スピンがかかるアドレスはどっち…?実はオープンに構えるのはNG!?

ショットが不調でグリーンを外しても、アプローチが寄ってパットが入るとスコアは崩れない。

50ヤード以内からボギーを減らしてパーを増やす」をテーマに最先端の理論や技術を学んだ新進気鋭の若手コーチたちが〝ピンに寄る〞と〝カップに入る〞とっておきの技を披露!

ボリューム増でお届けする50のレッスンをぜひコースでお試しあれ!

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クローズスタンスのほうがボールをフェースに乗せやすい

クローズスタンス

スピンを増やすときはオープンスタンスで構えるのがセオリーとされていますが、打点ズレが多いアマチュアにはクローズスタンスがオススメです。

クローズスタンスのアドレスは、上の写真のように手元が前に出すぎず、ソール面がピタッと地面につくセットアップが作れる。

バンスを上手に使いながらミート率を上げてスピンを増やすことができるので、クローズスタンスで打ってみてください。

アマチュアがスピンを増やすための第一条件はクリーンヒット! そのためにはクローズスタンスがオススメ!

寄せ技14:オープンスタンスは刃が地面を向いてしまう

オープンスタンス

スタンスや体を開くと、それに合わせて手元が前に出てハンドファーストの度合いが強まりますが、ロフト角が立ち、リーディングエッジが下を向いてしまいます。ボールコンタクトに長けたプロや上級者はこれでもいいですが、入射角が安定しないアマチュアは刃が刺さりやすい構えになってしまいますよね。

「速く振って飛ばさない」が激スピンの秘けつ

フェースを開く、ヘッドを上から入れるなどスピンを増やす要素はいろいろありますが、スピン増にもっとも効果があるのはヘッドスピードを上げることです。スピードを上げると飛んでしまいますが、それを飛ばないようにするのがアプローチでの激スピンの秘けつになります。

「インパクト効率」を落とすと摩擦が増える

アマチュアのスピン増はミートが大事と前述しましたが、そのミートは「インパクト効率」を上げるのではなく、下げることがポイントです。

ロフト角を立ててインパクト効率を上げたミートは、球離れが早くスピンが増えません(×)。これはドライバーをイメージすると理解できると思います。

一方、フェースを開いてインパクト時のロフト角を増やしつつアタックアングルを鋭角にして、スピンロフト(インパクトロフトとアタックアングルの間の角度)を最大化するとインパクト効率は落ちるが摩擦力は増える(〇)。これが近ごろの弾道計測器から判明した、スピン増のメカニズムなのです。

兼濱開人
●かねはま・かいと/1990年生まれ、沖縄県出身。学芸大ゴルフスタジオのヘッドコーチ。ドライバーからパターまで「クラブが主役」を合言葉に、シンプルなスイング作りからスコアアップさせる指導法が上級者からビギナーにも人気。

構成=編集部、石川大祐
写真=田中宏幸、相田克己
協力=日神グループ 平川CC、
   取手桜が丘GC(アコーディア・ゴルフ)

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