プロのような“カッコ良いスイング”になるには?1つのポイントを気をつけるだけ…!?
「カッコよく振りたい、打ちたい!」。その大きなポイントとなるのは“ヒジ”にあり、ヒジを伸ばせばプロのように美しく、力強く振れる。と、知らない人やわかっていてもできない人へ必読のレッスンをお届けする。
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トッププロはみんな「バックスイングでは左ヒジ」「フォローでは右ヒジ」が伸びている!そのメリットは6つもある!
メリット1 ヒジに張りが出ると体が深く捻転する
中島啓太
メリット2 スイングアークが大きくなって飛距離が伸びる
金谷拓実
メリット3 体と手の距離が変わらないから打点が安定する
中島啓太
メリット4 インパクトゾーンが長くなるからミート率が上がる
蟬川泰果
メリット5 頭を左に残せるからクラブの加速力が上がる
金谷拓実
メリット6 なによりも見た目がカッコいい!
ヒジを伸ばす方法バックスイング 手元とヘッドの運動量を上げるのが大前提!
ヒジを伸ばすためには、ヘッドと手元の運動量を上げることが必須。それによって自然と伸びるのが理想です。体だけでなく、ヘッドと手元を積極的に動かす意識をもってください。
運動量の上げ方でオススメなのが「ヒンジ」の動き。始動時に右手首を甲側に折る動きを取り入れよう
「右手首を甲側に折る」からスタート
ヘッドと手元の運動量を上げる動きは始動から入れる。その勢いによって右ヒジが早い段階で曲がるのを防げる。トップまで上げたらその形をキープ。左手をそえると左ヒジが伸びたトップができる
「左手は押す」「右手は引く」イメージ
バックスイング時は「左手は押す」「右手は引く」とイメージしましょう。左手でグリップを外側に向かって押しながらクラブを振り上げると、手元が体から遠ざかり左ヒジが伸びるとともにスイングアークが大きくなります。右手は逆に引きますが、前述したように手首を甲側に折りながら引いてください。
両手とも引く、体に引きつけようとしながらのバックスイングはヒジが曲がってしまう
グリップエンドを飛球線後方に向ける
ヘッドと手元の運動量を上げながらたどり着いたトップは、グリップエンドが飛球線後方を向きます。これもトッププロに共通する形ですね。グリップエンドが下を向く人は、まだ運度量不足! 右手首を甲側に折る始動や、左手でグリップを押しながらクラブを振り上げる意識を強めてください。
左ヒジが伸びない(左)、クラブが寝たトップ(右)は、グリップエンドが地面や体を向いてしまう
ヒジから先を回旋させる
フォローサイドでは、右ヒジを伸ばします。これは、クラブをリリースする動きにつながるので、インパクトに向かってパワーとスピードを上げることができる。クラブをリリースさせる動作は「かめはめ波」と同じです。右サイドで溜めたパワーを目標に向かって放つ。すると、かめはめ波もスイングも「右腕は内旋、左腕は外旋」して右ヒジが伸びます。
この腕の回旋をイメージして振り抜きますが、回旋させるのはヒジから先というのがもうひとつのポイント。肩から先を回旋させると、ヘッドが返りすぎたり、右肩が前に出やすくなるのでカット軌道になってしまいます。
右側でパワーを溜めるのは、ゴルフでいえばトップ。そこからパワーを放つのは、クラブのリリース。溜めたパワーを解放するときは、フォローで右腕は内旋、左腕は外旋の動きが入る
右手1本打ちでリリースを習得
両腕のヒジから先の回旋は、両手でクラブを握って振ると習得しにくいので、右手1本で素振り、またはボールを打ってマスターしよう。「振り上げるときに右手首を甲側に折る動きを入れたいので右手1本で。ややつかまった球を打とうとするとフォローサイドで右ヒジが自然に伸びます」(小井土)
いかがでしたか? 小井土コーチの動きをぜひ、参考にしてみてください!
レッスン=小井土峡太
●こいど・きょうた/東北福祉大学ゴルフ部出身。現役ドラコン選手でもあり、最長飛距離443ヤードを記録。東京都港区にあるパーソナルゴルフレッスンスタジオ・ローメルベア(☎03-3400-1077)でレッスン活動も行なっている。
写真=相田克己、ゲーリー小林、田中宏幸
協力=パーソナルゴルフレッスンスタジオ・ローメルベア
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