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ヘビーラフではウエッジが有効!シーン別にアプローチのコツを解説
アプローチの練習は「練習場のマットの上から」よりも「芝の上から」がオススメ。そのうってつけの場が“ショートコース”だ!
そもそもアマチュアはアプローチの練習が不十分。ショートコースで集中して腕を磨いてもらいたいものだが、本企画ではさらに!「パターでのアプローチ」のレッスンを実践してみた。
距離はどのくらいまで?このライや状況でも使える?などを実験・検証!過去に小誌レッスン企画に出演したショートゲームの知識が豊富な林亜莉奈選手にアドバイスももらいながら行なった。
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ラフではロフト大が味方になる
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ボールの飛球線方向に障害物がなければ、パターでのアプローチはつねに有効です。いわゆる「打ち上げ」のシチュエーションにあたる砲台グリーンでも、パターでのアプローチのほうが「高・平均点」がとりやすいでしょう。
しかし、深いラフにボールが埋まっている状況では、ウエッジのほうが脱出しやすく距離も合わせやすい。パターが前方向にボールを飛ばすのに対し、ウエッジは上方向へ飛ばす要素ももっているため、ラフの抵抗を避けられます。
【Scene3】砲台グリーン
→ウエッジだとピンから「遠ざかる」ミスも出る
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ウエッジでTry
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ボールを高く上げることを意識したのか、手前からダフり気味にコンタクト。勢いのないボールは砲台のスロープを転がり落ちてしまった。
冬場になり芝が枯れはじめると、転がり落ちる勢いはさらに増すばかり。最悪は打った場所まで戻ってきてしまうかも!
パターでTry
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「エッジを超えるまでの距離感のみを意識することで、頭の中をシンプルにして打つことができました」と編集I。グリーン面に乗せることだけを考えれば、精神的なプレッシャーも少なく、難易度も低いということだ。
アリナの処方箋
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砲台グリーンに向かってパターアプローチをする場合は、いつもよりボール位置を少し左側にセットしましょう。アッパー気味にコンタクトできるので地面に打ち込むことなく、ボールにいい転がりを与えることができます。
【Scene4】ヘビーラフ
→パターではボールがほとんど転がらない
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ウエッジでTry
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パターでTry
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打ち出す先(飛球線方向)、フェースとのコンタクトエリア、両方ともラフでおおわれているため、パターで打つと大きな抵抗がかかってしまう。かなり強振してもラフから脱出するのが精いっぱいだった。
アリナの処方箋
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「ロフトが多いウエッジは、シャベルのようにラフからボールを掻き出してくれます。バンカーショットのようにボールの手前から“バサッ”とヘッドを入れる(「ウエッジでTry」画像)のがポイントです」(林)
いかがでしたか? 林亜莉奈選手のレッスンをぜひ参考にしてください!
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解説・レッスン=林亜莉奈
●はやし・ありな/2002年生まれ、長野県出身。ジュニア時代から頭角をあらわし、2017年にはJLPGAツアー「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」でベストアマを獲得。現在はプロテスト合格に向け、さらに腕を磨く日々を送る。名前の由来は栄養ドリンクの「アリナミン」。
構成=石川大祐
写真=田中宏幸
協力=ジャパンゴルフスクール
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