“10人兄弟”のPGA人気プロ…⁉ その父親に突撃インタビュー
P G A の人気選手トニー・フィナウは5人の子をもつ父だが、自身の兄弟はその倍の10人もいる!
その大家族を育てたトニーの父に突撃!
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トニー・フィナウ、子どもは5人・兄弟はなんと10人!
昨今のPGAツアーでもっともキャラクターの立っている選手といえば、トニー・フィナウかもしれない。身長193センチで、プロゴルファーというよりもNBAの選手のように長身で大柄。顔立ちもアニメキャラのようで笑顔がやさしく、子どもへの接し方が上手なのは、5人も子どもがいるからだろう。
トニーの家族全員が会場にくると、まるで小学校の遠足のような雰囲気になる。そんな子だくさんのトニーだが、じつは自身は5人の倍の「10人兄弟」だそうだ。
トニーの父・ケレピさんにトニーの兄弟について詳しく説明してもらうと、「最年長は現在41歳のキンガ(姉)で家にいます。次が39歳のケイレーン(姉)で陸軍に所属。そして34歳のトニーがいて、そのすぐ下が33歳の年子のギッパー(弟)でプロゴルファーをしています。フィナウがゴルフをはじめたのは7歳のころだったので、ゴルフをはじめたのは弟のギッパーのほうが先。5歳のころにはじめました。あとは……」
それぞれの名前と年、職業を教えてくれたが、ケレピさんも思い出すのが大変そうだった。
「ギッパーの下の妹は28歳のノーラで、保険会社勤務。その下の弟は24歳で配管工をしているデビッド……。そして大学生で21歳のケレビン、と、ここまでは前の妻との子ども。妻は2011年に自動車事故で亡くしました」
取材したのは、今年松山英樹が優勝したジェネシス招待の3日目。そのときは、現在の奥さんのファウさんと、ファウさんとの間に生まれたキングトンくん(9歳)。8歳のクレイシアちゃん、2年前に産まれたばかりでベビーカーに乗るメレちゃんがいた。
これでやっとトニーの姉、弟、妹10人が出そろったが、41歳の長女と2歳の妹では39歳もの歳の差がある。子だくさんになった理由をケレピさんは「最初は音楽バンドができるくらいに子どもがいればいいなと思っていたんですけど、10人になっちゃいました(笑)」という。
11人目の予定は?と聞くと「11人目を作ったら奇数だから、12人目まで作らないとならないじゃないか!ワッツハッハ〜!」と冗談とも本気ともつかない答えが返ってきた。
最後に子育ての秘けつを訪ねてみると「小さなころからみんなで遊ぶ。ボードゲームとかで家族全員で楽しむことかな。あとは何とかなるよ!」とのこと。
少子化が騒がれている日本では、ちょっとお手本にしたいお父さんだ。
トニー・フィナウ
●Tony Finau/1989年生まれ、アメリカ出身。193cm、91kg。米ツアー通算6勝で、つねにメジャー優勝の候補にあがる実力者。昨年暮れにはLIVゴルフへの移行がささやかれたものの、それはウワサに終わり、今シーズンも米ツアーで活躍中。
フォトグラファー 田辺安啓(通称JJ)
●たなべ・やすひろ/1972年生まれ、福井県出身。ニューヨーク在住。ウェストバージニア大学卒業後、ゴルフコース、テレビ局勤務を経験し、ゴルフを専門とするフォトグラファーに転身。ツアーのみならず、コースやゴルフ業界全般に関わる取材も行なっている。
取材・写真=田辺安啓
TEXT & PHOTO Yasuhiro JJ TANABE
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