長いインパクトゾーンを作るコツ!注目男子プロの左腕の使い方を解説
今月は男子ツアーに出場経験がある永井直樹コーチが、 馴染みのある注目若手男子プロのドライバースイングを解説! 選手の近くで見てきたからこそわかる特徴やマネたいポイントを紹介する。
本記事では、金子駆大選手を解説!
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顔を後ろに向けることで胸が回り、クラブが顔の中心に
J・スピースのような左腕の使い方
金子選手は幼なじみでジュニア時代からよく知っている選手。
スイングの特徴としてはバックスイングでクラブと一緒に顔を後ろに向けることです。バックスイングでは体の回転とクラブの動きを連動させることが大切で、顔を後ろに向けると胸を回しやすくなるので、クラブが体の中心から外れることがありません。胸が回転不足になるとトップでシャフトクロスしやすいのですが、金子選手のように顔と胸を一緒に回せばクロスするミスを防ぐことができます。
金子選手は右打ちですが、じつは左利き。だからインパクトからフォローにかけての左腕の使い方がすごく上手です。左ヒジがやや曲がったままインパクトすると、左ヒジが引けるという、アマチュアゴルファーによくあるミスが起きる。左の背中で引っ張っていくことで左腕を伸ばし、ヘッドを真っすぐ出すことで、フォローを上に大きく出していけるので、インパクトゾーンを長く作ることができます。米ツアーで活躍する右打ち・左利きのジョーダン・スピース選手の左腕の使い方にも似ています。
金子駆大
●かねこ・こうた / 2002年生まれ、愛知県出身。
177cm、83kg。高校3年のときにプロテストに挑み、一発合格。23年は日本オープンゴルフ選手権で3位タイに入った。賞金ランキングは54位で、2024年のシード権を獲得。フリー。
いかがでしたか?ぜひ金子選手のスイングを参考にインパクトゾーンを長く作ってみてください。
解説 = 永井直樹
●ながい・なおき / 1996年生まれ、愛知県出身。
日本大学ゴルフ部卒業後、19年にはPGAプロテストに合格し、男子ツアーに出場。現在は目澤秀憲コーチを師事し、名古屋でレッスン活動を行なう。フリー。
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