ピンが遠いバンカーで簡単に寄せるコツ!アドレスが超重要だった

ピンが遠いバンカーはダフると届かないので、トップめに打って攻略しましょう。しかし、スイングでトップめを狙うと大トップしてアゴに当たったり、ホームランが出てしまう危険性が高まります。トップめヒットの要素は、アドレスにだけ入れてください。

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アドレスに”ダフらない要素”をたくさん入れる

出すだけじゃダメ
30ヤード以上飛ばさないと寄らないなぁ

要素はいろいろありますが、ここで紹介する3つのうちの取り入れやすいものや感覚的に合うものだけでもOK。もちろん全部入れてもいいですよ!

スタンスは「超狭」

スタンス幅は「こんなに狭くていいの!?」と思う「肩幅より狭い」でOK。

重心を高くしてダフリにくくするだけでなく、スイングの支点もボールから離れるため、しっかり飛ばすための大きなスイングで振れるのもメリットです。

ボールの近くに立ってアップライトに振る

ボールと体の距離を近づけます。すると軌道はアップライトになりますが、フラットな軌道はボールの手前にヘッドが落ちやすい。

一方、アップライト軌道は、クラブのライ角を確保しなくてよくなるため早く落ちにくくなります。

ボール位置は右寄り、フェースは開かない

ボールは右寄りにセットし、飛ばしたいのでフェースは開きません。

かなりアゴが高い、近い場合は別ですが、SWのロフト角と飛ばすためのクラブスピードがあれば、ボールは高く上がってくれます。

足は砂に”埋め込まない”

バンカーでは「足を砂に埋める」というのが定説ですが、飛距離を出したいときはこの理論は当てはまりません。足を埋めないほうが、ボールとクラブの距離が遠くなるため飛距離を出しやすくなる。

簡単にいうと、砂を薄く取れるため、ボールへのエネルギー伝達効率がよくなり、しっかり遠くへ飛ばせます。

「森山コーチが言うように、ロフト角が立って飛ばしやすくなるので、ボールポジションを少し右寄りにするのもオススメです」(小井土)

足を深く埋めてしまうと、スイングの最下点がどんどん地面深くに埋まっていく。

ボールとクラブの間に多くの砂が挟まるため、パワーが奪われて飛ばしづらくなってしまう。

いかがでしたか? このレッスンを参考に練習してみてくださいね。

森山 錬
●もりやま・れん/1996年生まれ、東京都出身。ジュニア時代から選手として活躍。19年から指導者の道を進み、レッスン活動を行なうアイデアマンのコーチ。7月に自身のスタジオ「Futako GolfClub」を東京都・二子玉川にオープン予定。

小井土峡太
●こいど・きょうた/1997年生まれ、長野県身。東北福祉大ゴルフ部出身で、最長飛距離443ヤードの記録をもつドラコンプロ。ショートゲームの上達法にも深い知識をもち、原理原則に基づいてのレッスンに定評がある。

構成=編集部、石川大祐
写真=田中宏幸、相田克己
協力=日神グループ 平川CC、取手桜が丘GC(アコーディア・ゴルフ)

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