スイング改造は“極端に”がカギ!スマホで撮影してウィークポイントを見つけよう

“なっち先生”こと大谷奈千代が、コーチに転身して気づいた「プロとアマチュアの考え方の違い」は、スイングの改造や強化以上にスコアアップの効果がある。

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スイング改造の「おとも」はスマホ!撮って、見て、自覚する!

「自分が思ったような形や動きになっていない」は“大きく”だけでない。
「“小さく”も思いどおりの小ささになっていない。たとえば、トップを肩までにしたいのにそれ以上高く上がってしまう人がほとんど。スイング改造は“極端に”。そして、それを撮って動画で確認するのが成功の近道です!」(大谷)

ゴルフ仲間と練習やラウンドに行ってミスをすると「〇〇をもっとこうしてみたら?」といった会話になることがあると思います。それはレッスンでも同じで、そのアドバイスで直ることもありますが、まったく変わらないこともよくあります。まったく変わらない原因は客観的にスイングが見えていないから。理屈や頭でわかっていても実際は“さほど変わっていない”という現象が起こります。

これは、私自身も経験があって、ボールがつかまらなくなったときにスイング軌道をインにしようとしましたが「えっ!?こんなにインにするの?」と極端にするくらいがちょうどよかったことを覚えています。でも、思い切って体を回してバックスイングをインに引く、ダウンスイングもかなり体の近くのインから下ろすのは、ボールに当たらなくなってしまうのではないかと思えて怖い!この不安な気持ちがあると、やりきれなくなってしまうんですよね……。

そんな不安を払拭してくれたのが、私の場合は動画でした。そして、のちに気づいたのが「こだわりのあるプロこそ、アドバイスを上手に聞き入れることができる」で、その理由はこだわりの強いプロほど、スイングや弾道を撮影、解析し、そして“ミスショットの仕組みとウィークポイントの擦り合わせ”を行なっているからです。

みなさんはプロではないし、コーチがいる人も少ないでしょうから、解析や擦り合わせまではできるかぎりでかまいません。ただ、スイング改造は感覚に頼るのは非効率。現代ではスマホでの撮影が安易にできるようになったのを、ゴルフ上達においても活用しないのはもったい。撮影したスイングをチェックして「しようとしている動きができているか」を外から見たほうが何かと早いのです。

動画を見てほとんどの生徒さんが「これしか変わってないの?」といいますが、自覚がないとスイング改善は難しくなってしまう。きちんと自覚できるように、自分のスイングの撮影と確認の“習慣づけ”をオススメします。

いかがでしたか? 大谷プロのレッスンを参考にしてみてください!

大谷奈千代

●おおたに・なちよ/1984年生まれ、兵庫県出身。05年のプロテストに合格。ステップアップツアー2勝、11年には賞金シードを獲得。現在はレッスンにやりがいを感じ、コーチに転身。アマチュアやプロの卵を精力的に指導している。

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