身長170cmでも300ヤード飛ばすコツは?PGAツアープロのスイングから学ぶ
今月はPGA ツアーのトップ選手のスイングを紹介。トップクラスの選手のスイングも、アマチュアが意外とマネしやすいポイントがあるんです!
※選手の記録は9月9日現在のもの
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身長170センチ台でも飛ばすには右足をツマ先立ちにして体の回転スピードを最速に!
シャットフェースをキープすることでフェースを開かない
身長170センチ台のシャウフェレは、体の回転スピードがPGAツアーでもトップクラスに速い。だから、小さい体でも戦える飛距離を出せます。回転スピードを上げるポイントはダウンスイングでの右足です。❹のダウンスイング以降、右足のカカトを浮かせて、ツマ先立ちにすることによって体を回しやすくしています。
右足をベタ足にすることで下半身を安定させるタイプもいますが、ツマ先立ちにしたほうが体は回りやすくなるのでヘッドスピードアップにつながります。ただし、アマチュアゴルファーが体の回転を優先するとフェースが開きやすくなってしまいます。そこで参考にしてほしいのが、シャウフェレのフェースコントロールです。シャウフェレはバックスイングをシャットに上げて(❷)、トップで左手を掌屈することによってフェースを開かないようにしています。
フェースをシャットにし続けることによって、ダウンスイングで体を回してもフェースが開かず、スクエアインパクトができるのです。
いかがでしたか? 世界で戦う選手のレッスンを参考にしてみてください!
ザンダー・シャウフェレ
●1993年生まれ、アメリカ出身。178cm、79kg。今シーズンはまだ優勝はないが、ザ・アメリカンエキスプレスで3位、ウェルズファーゴ選手権、ツアー選手権で2位の記録を残す。世界ランキングは6位。
解説=赤坂友昭
●あかさか・ともあき/1985年生まれ、福岡県出身。選手として活動後、ゴルフコーチに転向。クラブ力学、物理学、運動力学を日々追求しながら、東京・三鷹市の東京ゴルフスタジオや新宿のトータルゴルフフィットネスにて、プロ、アマチュア、ジュニアなどのレッスン活動を行なっている。
構成=野中真一 写真=田邊JJ安啓
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