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西村優菜プロが使ってる新パターはコレ!人気パターを鹿又が試打 

今年は新作パターの当たり年!日本ツアーでも米国ツアーでもニューモデルを使いはじめた選手が大活躍している。

その話題作を鹿又芳典が試打して、それぞれの特徴を語る。

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試合で即投入された新パターを紹介

このヘッドカバーの中に選手を支える相棒が!
失敗しない新パター選びのポイントも紹介します

トップ選手の使用パターを調べると、オーソドックスなブレード型を使う選手が減りました。1番多いのはオデッセイのツノ型やテーラーメイドの「スパイダー」のような定番形状のマレット型。そして、この1、2年で増えてきたのは、ピンの「アンサー2D」のようにソール幅を広めにした新しい形のブレード型です。

形状については一人ひとりの好みもありますが、私がパター選びで大切だと思うのは構えやすさと打感です。構えやすさは形状とアライメントがポイント。そして、打感は距離感に影響するので、好みではなく性能的に重要です。その打感を左右するのが、インサートなどフェース素材になります。

今回試打するトップ選手が使っている最新パターについても、構えやすさと打感を重視しながら紹介しますので、パター選びの参考にしてください。

世界中のツアーで使用率No.1のオデッセイはAIフェースもキリンネックもミスヒットに最強!

今年も4大メジャー全試合で“使用率ナンバー1”を獲得したオデッセイは、世界中のツアーで使用率1位を記録しています。

オデッセイの特徴は独特のやわらかいフェースインサートで、小祝さくら選手が使っている「Ai-ONE ミルドシリーズ」は、今までのオデッセイにはない打感。ステンレス系に近いしっかり感があり、打球音も大きめです。

オデッセイでは昨年登場したAI設計のフェースも、一昨年のトライ・ビームもミスヒットに強い。今年はその両方を取り入れた「Ai-ONE トライ・ビーム」の使用者が増えています。今年7月に発売されたロングネックの「ジラフ・ビーム」は「トライ・ビーム」を開発しているときのプロトタイプ。すでに、西村優菜選手などが使いはじめています。

定番のヘッド形状を変えずに新テクノロジーをプラスしています
この「2-BALL」も人気の形状の「#7」をベースに新テクノロジーをプラスしている

オデッセイは従来の打感にプラスして、AI設計のフェースや斬新なネック形状でミスヒットに強くしているので最新のトレンドです。

オデッセイ ジラフ・ビーム DW

幅広ソールとロングネックの相性◎

通常より約1.5倍長いネック形状「ジラフ」は、ソール幅が広めの「DW」との組み合わせだとまったく違和感なく構えられるので相性がいい。

打感は、オーソドックスなオデッセイのやわらかさを継承しています。

SPEC ●ロフト角/3度 ●ライ角/70度 ●長さ/33、34インチ ●価格/4万4000円 ※数量限定発売

西村優菜×GIRAFFE-BEAM DOUBLE WIDE

米国女子ツアー2年目の西村は、今年7月のアムンディ・エビアン選手権から「ジラフビーム DW」を投入

オデッセイ Ai-ONE トライ・ビーム 2-BALL CS

定番形状に2つの新技術 ヒールヒットにとくに強い

「2-BALL」の形状は、20年以上もツアーで人気。それにAIフェースとトライ・ビームのネックがプラスされたことで、ミスヒットしたときの方向性と距離感のズレが少なくなった。

とくにヒール側のミスに強いです。

SPEC ●ロフト角/3度 ●ライ角/70度 ●長さ/33、34インチ ●価格/4万9500円

平田憲聖×Ai-ONE TRI-BEAM 2-BALL CS

今年5月から「Ai-ONEトライ・ビーム 2-BALL CS」を使いはじめた平田。7月にそのパターで今季初優勝を飾った

オデッセイ Ai-ONE ミルド SEVEN-T DB

決して硬い打感ではない!ツノ型はバランスが絶妙

今までのオデッセイの打感とは違いますが、決して硬いわけではなく、フェースに乗せて運ぶ感覚があるので距離感が合わせやすい。

ツアーでも人気のツノ型は、振りやすさと慣性モーメントのバランスが絶妙です。

SPEC ●ロフト角/3度 ●ライ角/70度 ●長さ/34インチ ●価格/6万8200円

小祝さくら×Ai-ONE MILLED SEVEN T DB

長年、オデッセイを使っている小祝だが、今年は新打感の「Ai-ONE ミルド セブンT DB」をエースとして愛用している

いかがでしたか? ぜひパター選びの参考にしてください。

試打・解説=鹿又芳典
●かのまた・よしのり/多くのゴルフメディアで活躍する人気クラブコーディネーター。現役ツアープロのクラブ調整やサポートのほかに、ジュニアゴルファーの育成にも注力している。

構成=野中真一
写真=田中宏幸、田辺安啓、ゲーリー小林
協力=ジャパンゴルフスクール

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