ミスなく寄せるコツは“グリップ”と“番手選び”にあり!「1番手…」とコーチが解説
まばらな芝、強風、春ゴルフはまさに「自然との闘い」。プレースタイルも冬から春は“衣替え”が必要だ。
春ゴルフの戦い方を理論派コーチのアッキー永井が伝授!
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【70~100ヤード】「1番手アップ、グリップ短め」で思ったところに止められる!
春はグリーンがやわらかくなり、冬よりもボールが止まりやすい。そのため、スピン量の多いウエッジショットだと、思ったよりもショートしがちになります。
対策としては番手をひとつ上げ、短くグリップして打つ方法が有効的。グリップを短く持つとヘッドスピードが落ちてスピン量を減らすことができます。
ヘッドスピードが落ちると飛距離もダウンしてしまうので、番手をひとつ上げることで補完しましょう。
コンパクトなスイングで緩まずインパクト
クラブを短く持つことでスピン量を減らす。
スイング全体は緩まずコンパクトに振って、きちんとボールをミートすれば飛距離自体は落ちすぎない。
短く持つとヒール側が浮き、トゥヒットしやすくなるので注意。
前傾を少し深めにとって、ライ角どおりにソールする
【グリーン周辺】グリップは“ちょい強め”で「重くなったラフ」に負けない
春はグリーン周りのラフも厄介です。芝が強くなり水分も含んでいるので、インパクトでの抵抗が大きくなります。
重くなった芝に負けないよう、グリップは少し強めに握りましょう。クラブの先に下げた目土袋を持ち上げられる程度の力感がベストです。
強めのインパクトでしっかり振り抜いていけば、芝の抵抗に負けない。
「ポッコン」の距離感を養う
春芝からの寄せは、フェース上部に当たりスピンが少ない「ポッコン」球が有効。
練習場で、ティーアップしたボールをゴムティーごと打つ練習をしておこう。
スズメノカタビラに要注意!
芝とそっくりの見た目をした雑草「スズメノカタビラ」に要注意。根が強く、インパクト時の抵抗が非常に大きい。
このライからはハーフトップ気味に打って転がしていくのがもっともケガの少ない打ち方だ。
いかがでしたか? アッキー永井氏のレッスンをぜひ参考にしてください。
レッスン=アッキー永井
●ながい・あきふみ(永井研史)/1987年生まれ、神奈川県出身。“アッキー”の愛称で親しまれている人気コーチ。人体解剖学や物理学の視点を取り入れたわかりやすいレッスンに定評がある。
写真=田中宏幸
協力=取手桜が丘ゴルフクラブ(アコーディア・ゴルフ)
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