チーピン病対策!すぐに修正できる素振りを紹介!

左に出て左に曲がる引っかけ球、通称「チーピン」はコントロール不能な球でOBになりやすい最悪のミスショット。寒い冬は体の動きが悪くなって、頻発するミスでもあります。¥

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「左から左に曲がる」はじつはスライサーに出やすいミス

チーピンは左に曲がるので、フック系が持ち球の人のミスだと思われがちですが、カット軌道でフェースがかぶったときにも起こりやすく、じつはスライサーにもよく出ます。

それ以外にもさまざまな要因があるので、まずは自分のチーピンがどのタイプかを知ることが大事。防ぎ方は上の3タイプに分けて解説していきますので、ミスの傾向などを参考にタイプを見極めて対策してください。

【case2 軸倒れフェース返り方】
元凶の腰のスライドを矯正!ベルトに棒を当てて“腰の横回転”を強調

腰に当てた棒の左側をお尻側に引っぱり込むように腰を水平回転。
左に体重移動してから回転するのがポイント

ダウンスイングで上体が右に倒れてチーピンが出るタイプの人は、軸を倒さずにその場で回転するようなイメージをもてればミスを防げます。

コースでチーピンが出はじめたら、腰に棒やクラブを当てて、腰の横回転を強く意識するボディドリルが有効です。ベルトラインに棒を当て、その左側をうしろ(お尻側)に引くようにフォロー側の動きを確認しましょう。腰がスライドしてしまう動きが抑えられ、スムーズに回転できるようになります。

右足を引いてツマ先立ちにし、左足1本で立ってスイング。
スエーするとバランスが崩れるので、軸を傾けずに振る感覚が身につく

左足下がりの傾斜などを利用して、左体重のまま振り切る練習もオススメです。

練習場で修正するなら、左足1本で立って球を打つのも効果的。軸が傾くと振れないので、自然とスエーが解消されます。

右足はツマ先立ちにして、左足1本だけで立ったままスイングするイメージ

スプリットハンドも◎

上級編として、左足1本立ち+スプリットハンドドリルがある。手先でごまかせないのでいい動きが身につきやすい

左足下がりを利用した素振りも有効

コースでは、ティーイングエリア脇の傾斜などを利用して左足下がりのライを作り、そこで素振りをするのも有効。右に体重が残るのを防げる

いかがでしたか? 今回のレッスンを参考に、チーピンを直していきましょう。

レッスン=アッキー永井

●ながい・あきふみ(永井研史)/1987年生まれ、神奈川県出身。“アッキー〞の愛称で親しまれている人気コーチ。人体解剖学や物理学の視点を取り入れたわかりやすいレッスンに定評がある。

構成=鈴木康介
写真=田中宏幸
協力=千葉セントラルゴルフクラブ

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