スリクソン新ドライバー4本を石井良介が試打解説!あなたはどのモデル?
新製品が各メーカーから発表され、秋のゴルフが色めき立つ。注目の新作を「試打職人」と呼ばれる石井良介がいち早く解説!
今回はダンロップ「スリクソン ZXiシリーズ ドライバー」を試打してもらいました。
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ダンロップ スリクソン ZXiシリーズ ドライバー
アスリート以外も使用できるラインナップに
スリクソンといえば、ガチガチのアスリート向けのイメージがあるかもしれませんが、ZXiシリーズは旧来の3モデルから4モデル展開に拡大し、対象のゴルファーの幅がグッと広がりました。
とくに新たに追加されたZXi MAXはつかまりがよく、打ち出しも打球が簡単に高く上がってくれる。「まだまだしっかり振れるようにガンバっていきたい!」というようなアクティブシニアなども十分使いこなせるモデルです。
また、スリクソンの“伝統技術”になりつつある「リバウンドフレームテクノロジー」に新技術の「i – FLEX」を搭載。ヒールとトゥが厚くなった特徴的なフェース肉厚により、スリクソン史上最薄となったフェースセンター部分が大きくたわむことでボールスピードをアップさせます。
※以下のスペックは全モデル共通
●ロフト角/9.0、10.5度 ●長さ/45.75インチ(60度法)
●シャフト(フレックス)/Diamana ZXi 50(R、SR、S)、VENTUS ZXi 5(R、S)、VENTUS ZXi 6(SR、S)※特注含む
●価格/8万5800円 ※LHモデルもあり
ZXi
SPEC
●ヘッド素材/チタン Ti72S(フェース)、Ti-811 Plus(ボディ)、ステンレス10g・アルミニウム 4g(チューニングウエイト)
●重さ(シャフト・フレックス)/303g
(Diamana ZXi 50・S)
ZXi TR
SPEC
●ヘッド素材/チタン Ti72S(フェース)、Ti-811 Plus(ボディ)、ステンレス10g・アルミニウム 4g(チューニングウエイト)
●重さ(シャフト・フレックス)/312g(VENTUS ZXi 6・S)
ZXi LS
SPEC
●ヘッド素材/チタン Ti72S(フェース)、Ti-811 Plus(ボディ)、ステンレス10g・アルミニウム 4g(チューニングウエイト)
●重さ(シャフト・フレックス)/312g(VENTUS ZXi 6・S)
ZXi MAX
SPEC
●ヘッド素材/チタン Super-TIX® 51AF(フェース)、Ti-811(ボディ)、タングステンニッケル14g(チューニングウエイト)
●重さ(シャフト・フレックス)/303g(Diamana ZXi 50・S)
モデルごとの“棲み分け”が明確
アドレス時の見た目が4モデルすべて違う。
小ぶりで操作性の高さを感じさせるZXi TRは、球の打ち分けが簡単にできることに加え、叩けば叩くほどそのスピードがボール初速につながります。その真逆に位置する少し「平べったい」印象のZXi MAXは、普通に振ればハイドローが打てるやさしさ重視のモデル。
そこにニュートラルなZXiと、低スピンモデルのZXi LSが並ぶことで、あらゆるタイプのゴルファーに対応しているところが好印象ですね。
系譜としてはZXi TRは前作のZX 7、ZXiとZXi LSがZX 5、ZX 5 LSといったところで、前モデルのユーザーもスムーズに移行できるのではないでしょうか。
先入観なく純正シャフトから試してほしい
ZXiシリーズは純正シャフトの作りも非常に秀逸。「どうせカスタムシャフトに差し替えるんでしょ」というスタンスではなく、「ちゃんと純正シャフトから試してほしい!」というメーカーの意図がしっかりと出ています。クセのないしなり感はヘッドの特性を素直に引き出すことにもひと役買っているように感じますね。
このように細部にわたる作り込みは、まさに“日本のメーカーならでは”です。
レッスン・試打解説=石井良介
●いしい・りょうすけ/1981年生まれ、神奈川県出身。PGAティーチングプロ資格をもつプロゴルファー。アマチュアのリアルなスイングや感情に訴えかけるアドバイスが多くのゴルファーを開眼させ、全国で行なうレッスン活動はつねに満員。レッスンの日程はインスタグラム
(@ryosuke.ishii.214)などで開示中。
構成=石川大祐
写真=高橋淳司
協力=日神グループ 平川CC
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