• HOME
  • ブログ
  • ギア
  • 最新ドライバーの性能は?どんなゴルファーに合う?エリートシリーズ4モデル徹底試打!

最新ドライバーの性能は?どんなゴルファーに合う?エリートシリーズ4モデル徹底試打!

飛距離、着弾範囲ともに前作を大きく上回る進化を遂げたキャロウェイの「ELYTE(エリート)」。ドライバーからアイアンまでのフルラインナップで、プロもアマチュアも大きな期待を寄せているが、その実力はウワサどおり?

今回はドライバーにスポットを当てて、ツアープロコーチの奥嶋誠昭が最新4モデルをコース試打。実戦で好スコアに結びつくそれぞれの性能や特徴を語る!

【関連記事】原英莉花のフォローのフェースに注目!どこを向いているかで球筋を操作できる

エリートシリーズ・Driver 4機種試打!

Driver 飛距離・寛容性グレードアップ
モデルごとのテイストはより洗練された!

ミスヒットしてもこのくらいの幅のなかに飛んでくれます

ドライバー4モデルは、どれも前作を上回る飛距離性能とミスヒットへの強さをもつ。さらに奥嶋は「使ってほしいゴルファーが求める性能の味つけが洗練されて、長所が逆に短所になってしまうようなことがなくなった」という。

【ELYTE】「ミスヒットに強く直進性が高い」が基本性能

●フェース素材・構造/鍛造 FS2S チタン・Ai 10x フェース ●ボディ素材/8-1-1 チタンボディ+サーモフォージ ドカーボンクラウン+スクリューウェイト約2g+バックウェイト約13g ●体積/460cc ●ロフト角/9、10.5、12度●長さ/45.5インチ ●重さ/約303g(VENTUS GREEN 5 for Callaway・R)●シャフト(フレックス)/VENTUS GREEN 5 for Callaway(R、SR、S)など ●価格/10万7800円~

まずは、ドライバー4モデルのなかで“スタンダード”に位置するこのモデルで「ELYTE」の基本性能を解説すると、前作よりもミスヒットに対しての許容性があきらかに高く、打点がズレても飛んで曲がらないのが全モデルにもいえる共通点ですね。普段、Ai SMOKEを使っているので、前作からの大きな進化をはっきり感じました。“Ai 10x FACE”の効果によってインパクト時の弾き感と直進性が強まり、弾道がねじれず真っすぐ飛ぶ。スタンダードでも十分にスピンが抑えられます。

スタンダードにはウエイト位置によって弾道に変化をつけられる“ウエイトポート”が3カ所もついている。「弾道調整の幅がいちばん広い点からも、これがもっとも万人向けですね」

【ELYTE X】球がつかまるのに「つかまりすぎ」は皆無

●フェース素材・構造/鍛造 FS2S チタン・Ai 10x フェース ●ボディ素材/8-1-1 チタンボディ+サーモフォージドカーボンクラウン+バックウェイト約13g ●体積/460cc ●ロフト角/9、10.5、12 度 ●長さ/45.5インチ ●重さ/約301g(VENTUS GREEN 5 for Callaway・R)●シャフト(フレックス)/VENTUS GREEN 5 for Callaway(R、SR、S)など ●価格/10万7800円~

ドローバイアス設計の“X”は球のつかまりが◎で、薄い当たりでも打球を高く上げてくれます。それでいて、つかまりすぎて大きく左に飛ぶ球がまったく出ないのが前作のMAX D からの進化。また、全モデルにアドレスの向きがすぐに決まる「ヘッドの座りのよさ」を感じましたが、“ X” はとくに秀逸。「僕が使うならこれかも?」と思うくらい構えやすく、イメージどおりの弾道で高く遠くへ飛んでくれる。スライサー以外にもぜひ使ってほしいドライバーですね。

HS50m/秒の奥嶋が打っても安定したハイドロー。「全ゴルファーがやさしく球をつかまえて打てる。でも、強振しても左には飛ばない。打球が高く上がる上方向にもパワーが出力されます」

【Ai 10x フェース】最大の進化はコレ! 全番手に搭載! 弾道を補正するポイントが「10倍」に増えた

膨大なゴルファーの打点データをAI(人工知能)が解析、反映して作り出すフェースがより精密にデザインできるようになり、打点プレによる補正ポイントが10倍も増加。その数、なんと2万5000ポイント!この“Ai 10x FACE”は前作から「飛距離は約8ヤードアップ、着弾範囲は最大19%狭まる」( ※キャロウェイ調べ)という大幅な進化を遂げ、奥嶋も「いちばんの進化で、そのメリットをとくにコースでは如実に感じる」と絶賛。“Ai10x FACE”はドライバーだけでなく、FW・UT・アイアンにも搭載されている。

試打は全球、飛距離性能とグリーン周りでのコントロール性能をバランスよくハイレベルで兼ね備え、ツアープロからの信頼と実績もある「CHROME TOUR X」を使用

【ELYTE MAX FAST】「軽い」のメリットを深く追求した軽量モデル

●フェース素材・構造/鍛造 FS2S チタン・Ai 10x フェース ●ボディ素材/8-1-1 チタンボディ+サーモフォージドカーボンクラウン&フォージド・カーボンコンポジットソール+バックウェイト約13g ●体積/460cc ●ロフト角/9.5、10.5、12度 ●長さ/45.75インチ ●重さ/約270g(R)●シャフト(フレックス)/LIN-Q GREEN 40 for Callaway(R、SR、S)●価格/10万7800円

単に“軽い”だけでは、デメリットとなることを完全払拭。ソールのトゥ側もカーボン素材にして「ヘッドまでしっかり軽量」にしたメリットを存分に感じました。ヘッドも軽いとアマチュアに多い、インパクト時のトゥダウンが起こりにくい。ヘッドが落ちてしまってダフることも防いでくれます。また、重量が増えてしまうため前作までにはなかったホーゼルでのカチャカチャを今作から搭載。ヘッドスピードとボールスピードを上げながら、弾道の調整もできるようになりました。

軽さでの加速だけでなくミート率とエネルギー伝達効率を上げる軽量ヘッドは、ほどよく球をつかまえて打ち出し角を高くしてくれるので、キャリーを伸ばした飛距離アップが可能になる

【ELYTE ◆◆◆】速く、強く振れる人ほど飛んで曲がらない

●フェース素材・構造/鍛造 FS2S チタン・Ai 10x フェース、フェースカップ ●ボディ素材/8-1-1 チタンボディ+サーモフォージドカーボンクラウン&フォージド・カーボンコンポジットソール+スクリューウェイト約4g+バック約9g ●体積/450cc ●ロフト角/8、9、10.5度 ●長さ/45.5インチ ●重さ/約317g(TENSEI GREEN 60 for Callaway・S)●シャフト(フレックス)/TENSEI GREEN 60 for Callaway(SR、S)など ●価格/10万7800円~ 
※CALLAWAY SELECTED STORE限定製品

今作も上級者やハードヒッターに人気となりそう。ディープフェースで小ぶりなヘッドはすっきりとした洋梨型で、ボールを強く叩いても左には飛びません。全モデル、ロースピンになりますが、とくにスピンが少なくなるので45m/秒以上あるヘッドスピードが速い人向き。スピンが減りすぎて打球がドロップしてしまうなら、カチャカチャでロフト角を増やせば即解決。ボール初速はもっとも上がるモデルなので、ロフト角が寝ても直進性の高い弾道で飛ばせます。

左に引っかけるミスが出にくく、ロースピンの打球になるので思い切り振ってOK。「強振して打点位置がバラついても“Ai10x FACE”が弾道を補正する。振りちぎったぶん飛びますね」

試打・解説=奥嶋誠昭
●おくしま・ともあき/1980年生まれ、神奈川県出身。最先端のスイングやクラブ解析器を用いての指導を得意とし、ツアープロからアマチュアのレベルアップに貢献。自身のエースドライバーはキャロウェイの「パラダイム Ai SMOKE ◆◆◆ MAX」で、前作との比較も含めて「ELYTE」の試打に打ってつけのプロコーチ。THE REALSWING GOLF STADIO主宰。

写真=田中宏幸 
協力=日神グループ 平川CC

●商品の問い合わせ/キャロウェイゴルフ お客様ダイヤル ☎︎0120-300-147

【あわせて読みたい】

人気女子プロの“バッグの中”は何が入ってる?ラウンド中の勝みなみに突撃!

「7番アイアンで200ヤードも飛ぶ」ってマジ!?“飛距離”に特化したアイアン4選

7番ウッドを選ぶ時の「4つのポイント」!最新15モデルを試打解説

関連記事一覧