稲見萌寧にも伝授!アプローチで“バンス”が使える練習法とは?

稲見萌寧にも伝授!アプローチで“バンス”が使える練習法とは?

 プロコーチの奥嶋誠昭氏に、アプローチを上達するコツを聞くと「バンスを使うこと」という答えが返ってきました。なるほどとは思うのですが、「バンスを使えてるか」ってなかなか自分じゃ分かりにくくありませんか?

 そこで、今回はバンスを使えるようになるための練習法を奥嶋コーチに教えてもらいました! ぜひチェックしてみてくださいね。

ハンドファーストに打つのをやめればミスは激減する

手首のヒンジをほどくように「フリップ」させて、ヘッドを走らせながらボールを拾って打つイメージ

 アプローチの上達を目指すなら、ウエッジのバンスを使う打ち方を覚えるのが一番。ハンドファーストに打ち込むとリーディングエッジが刺さりやすくミスに対してシビアになりますが、手首をやわらかく使ってヘッドを走らせるように打てば、バンスから接地して多少の誤差をカバーしてくれます。

左手1本でクラブを持ち、手首をバックスイングでは手のひら側に、ダウンスイング以降は甲側方向に折ってクラブを振る

 体を使わずに左手だけで球を拾う練習方法は、稲見萌寧選手や高橋彩華選手にも教えたドリル。左手首を手のひら・甲方向にフリップさせながらボールを打つのです。インパクトでシャフトが垂直になる状態をイメージしてください。自然とバンスが使えるようになりますよ。

上記の動きを両手で打つ場合にも応用。ハンドファーストにせず、シャフトが垂直な状態でインパクトすればバンスが使える

いかがでしたか? ハンドファーストに打つのが当たり前だと思っていた人には、目から鱗のレッスンだったのではないでしょうか。ぜひ練習してみてください!

レッスン=奥嶋誠昭

●おくしま・ともあき/ 1980年生まれ、神奈川県出身。プロコーチとして稲見萌寧、高橋彩華、木下稜介らを指導。「GEARS」を駆使したレッスンの第一人者でもある。

構成=鈴木康介
写真=相田克己
協力=日神グループ 平川CC

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