松山英樹がテストしたシャフトとは…!? 最新シャフトを専門家が解説!
ドライバーは人気シリーズ、アイアンは新ブランドのシャフトが続々と誕生!今、メーカーがイチ押しするモデルの特徴や長所を鹿又が分析する。
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「NXシリーズ」初の先中調子が誕生!
日本女子ツアーで使用率1位の「スピーダーNXシリーズ」ですが、新作の「NXブラック」は、シリーズ初の先中調子です。今までの先調子系にあったヘッド挙動の不安定さ、つかまりすぎるイメージが一切なく、先調子の弱点をすべて解消したシャフトになっています。初速性能は他社と比較しても一番速い!それが女子プロから支持される最大の要因でしょう。
アイアン用の「トラヴィル」はアスリートゴルファー好みのしなり方で、しっかり打ち込めて弾道が高い。重めのスチールシャフトを使っていた人にオススメです。
話題の「NX ブラック」は初速がナンバーワン!先調子の弱点を全解決
独自のテクノロジー、VTC(ヴァリアブル トルク コア)を先端から中間部に採用することで“先が暴れる感覚”を払拭
打球の落下角度にフォーカスした新カーボンシャフト。カーボン、金属にゴム素材をコンポジットして打感をなめらかにしている
松山英樹も昨年の試合でテスト!
PGAツアーでは昨年から使用する選手がいて話題となっていた「テンセイプロブルー1K」が、7月から日本でも発売開始。松山英樹プロも昨年の試合でテストしていたこのシャフトは、同社のシャフトを長年使っている人にとっては王道中の王道。青マナ(ディアマナブルー)から継承されている万人向けで、スムーズにしなってくれる中調子。パワーヒッターが叩いても暴れることなく、ヘッドスピード40から42m/秒のゴルファーでも扱いやすいシャフトです。
慣性モーメントが大きいドライバーと相性がいいのはもちろん、FWに入れても振りやすいので弾道が安定します。50g台から80g台まで、重さの違いはあっても振った感覚に統一感があるので、ドライバーからFWまでそろえるセッティングもアリです。
「クセがない」「強いしなり」青マナを継承する三菱の王道タイプ
独自開発した1Kクロスは、従来よりも緻密で繊細な作り込みが可能になり、プレーヤーのフィーリングを出しやすくなった
いかがでしたか? シャフトでお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
試打・解説=鹿又芳典
●かのまた・よしのり/多くのゴルフメディアで活躍する人気クラブコーディネーター。現役ツアープロのクラブ調整やサポートだけでなく、ジュニアゴルファーの育成にも注力している。
構成=野中真一
写真=相田克己
協力=ジャパンゴルフスクール
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