アドレスのズレは“インドア練習”で修正できる!室内での練習法を紹介

自宅や最寄り駅に近い室内練習場“インドア”を利用するゴルファーが増えている。とくに冬は寒くもないので練習に精が出る。

そんなインドアをもっと上手に活用する「インドア利用者、必読の練習法」で、冬はもちろん、オールシーズン、効率よくスピーディにうまくなろう!

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遠い目標ばかりに向きを合わせているとクロスした構えになりがち

アドレスは、基本的にはボールからのターゲットラインと平行に立つのがスタンダードとされています。ところが、コースや屋外のレンジでスイングを続けていると、遠くの目標物に対して意識が向いてくるので、無意識に体が目標物に向いてしまいがち。結果としてボールからのターゲットラインとスタンスや肩のラインがクロスしてしまい、それがミスショットの温床となります。

インドア練習は、ネットやスクリーンが近いので、目の前にあるボールとアライメントに集中することが可能。アドレスのズレをリセットしたり、正しく直すことができるのです。これをぜひ定期的に行ないたいので、あえて「インドアで練習する日」を設けてほしいくらいです。

ズレたアドレスからのスイング は、右にも左にも曲がりやすい。 これを「スイングのせい」と思う前に「アドレスのズレ」を疑う。そのズレを正すには“インドアでの練習”がオススメだ。

”オールスクエア”がアドレスの基本

スクエアなアドレスづくりには、マットの線などを大いに利用しましょう。まずは、マットの向きに沿って、スタンスの向きがスクエアになっているかどうかを確認。そこから、ヒザ・腰・肩のラインも平行に合わせていく。コースでは「足の向きは平行だけど肩の向きがクロスしている」ケース(その逆もある)など「何かが合っていて何かが間違っている」パターンが多くあります。

すべてスクエアに構え、気持ちよくスイングしたときにどんな球筋になるのかを確認することも重要。それが自分の“真の”持ち球を見つけることにもつながります。

ボール後方から方向を確認し、目標に対してフェースをスクエアに向けるアドレスをとる。
インドアでもショット前のルーティーンを丁寧に行なうことで、ラウンドでアライメントがズレにくくなる。

スパットは「ふたつ」作るのがグッドアライメントのコツ

ターゲットライン上のボールの「前後」に目印を見つけてそれを結んだラインに向きを合わせる
ボールの前だけに設定したスパットは、見方によってアライメントがズレやすい。
前後にスパットを設けることでズレにくくなり、スクエアに構えられる。

コースでもスクエアに構えるためのコツをお教えしておきます。ターゲットとボールを結んだライン上の「ボールの前後」にふたつの目印を見つけてください。ボールの「前」だけにスパットを設定する人はいるでしょうが、これだけだとラインはズレてしまいがち。前後に目印を置くことでラインがバチッと明確になります。

ふたつのスパットを結んだラインが決まったら、それに対して平行に構える。アドレスが決まったら、インドアでの練習と同様に目標方向は気にせず、スイングに集中!これをコースで実践すれば、アライメントによるミスショットはかなり減るはずです。

いかがでしたか? 紹介した練習方法をぜひ、インドア練習場で試してみてください!

レッスン=溝間祐輔
●みぞま・ゆうすけ/1990年生まれ、東京都出身。大手不動産会社勤務からゴルフインストラクターへ転身。室内練習場「BLUE WORLD GOLF STUDIO」を中心にレッスンを行なっていて、インドアでの指導や上達法はお手の物!

構成=石川大祐
写真=竹田誉之
協力=BLUE WORLD GOLF STUDIO

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