1番飛ぶドライバーはどれなのか?新作ドライバー4本を試打解説
クラブのなかで、もっともテクノロジーの進化が著しいのがドライバー。さまざまなタイプがあって、どれも「飛んで曲がらない」と高い評価を得ている。
その人気・話題の新作ドライバーたちは、どんなゴルファーに合うのか?編集部が気になるドライバーを絞って、ギアのご意見番・鹿又芳典に試打・解説を依頼。
鹿又に加え、タイプの違う3人のアマチュアのコメントも参考に、いちばん飛ぶドライバーを手に入れよう!
【関連記事】桑木志帆、新シャフトに変えて初優勝!注目の1本を専門家が試打解説
ロイヤルコレクション TM-X
【鹿又Check】ドローヒッター好みの逃げ顔 食いつき系の打感は日本人好み
洋梨形状で、トゥ側が開いて見える逃げ顔はドローヒッター好み。左へのミスが出ないので、叩けば叩くほど飛距離を出せます。
極端な深重心タイプではなくて、ヘッドの操作性がいい。打球音も心地よくて、球がフェースに食いつくフィーリングは、日本のベテランゴルファーが好きな感覚だと思います。
【編集M】左へのミスが出ないアスリートモデル
「構えやすい」というのが第一印象。打っては、左へ飛ぶことがなく全球フェードになりました。
フッカーやパワーヒッターでも安心して打てる、アスリート好みの1本です。
ロイヤルコレクション AM-X
【鹿又Check】形状はちょっとディープ系 “ロイコレ”らしい操作性が魅力
最新ドライバーとしては珍しい、少しディープフェースでヘッド体積も450cc前後。今どきの高慣性モーメント系ドライバーがオートマ車だとすれば、「AM-X」はマニュアル車。
自分の感覚でフェースを返しながら、打球をコントロールできます。昔のロイコレを彷彿させる操作性のよさは、大型ヘッドが苦手なベテランにマッチします。
【ライターN】意外とスライサー向け!?
スクエアフェースで構えやすい形状ですが、見た目以上につかまりがよくてドローボールを打ちやすい。
ヘッドだけでなくシャフトも先端が走るつかまり系です。
ロマロ バリスタ THE FIRST 3D
【鹿又Check】世界初!3Dプリンターで作成した高強度ヘッド
3Dプリンターで作られた世界初の量産型ドライバー。完成直後には世界各国からロマロに取材がきたそうです。
ヘッドの強度が高くてエネルギーロスを少なくしたことでインパクトでの手応えが強烈で、とにかく打球が強い!設計誤差がなくなったことでスピード感、寛容性、方向性などの全部門が向上されています。
【ライターN】フェースもクラウンも強烈
近未来感を感じるドライバーでフェースのハニカムデザインもクラウンのクロスも個性的。
当たり負けしない強さがあり、ボールスピードはトップクラスでした。
ワークス ファイヤー マキシマックス (適合高反発加工モデル)
【鹿又Check】ドラコンのワークスからルール不適合クラスの新作登場
最初に打ったときは「本当にルール適合なの!?」と思うくらいボール初速が速く、飛距離も出たので驚きました。反発係数はギリギリを攻めていて、それが結果として打球に表れる。
ワークスといえばドラコンの印象が強いですが、飛距離性能が高いだけでなく、歴代モデルに比べてミスヒットにも強い寛容性も兼ね備えています。
【編集M】飛距離だけじゃない!扱いやすい!
飛ぶドライバーづくりに定評のあるワークスの「ルール適合強反発」モデル。
飛距離性能の高さはもちろん、フィーニング面や振りやすさなどもよくて扱いやすい!
いかがでしたか? この記事を参考にお気に入りのドライバーを見つけましょう!
試打・解説=鹿又芳典
●かのまた・よしのり/多くのゴルフメディアで活躍する人気クラブコーディネーター。現役ツアープロのクラブ調整やサポートだけでなく、ジュニアゴルファーの育成にも注力している。
ベテラン編集者M
●ドライバーのHS40前後、平均スコア85。ゴルフも編集者歴もベテランの域で「ドライバーは飛距離じゃない!」というが、それも強がりになってきた50歳。
シニア代表・氏家英助さん
●ドライバーのHS30後半、平均スコア90台。同年代の仲間とゴルフ同好会を結成し、月4~6でラウンドを楽しむ80歳。メンバーに負けない飛距離がほしい!
ゴルフライターN
●ドライバーのHS42前後、平均スコア90前後と、世の一般男性ゴルファーに多いタイプ。ギアの知識はかなり豊富で、あらゆるゴルフメディアで執筆中。
構成=野中真一、編集部
写真=田中宏幸
協力=ジャパンゴルフスクール
【あわせて読みたい】
原英莉花、“飛んで曲がらない秘訣”を解説!「胸の前の三角形」がポイント
600ヤード先まで測れる最新距離測定器!風の情報までわかるスグレモノ