正しい“インパクト”はどっち?飛距離アップの秘訣をプロが解説!
飛距離アップは「まずは速く振ることを覚える。うまく当てる、曲げないのはそのあと」と多くのコーチがいう。その具体的なやり方をレッスンしてもらおうとしたとき、「そういえば、最近の若手プロはみんな飛ぶけど、彼らもそうしていたのか」と思い聞いてみた。その答えは『イエス!』。しかも「エッ?そうなの!?」と聞き返したくなる新理論や新常識を教えてくれた!
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芯を外すと飛ばないのは当て方が悪いせい!
ミート率を上げるには「振った力をちゃんと伝える」ことが大事で、真芯に当たったとしても当て方が悪いと飛びません。僕が芯を外しても飛距離を大きくロスしない秘密は、ヘッド軌道は「アッパーブロー」。なおかつこの写真のように“前”に向かって力をかけていける「ロフトを少し立てる」が、大きなポイントになっています。
アッパーブローでロフトが立っている
入射角はアッパーブロー。ロフトを立てて当てるのは、ドライバーでも「ややハンドファーストで打つ」のがキーポイントになる
✖️アッパーブローでロフトが寝ている ダウンブローでロフトが寝ている
アッパーブローでロフトが寝たインパクトは、力が前ではなく上にかかってしまう
カット軌道の人に多い当たり方。スライスが出やすく飛距離をロスしてしまう
✖️ダウンブローでロフトが立っている
ヘッドは上から、ロフトは立つのは、HSが遅い人にとってもっとも飛ばない当たり方。力がある人も打球がフケ上がってしまい飛ばない
いかがでしたか? アッパーブローでロフトを立てることを意識しましょう。
鈴木大哉
●すずき・だいや/1999年生まれ、埼玉県出身。180㎝、90㎏。日大ゴルフ部出身で、卒業後、昨年9月のプロテストに1発合格。300ヤードを超える飛距離とグリーンまわりのうまさで、テスト合格者で競う新人戦をプレーオフで制して優勝。フリー。
写真=相田克己
協力=サザンヤードCC、キングフィールズGC
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