100を打たないために“絶対にすべきこと”!「致命的なミスは…」と専門家が解説
スコア「100」が切れない、超えてしまうことに悩む人は多いでしょう。
「そんなときのプレーを振り返ると、打数を増やしてしまったのはじつは2打目、3打目に原因があるんですよ」と、脱サラしてコーチになった理論派の溝間祐輔氏はいいます。
今回のレッスンでは、100を打たないための考え方を解説します!
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2打目以降のミスがピンチを広げてしまう
せっかくティーショットを成功させたのに2打目以降に大きなミスをしてしまい、結果的に「ダボ」を積み重ねてしまうアマチュアはじつはとても多いです。なかでも致命的なミスは「セカンドショットでの大ダフり」と短い距離からの「ウエッジショットでのトップ」。これらは1打ムダにするばかりか、その次の状況も悪化させてしまうので余計なトラブルを引き起こしがち。
「確実にボギーを取ること」を考えるのであれば(パー4の場合)、セカンドショットをきちんとグリーン周りへ運び、サードショット(アプローチ)をしっかり乗せて、2パットであがる。これが“100切りの王道の攻め方”です。この攻め方のなかでいくつかミスが出てしまい、ダボが出ることも現実的にはあり得るでしょう。しかし、そのミスを9ホールに抑えることができれば、100を打つということはなくなります!
短い距離がグリーンに乗らない
ウエッジショットが乗らないとプレーのリズムも悪くなる。とくにウエッジでのトップはグリーンオーバーにつながり、大トラブルになりやすい。
セカンドショットで大ダフり
大ダフりしてしまうとボールが前に進まず、その1打がほぼムダになってしまう。ダボを打たないためには「できるだけグリーンに近づける」ことを考えたい。
ボギーオンを徹底していれば“ パーチャンス”も到来!
セカンドショットは絶対にダフらない!トップはOK。トップならば前に確実に進んでくれるし、曲がりも少ない。
ボギーオンのためには、まず「ある程度前進するセカンドショット」が必要です。セカンドショットは「ダフらず」、ボールをクリーンにコンタクトすることが求められます。トップはボールが前に転がって進んでくれますし、曲がりも出づらいので問題ありません。
そこからサードショットをウエッジでしっかり乗せる。グリーンの縦幅はおおむね30ヤードほどあるところがほとんどですので、細かな打ち分けは不要です。センター狙いで「15ヤードショート(オーバー)してもグリーンには乗る」という意識をもちましょう。確実にボギーオンできればダボの可能性が大きく減るばかりか、1パットでパーが拾える可能性も!
サードショットは中途半端な距離を確実にグリーンオンさせる。「ピンに寄せる」のではなく「グリーンに乗る」ことが最優先。
2打目以降のミスがピンチを広げてしまう
せっかくティーショットを成功させたのに2打目以降に大きなミスをしてしまい、結果的に「ダボ」を積み重ねてしまうアマチュアはじつはとても多いです。なかでも致命的なミスは「セカンドショットでの大ダフり」と短い距離からの「ウエッジショットでのトップ」。これらは1打ムダにするばかりか、その次の状況も悪化させてしまうので余計なトラブルを引き起こしがち。
「確実にボギーを取ること」を考えるのであれば(パー4の場合)、セカンドショットをきちんとグリーン周りへ運び、サードショット(アプローチ)をしっかり乗せて、2パットであがる。これが“100切りの王道の攻め方”です。この攻め方のなかでいくつかミスが出てしまい、ダボが出ることも現実的にはあり得るでしょう。しかし、そのミスを9ホールに抑えることができれば、100を打つということはなくなります!
短い距離がグリーンに乗らない
ウエッジショットが乗らないとプレーのリズムも悪くなる。とくにウエッジでのトップはグリーンオーバーにつながり、大トラブルになりやすい。
セカンドショットで大ダフり
大ダフりしてしまうとボールが前に進まず、その1打がほぼムダになってしまう。ダボを打たないためには「できるだけグリーンに近づける」ことを考えたい。
ボギーオンを徹底していれば“ パーチャンス”も到来!
セカンドショットは絶対にダフらない!トップはOK。トップならば前に確実に進んでくれるし、曲がりも少ない。
ボギーオンのためには、まず「ある程度前進するセカンドショット」が必要です。セカンドショットは「ダフらず」、ボールをクリーンにコンタクトすることが求められます。トップはボールが前に転がって進んでくれますし、曲がりも出づらいので問題ありません。
そこからサードショットをウエッジでしっかり乗せる。グリーンの縦幅はおおむね30ヤードほどあるところがほとんどですので、細かな打ち分けは不要です。センター狙いで「15ヤードショート(オーバー)してもグリーンには乗る」という意識をもちましょう。確実にボギーオンできればダボの可能性が大きく減るばかりか、1パットでパーが拾える可能性も!
サードショットは中途半端な距離を確実にグリーンオンさせる。「ピンに寄せる」のではなく「グリーンに乗る」ことが最優先。
素振りの距離感と実際に打つときの距離感を変えない
ティーショットがおおむね成功し、グリーンまでの距離が150ヤードを切ったときはアイアンの出番。アイアンはダフらずクリーンヒットさせて確実にグリーン周りに運ぶ。うまくいったらグリーンオンもしてくれます。
ミドルアイアン以下でクリーンヒットさせるために重要になってくる要素は「自分とボールの距離感」です。その距離感が近すぎればダフリやすく、遠すぎればトップしやすくなる。きれいにコンタクトさせるには、まずは素振りで芝をこする位置とその距離感をしっかりと確認しましょう。
そしてこの距離感を保ったままアドレスに入れば、クリーンにコンタクトしやすくなります。簡単そうに聞こえますが、アマチュアはこのあたりの細かいケアをないがしろにしがち。これを丁寧に行なうことが、100を打たないための大切な心構えです。
グリップを短く持つことでも少しトップ目に入りやすくなる。ダフリやすい人にとってのアレンジとしては有効な手段。
ボールから遠い→トップしやすい
ボールから遠いアドレスは体が起き上がりやすく、トップのミスが起こりがち。ただ、多少のトップならOKなので、これをあえて使うのもひとつの手。
ボールと近い→ダフりやすい
ボールに近いアドレスは、インパクト時に体が突っ込みがちになるためダフりやすい。グリーンに近づけることを考えると、このミスだけは絶対に避けたい。
ラウンド中のチェック方法
素振り
素振りで、どこにクラブが芝に触れているかをチェックすると、インパクト時にしっかり当たる「自分に適したボールとの距離感」がわかる。(写真左)
アドレス
素振りで確認した「うまく芝に触れられる自分とボールの距離感」を変えずにアドレスを作る。スイング中もその距離感をキープし続けて打とう。(写真右)
指でつまんでの“振り子”のスピード感が目安!
急加速・急減速は大きなミスのもと!
ウエッジで距離を合わせるショットは「飛ばす」ことより「コントロールする」ことが大事なので、一定のリズムで振るのが距離感を整えるコツになります。リズムを保つには、スイング中の「急加速・急減速」を排除し、重力にまかせた「振り子」に近い状態でスイングをしていきたい。
そのためには、グリップエンドを指でつまんでウエッジに振り子運動をさせてください。最下点では自分が思っているよりもしっかりと加速していることが感じられるはず。つまり「自ら振りにいく」必要はまったくないということです。クラブヘッドの重みにまかせ、ラク~な気持ちでスイングしましょう。
フルスイングから「等間隔」での距離感を養おう
ハーフスイング以下の振り幅でのスタンス幅はかなり狭め。重心移動を少なくしていきたい、という狙いがある。
フルスイングからハーフショットぐらいまでは、スタンス幅は肩幅ぐらいにするとショットが安定しやすい。
フルショットの飛距離と振り幅の違いによる距離感を把握しておく
前述したとおり、ウエッジでコントロールする中途半端な距離は、10ヤード刻みでの打ち分けは不要。グリーンの縦幅、約30ヤードにおさめることを考えれば15から20ヤード刻みでの打ち分けができれば十分です。この距離感は練習場であらかじめつかんでおくしかありませんが、基本的には振り幅で調整していくのがオススメ。フルショットから等間隔で打ち分ける距離感をつかんでおいて、ラウンド中はそれを信じて打つのみです。
このときに大事なのは「振り子のスピード感を保つ」です。「ピンに寄せたい!」など“邪念”に邪魔されてリキんだり、逆にゆるんでしまうとグリーンに乗せることもままならず、余計な打数がかさんでしまいます。
左右の片手打ちドリルを練習しよう
片手打ちはリキむことができないので、振り子のスピード感を意識しやすく、同時に振り幅でしか飛距離をコントロールできないため距離感を育てやすい。また、左右どちらか「うまく打てないほう」が、実際のスイングで「悪さ」をしている可能性が高いので重点的に練習しよう。
レッスン=溝間祐輔
●みぞま・ゆうすけ/1990年生まれ、東京都出身。大手不動産会社勤務からゴルフインストラクターへ転身。「BLUE WORLD GOLF STUDIO」を中心にレッスンを行なっている。GEARSを用いて体とクラブの動きを理論的に解析することを得意としている。
写真=相田克己
協力=取手桜が丘ゴルフクラブ(アコーディア・ゴルフ)
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