アプローチ上達なら”インドア”がオススメ!寒い冬こそできる練習法って?

自宅や最寄り駅に近い室内練習場“インドア”を利用するゴルファーが増えている。とくに冬は寒くもないので練習に精が出る。

そんなインドアをもっと上手に活用する「インドア利用者、必読の練習法」で、冬はもちろん、オールシーズン、効率よくスピーディにうまくなろう!

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アプローチも「インドアならでは」を活用して練習する

アプローチ練習は距離が近いこともあり、目標方向が気になる。
しかし、ネットまで近いインドアでは目標を気にせずスイングに集中!
振り幅、加速感、ミートに徹することが正確な距離感を出す大前提となる

インドア練習では、アプローチもたくさん練習してください。「インドアでは飛距離(キャリー)を正確に把握する」と前述しましたが、ショットだけでなくアプローチも!です。グリーンが近づいてくると安心感を覚えるのか、距離感を雑に考えてしまう。「なんとなく」では距離感を正確に出せません。

大体30ヤードくらいかな?あれ、ショートした!
コースでは見た目の距離感で打ってしまいがち。
見た目には錯覚もあるため、これでは正確な距離感が養えない

また「スイングに集中できる」のもインドア練習のメリットといいましたが、アプローチでもターゲット方向への意識をなくし「この距離は、この振り幅で、この強さとスピードで」という基準を作ることに集中できる。アプローチ練習も、ラウンド時に使うエースボールを打つと、より距離感の精度がアップしますよ。

衝突エネルギーのMAXをスイングの最下点にもってくる

振り幅は左右対称が基本

アプローチは、振り幅の大きさを左右対称にしておくのが基本。左右対称にすることでスイングの最下点に衝突エネルギーのMAXをもってこられるので、振り幅に対しての距離感がそろってきます。

自分では左右対称に振っているつもりでも、実際にはフォローよりもバックスイングのほうが大きいなど、自分のイメージしている振り幅とズレていることが多々あります。ここでもカメラが設置しやすいインドアで動画を撮ってチェックしながら練習しましょう。イメージと実際の動きのギャップを埋めていくことが上達への近道です。

バックスイングよりもフォローが大きいと、
衝突エネルギーのMAXがインパクトよりも先にきてしまう。
バックスイングが小さいのはその逆で、どちらも距離感が一定にならない

結果を予想するゲームで上達!

「①打つ→②予想する→③検証する」を繰り返す

屋外レンジでは、否応なしに打球の結果が見える。結果が見えない、見えたとしても気になりにくいインドアでは、ゲーム感覚で「自分の感覚と結果を一致させていく」練習もしてみましょう。

打ってすぐに計測データを確認せず、まずは、 「こうなった」と“予想”してから確認する。ショットでもアプローチでも機器からの正確なデータと自分の感覚を近づけていく練習はとても有効です!

いかがでしたか? 皆さんも、インドア練習の際に参考にしてみてくださいね!

レッスン=溝間祐輔
●みぞま・ゆうすけ/1990年生まれ、東京都出身。大手不動産会社勤務からゴルフインストラクターへ転身。室内練習場「BLUE WORLD GOLF STUDIO」を中心にレッスンを行なっていて、インドアでの指導や上達法はお手の物!

構成=石川大祐
写真=竹田誉之
協力=BLUE WORLD GOLF STUDIO

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