プロから高評価!人気カスタムシャフトをプロがガチ試打

シャフトの進化は著しく「新時代のモデル」といわれる逸品が誕生している。飛距離や安定性など、弾道だけでなくスイングまでレベルアップする最新シャフトを紹介しよう!

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心地よいフィーリングでしなやかに振れる
MITSUBISHI CHEMICAL TENSEI Pro Blue 1K

MITSUBISHI CHEMICAL TENSEI Pro Blue 1K テンセイ プロ ブルー 1K
●モデル(フレックス)/Pro Blue 1K 50(R、S、X、TX)、60(R、S、X、TX)、70(S、X、TX)、80(S、X、TX)●重量/52〜84g●トルク(50-S)/4.8度●長さ/1168mm●調子/中調子●価格/5万5000円

自然な全体しなりでタイミングがとりやすい

アマチュアだけでなく、プロにも高い評価を受ける三菱ケミカルの「TENSEI Pro 1K」シリーズ。その名の由来でもある「1Kクロス」は、炭素繊維の一束あたりのフィラメント数を最小限に抑えたことで、加工の自由度が高まり、精密な設計が行なえることが特徴。エネルギーロスを最小限に抑え、ヘッドへのパワー伝達を効率化している。

シリーズ最新シャフトである「TENSEI Pro Blue 1K」は、元調子系の「ORANGE」、「WHITE」とは異なり、クセのない全体しなりを特徴とした中調子モデル。過度にしなるポイントがなく、自然としなりを感じながらタイミングよくスイングすることができる、しなやかなフィーリングが魅力のシャフトに仕上がっている。

試打impression
振りやすい挙動で低スピン弾道になる

試打モデル
TENSEI Pro Blue 1K-50(S)ドライバー

とても素直なシャフトで驚きました。切り返しから遅れてくる感じもないし、早く戻りすぎることもありません。スイング中、しなり感をはっきりと感じながら振れるシャフトでタイミングを取りやすい。どこかで補正したり鋭くしなったりというところがなく、いい意味で振ったなりの結果が出てくれます。

「TENSEI PRO 1K」シリーズらしく、先端部の剛性はしっかりとあって、低スピンの強い弾道になりやすいのも特徴ですね。

すべてのカテゴリーで抜群のスピード感!
MITSUBISHI CHEMICAL VANQUISH FW/HYBRID/IRON

MITSUBISHI CHEMICAL VANQUISH FW/HYBRID/IRON
ヴァンキッシュ FW/ハイブリッド/アイアン
FW ●モデル(フレックス)/FW5(◆(R2〜R相当)、◆◆(SR〜S相当)、◆◆◆(X〜TX相当))、6(◆、◆◆、◆◆◆)●重量/55.4〜69.1g●トルク(5・◆◆)/6.0度●長さ/1092mm●調子/中調子●価格/2万5300円
HYBRID ●モデル(フレックス)/Hybrid5(◆、◆◆、◆◆◆)、6(◆、◆◆、◆◆◆)※350TIP/370TIP 2種あり●重量/50.3〜69.5g●トルク(5・◆◆)/4.8〜5.0度●長さ/1067mm●調子/中調子●価格/1万8700円
IRON ●モデル(フレックス)/i5(◆、◆◆、◆◆◆◆)、i6(◆、◆◆、◆◆◆)●重量/50.9〜72.6g●トルク(5・◆◆・#7)/4.1度●長さ/1005〜912mm●調子/中調子●価格/1万1000円

軽量シャフトらしい強烈な弾き性能

三菱ケミカルの軽量シャフトブランド「VANQUISH(バンキッシュ)」。軽量モデルらしいスピード感と強烈な弾き感を最大限に活かし性能を発揮するライトウエイトシャフトだ。

すでに発売されて好評となっているドライバー用に加え、FW用、UT用、アイアン用が新たにラインナップ。軽量タイプの強みを活かすべく、いずれも50g台と60g台の展開で飛距離やボールの上がりやすさを重視した。ドライバー同様、高弾性プリプレグを贅沢に使用して軽量化と強度を両立しており、さらに製品のバラツキを極力排除した精密な品質も特徴となっている。

軽量シャフトにありがちな球の不安定さを抑え、抜群の方向性で再現性の高いインパクトを実現してくれる。

試打impression
高弾道になりやすく操作性の高さも魅力

試打モデル
VANQUISH FW-5(◆◆)・5W
VANQUISH Hybrid-5(◆◆)・4H
VANQUISH Iron-5(◆◆)・7I

切り返しからしなりながら戻ってくる、インパクトまでの動きにスピード感のあるシャフトで、スパンッと気持ちよく振り切れるので、軽量カーボンの小気味よさを活かすことができます。

それでいてしっかりとしたインパクトの押し感があり、高弾道になりやすい、カーボンシャフトの特徴をしっかりと備えています。動きはクイックですが、左への曲がりが小さいのが好印象。FW・UT・アイアン用すべてに一貫した心地よさがあり、高低の打ち分けもしやすいですね。

●商品の問い合わせ/三菱ケミカル コンポジットプロダクツ事業部 スポーツビジネスグループ www.mitsubishichemicalgolf.jp/

いかがでしたか? シャフト選びの参考にしてください。

解説・試打=市原建彦

●いちはら・たつひこ/1978年生まれ、神奈川県出身。06年「アサヒ緑健よみうり」でツアー初優勝。現在はレッスン活動とともに、ミニトーナメント「FJツアー」を主宰。187センチの体格を活かした豪快なショットが持ち味。

構成=コヤマカズヒロ
写真=小林司
協力=船橋カントリー倶楽部

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