ジョーダン・スピースのスイングを解説!「左ヒジを曲げて…」とコメント
創刊から 32 年で、スイングとギアはどのくらい変わったのか? アニバーサリー号の年代を代表する選手とモデルを比較!
スイングは 32 年間の変遷を語らせたら、この人の右に出るものはいない、 ゴルフ界の生き字引・タケ小山が徹底解説!
【関連記事】フェースのどこに当たれば1番飛ぶ…!? パラダイム Ai SMOKEでガチ試打検証
【2015 (300号)年】シャットフェース全盛の時代到来!再び個性派が輝く
第300号が出た2015年。私はというと、翌年の日本シニアオープン挑戦に向けて、練習量を増やしていたころでした。
この年はジョーダン・スピースがマスターズで初優勝した年で、ほかにも新しい世代の選手たちが数多く台頭してきました。スピースのスイングは、左ヒジを曲げて使うなど少し個性的。同世代のジャスティン・トーマスやリッキー・ファウラーなどもあまり教科書的でなく、このころは個性派スイングの持ち主が多いように思います。
彼らはタイガー・ウッズにあこがれてプロを目指した世代ですが、タイガーがスイングを固定せずにあれこれ改造を繰り返してきたのを見ているので、1つのお手本にこだわらないマインドももった世代だと感じています。
彼らのなかで目立つのは、「スタック&チルト」の左1軸的なメソッドと、それにともなうシャットなフェース使い。「スタック&チルト」はタイガーの影響が大きいでしょうが、まさに当時の流行りでしたね。
こうやって32年の歳月をスイングとともに振り返ってみるといろいろな傾向が見えてきます。次の時代はどうなるか、いまから楽しみです。
ジョーダン・スピース
●1993年生まれ、アメリカ出身。185㎝、84㎏。アマチュア時代から活躍し、12年にプロ転向。15年にはマスターズ、全米オープンに勝ち、フェデックスカップも制して賞金王・世界ランク1位に。メジャー3勝を含むPGAツアー13勝。
解説=タケ小山
●小山武明(こやま・たけあき)/1964年生まれ、東京都出身。89年にアメ リカのツアーに参戦。帰国後はゴルフ解説者や国内のレギュラー・シニアの両 ツアーに出場。現在はテレビ出演やラジオ・インターFMの「Green Jacket」と 「SUNDAY FINISHING LINE」でパーソナリティを務める。
【あわせて読みたい】
「パラダイム Ai SMOKE」4種を解説!10ヤード以上飛距離が伸びたってマジ…!?
「7番アイアンで200ヤードも飛ぶ」ってマジ!?“飛距離”に特化したアイアン4選
7番ウッドを選ぶ時の「4つのポイント」!最新15モデルを試打解説