮抗させるのがポイントです。手元を低く保てば、フェースの向きが安定します。

いかがでしたか? 石井プロのレッスンを参考にしてみましょう。YouTubeでも動画をアップしているのでチェックしてみてくださいね!

解説・レッスン=石井良介

●いしい・りょうすけ/1981年生まれ、神奈川県出身。トラックマンを駆使したレッスンが人気のPGAティーチングプロ。YouTubeチャンネル「試打ラボしだるTV」が人気で、最新ギアはほぼテスト済み!

構成=コヤマカズヒロ

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