渋野日向子の“お菓子”ラインナップ!全12種類を大公開

ラウンド中にお菓子を食べる 「もぐもぐタイム」が話題の“シブコ”こと渋野日向子。最近はどんなお菓子を持参しているのか、シブコ自らが見せてくれた。

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甘いの、しょっぱいのから酸っぱいのまで、全12種類!

4月のANAインスピレーションから3カ月に渡ってアメリカの試合に出続けた渋野日向子は、米ツアーのシード権獲得、そしてオリンピック出場の最後のチャンスとして6月最終週のKPMG全米女子プロ選手権に出場。

しかし、3日目はパー3で10を叩くなどで、夢の実現には至らなかった。涙を流す場面もあったものの最後には「収穫の多い3カ月だった」と自身を締めくくった。

19年に渋野が全英女子オープンで優勝した際、プレー中にお菓子を食べる姿が注目され、その後もそのお菓子が話題になった時期があった。

今年の3月には、渋野が渡米する前に出場した日本の試合で、TV局のスタッフが渋野にお菓子を差し入れし、それを食べる模様を撮影したことが「ヤラせだ!」と批判を浴びる〝事件〞があり、その後の取材現場では「渋野のお菓子」は少々タブーな扱いになっていた。

写真左:激辛柿の種をTVクルーに渡す
写真右:「これ食べます?」とせんべいをくれた 

ところが、全米女子プロのプロアマ戦の火曜。プロアマに出場しなかった渋野はドライビングレンジで黙々と練習をしていた。その撮影をしようと近くにいると、休憩も兼ねて渋野が私とTVカメラマンに近づいてきた。

そしておもむろに「これ食べたことあります? めっちゃ辛いんですよ!」と笑って『激辛柿の種』を差し出した。食べてみると確かに辛いが、ハバネロを食べ慣れた私の舌にはそこまで辛くない。

写真左・中央:携帯していたバッグからお菓子袋を取り出し、芝の上に並べる
写真右:全種類とおにぎりを並び終えてご満悦

「全然大丈夫ですよ」と答えると「えーっ! 大丈夫なんですかぁ?」と驚いた反応。すると渋野は近くにあった小さめのバッグを開けると、パウチに入ったお菓子を芝の上に並べはじめた。

「お菓子はなんでも好きなんです! 試合中にいつもこれだけ持ち歩いています」。並べたお菓子をみると、梅干しやラムネ、おかきなど12種類ものお菓子を持参していた。

最後におにぎりも置いて「どうだ!」とばかりの満面の笑顔。するとちょうどそのとき、渋野のマネージャーが戻ってきた。

写真左:「アトランタでも売ってました!」とサントリーの特茶を自慢げに見せる。ちなみに渋野はサントリー所属 
写真右:マネージャーがスマホ撮影用に、お菓子を縦長に並べ替えて、再びニッコリ

私は咄嗟に「渋野にお菓子を持たせて撮影している」=「再び炎上事件に発展する」という公式が浮かんだため、慌ててマネージャーに「これはご本人が見せてくれただけで、私がお願いしたのではありませんよ!」と念を押した。

するとマネージャーさんは一瞬不敵な笑いを浮かべたあと、「JJさんがリクエストしてのことだったら蹴飛ばしてました(笑)」といいながら、渋野が並べたお菓子をきれいに並べ直して、自身のスマートフォンで撮影を開始。

写真上段左:全米女子プロの3日目終了後、TVインタビュー中に号泣
写真上段右:涙したあと、練習グリーンで笹生優花に会い談笑
写真下段:泣いた翌日の最終日のプレー中の表情。いつもの笑顔が戻っていた

我々も本人とマネージャーに承諾をもらい渋野&お菓子を撮影。渋野本人のお菓子への愛も聞けた。これは想像だが、日本で問題になったTV局のスタッフが渋野にお菓子を渡した一件は、渋野のお菓子好きを知ったスタッフの好意で、渋野も素直に喜んで受け取っただけ。

TV放映が目的ではなかったのではないだろうか? さて、みなさんはどう思いますか?

いかがでしたか? 素敵な一面を惜しみなく見せてくれる渋谷プロ。ゴルフと同じ純粋に「お菓子が好き」な表情にも感じますね。

フォトグラファー 田辺安啓(通称JJ)
●たなべ・やすひろ/1972年生まれ、福井県出身。ニューヨーク在住。ウェストバージニア大学卒業後、ゴルフコース、テレビ局勤務を経験し、ゴルフを専門とするフォトグラファーに転身。ツアーのみならず、コースやゴルフ業界全般に関わる取材も行っている。


取材・写真=田辺安啓
TEXT & PHOTO Yasuhiro JJ TANABE

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