手上げになってないか簡単チェック!アイアンの飛距離アップのコツは?

プロコーチのモンゴです。50歳を越えた方や、身体が硬いアマチュアゴルファーの方々が次に気になるのが「アイアンが飛ばせない」というお悩みです。

今回は、誰でも出来る簡単な方法でアイアンの飛距離を取り戻す、あるいは今まで以上に飛ばせるレッスンをしていきます。

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「アイアンが飛ばなくなった時」はどうすればいいか?

どちらのテークバックになっているか?

僕のレッスンやYouTubeの動画で、必ず伝えているのは、コースで結果が出続けるように「ミート率を高める」ことについて話をしています。ミート率を上げるための1つのコツとしては、テークバックでの手と身体の一体感が重要になります。

では、手と身体の一体感でテークバックを行い、ミート率を上げるためにはどうすればいいのか?

【ポイント1】「上から潰し過ぎ」手から身体へ!

上から潰し過ぎていませんか?

まずは、ご自身が手でテークバック(手上げ)をしていないかを確認する必要があります。それが「上から潰し過ぎ」のチェック方法です。

テークバックがテーマなのに、なぜインパクトなのか?理由は、潰し過ぎるインパクトはほぼ手上げになっているからです。この原因に自ら気付ける事が、悪い癖を治す第一歩になります。

では、潰し過ぎているインパクトの特徴を挙げていきます。

1:打ち出し角度が全体的に低い
2:打つ度に手への衝撃が強い
3:ミスをすると、低いチーピンかシャンク
4:グリーン上で止まり過ぎるか転がり過ぎる
5:ショートゲームの距離感が強め

この内の2つ以上当てはまると、上から潰し過ぎている打ち方になります。

改善方法は、前回のレッスンで伝えた両脇にスティックを挟む練習法が有効になりますので、見ていない方は参考にしてください。

【ポイント2】「すくい打ち」は完全な手打ち!

それでは次は、「すくい打ち」は完全な手打ち!について、お伝えします。

上から潰し過ぎる打ち方と同じぐらい出るエラーですが、原因は同じく手上げです。これも特徴があるので、当てはまっていないかチェックしてみてください。

1:打ち出し角度が全体的に高い
2:高さは出るがキャリーが出ない
3:インパクトからフォローにかけて、フェース面を真っ直ぐにする意識が強い
4:ミスをするとプッシュスライスかシャンク
5:グリーン上で転がらない
6:ショートゲームの距離感が弱め

まだ、潰し過ぎる方がトータルの飛距離は出やすいのですが、高さが出せるということは飛ばせる人です。ボディターンがある程度出来る様になれば、確実に飛距離は伸びます。

先ほど伝えた、両脇にスティックを挟むドリルがやはり有効です。得意なウェッジを使用して、クラブヘッドが腰から腰の振り幅で、キャリーを15y前後に落とせる様に練習をしてみてください。

【ポイント3】「棒」を使えば楽々ボディターン!

このドリルが出来れば、ボディターンがわかります。

最後は、「棒」を使えば楽々ボディターン!について、お伝えします。

前回お伝えした両脇にスティックを挟む練習法で、大きな筋肉でテークバックするコツがある程度わかったと思いますが、さらに良い動きを強化するにはこの練習です。

スティックをクラブと一緒に持ち、アドレス時に左脇腹に軽く自然に触れる様にします。この時に、スティックが左脇腹のどの辺りに当たっているかをしっかり把握していてください。そして、振り幅はクラブヘッドが腰から腰で、アドレス時に当てたスティックが離れない・ズレない様に、スイングをします。

両脇にスティックを挟む練習法より難しくなりますが、テークバックで手をインサイドに引き込む手上げの方には有効です。ずっとスティックが左脇腹から離れないスイングが出来れば、理想的なボディターンが出来ている証拠になります。

まずは素振りからやってみてください。最初は難しいと思いますので、ゆっくり素振りからやりましょう。そして、慣れてきたらボールを打ちます。実際にボールを打つ時は、多少スティックが離れて良いですが、なるべく離さない意識でやりましょう。

このドリルでも15yキャリーが安定して出せる様になれば、ボディターンです。スティックが離れないテークバックが出来た時、主に身体のどこを使っているのか?

ここをしっかりと自分で、自分自身の感覚を調べてください。これが重要なのです。理想的な形や動きは、ゴルフ上級者はほぼ同じ様な形や動きになりますが、それらを作る時の身体の動かし方や感覚は人によって違うので、我々コーチは様々な伝え方をします。

そのポイントがわかれば、スイングの再現性も確実に上がり、アイアンの飛距離が出せる様になります。諦めずに、楽しみながらチャレンジしてみてください。

あなたも、必ずアイアンの飛距離が出せます。

いかがでしたか? この記事を参考に、練習してみてくださいね。

モンゴ(森田安寛)
●もりた やすひろ/1975年奈良県出身。東京・千葉などでプロやアマチュアのマンツーマン指導のほか、YouTubeで「ゴルフリバイバーモンゴ」として配信。天城流湯治法の湯治士の資格もある異色コーチ。インスタで毎日ゴルフ上達の情報を配信中。地クラブ専門家がいるインドア練習場「wadogolf」(東京都中野区野方)にて主に活動。
Instagram:@mongo.golf

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