“切り返し”のカギはグリップエンドにあり!女子プロのスイングがヒント
スイングはポジションごとに最適な形があり、その形をつなげていくことが美しいスイングをマスターする近道だ。
この指導法で、多くのアマチュアのスイングを直し、美しくしてきた山形陵馬コーチがツアープロの連続写真を例に徹底レッスン!
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【P5 ダウンスイングで左腕が地面と平行】
「グリップエンドを遠ざける」が切り返しのキーポイント
ダウンスイング序盤、P5ではシャフトの向いている角度がそのポジションの良し悪しを判断する材料です。いわゆる「首切りスイング」にならないよう、シャフトの角度はP1のシャフトプレーンと平行になっていると◎。これ以降、ボールを”叩く”準備ができていることになる。
P4からP5にかけ、右ヒジを伸ばしながらグリップエンドを遠ざける意識をもつと、この形にもってきやすくなります。
木戸プロは身長が高く、クラブがアップライトに動きやすいはずですが、切り返しから手を遠くにキープすることで、シャフトが肩の下を通っています。理想的なP5ができていない場合、P4からのつながりが悪いことが多いので、P4に戻って形を確認してください。
【P6 バックスイングでシャフトが地面と平行】
スクエアフェースは「右手の平を下に」の意識で作る
正しいP5の位置から体の回転でダウンスイングをしていくと、後方から見たときにP6でクラブヘッドと手元が重なって見えます。フェースの向きは背骨と平行になっていれば、スクエアになっている証。意識的には、右手の平を少し下に向けるイメージでよいでしょう。
フェースが背骨と平行よりも下を向いているとクローズでフックのミス、上を向いていればオープンの向きなのでスライスのミスが出やすくなります。山路プロはP5からP6にかけて「どスクエア」をキープしており、方向性の高いスイングだといえます。
フェースの向きは背骨と平行でスクエア
いかがでしたか? ダウンスイングとバックスイングをマスターしましょう。
レッスン=山形陵馬
●やまがた・りょうま/ジュニア時代から活躍し、2010年にプロ入り。ミニツアー優勝などの実績を重ね、現在は東京・麻布の「FIVE ELEMENTS」でレッスンを行なっている。
構成=石川大祐
写真=小林司、ゲーリー小林
協力=FIVE ELEMENTS
撮影トーナメント=BMW日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ、ニチレイレディス、パナソニックレディース、ワールドレディスサロンパスカップ、アースモンダミンカップ
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