“美しくて正しいアドレス”の作り方!金谷プロが解説
ドライバーは得意になりたいけど、カッコ悪いスイングは嫌!
飛距離も伸ばせる美スイングを求めて、編集部員が金谷プロにレッスンを受けてきた!
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金谷プロ直伝! 正しいアドレスの作り方
01 スタンス幅、ボール位置 スタンスは肩幅より少し広めで左ワキ前にボールがくるように
スタンス幅は自分が一番力を入れられる幅がベストで、肩幅よりも少し広めがいい。そのスタンス幅で立ったら、左ワキ前にボールがくるようにセット。自分の基本的なスタンス幅をしっかり身につけておこう。
スタンス幅を広げるときに右足だけを動かすとボール位置がズレる。スタンス幅が変わってもボール位置は左ワキの前。
02 グリップの仕方 体の正面で手を脱力させたときの左ヒジと手の甲の角度でグリップ
一度クラブを離し、左手を前に脱力させる。このときの腕の向きと手の甲の形で、ヘッドのフェース向きをスクエアに合わせて左手にクラブを握らせる。女性の多くは、力が入ってヒジが突っぱってしまうことが多いので注意。
左手は脱力したときの形のままグリップ(○)。手首を回して形を変えて持ってしまうアマチュアが多い(×)
右手は一番力を出せる形で握る。ボールを釘とした場合、釘を飛球線方向に打ちつけるときの右手の形にする。
03 ボールの距離と前傾方法 腕とシャフトの角度を保って骨盤から体を前傾
ボールとの距離感は傾斜など、立つ位置で変わってくる。ドライバーは平面で打つことが多いが、基本的な距離の取り方は同じ。最初にヘッドを浮かせてシャフトが地面と平行になるところまでクラブを上げる。
骨盤がフラットになるのは×。骨盤はお尻側が高くなるようにし、お腹に力を入れ、お尻を上にキュッと上げる意識をもとう
左腕が胸に触れるくらいまでスッとクラブを下ろす。このとき、手首をコックしてしまったり、前傾しながら下ろしてしまうと腕とシャフトの角度が変わってしまうので、角度を変えないように注意する。
足は地面をつかむように立つのではなく(×)、拇指球に力を入れて、指の腹とカカトは少し浮くくらいの感覚で立つ
そのまま骨盤を傾けるように前傾していき、ヘッドを地面につける。左の写真の場合、前傾したことでボール位置が少し手前になった。こういう場合は手だけでヘッド位置を修正せずに、自分がボールに合わせて後ろに下がって距離を合わせる。
ヒップラインとカカトの位置がボール1個分の幅になるように前傾する(○)。お尻が下がっていると幅が広くなってしまう(×)
いかがでしたか? 正しいアドレスを作ってきれいなスイングを目指しましょう!
モデル=編集S
●ゴルフ歴2年。スコアも伸ばしたいけど、プロみたいなきれいなスイングにあこがれ、モデルに立候補。
レッスン=金谷多一郎
●かなたに・たいちろう/1960年生まれ、東京都出身。日本大学ゴルフ部で主将を務める。84年にプロ入り、87年の伊香保国際オープンで優勝。 現在は、トーナメント解説からレッスンまで、幅広く活躍中。
写真=高橋淳司
協力=新武蔵丘ゴルフコース