原英莉花の“飛ばしテク”とは?「アドレス時よりも…」とコーチが解説【人気記事】
今回は、「ワッグルONLINE」で8月下旬に公開した記事の中で、アクセス数が多い人気のレッスン記事TOP3を紹介していきます。
まず紹介するのは、第3位の記事です。
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第3位:川﨑春花のインパクトの形を解説!「手元とヘッドが…」とプロがコメント
ズラリと並べた女子プロ50人のインパクト写真。眺めるだけでも楽しいが、その1枚に隠された上達のヒントをすぐれた観察眼をもつ横田英治が解説。あなたが目指す理想の形は、あの選手のインパクトかも!
すごく似ているようで調子の違いが出ているふたり
このふたりの形はそっくりですよね。でも、よく見ると手元の高さが若干異なり、川﨑選手のほうが手元とヘッドが低いポジションにあります。昨年後半から調子を落としている西郷選手は、まだ少し不安があるのでしょう。ボールを上げたい気持ちがあるせいか、手元がやや浮いてしまっている。フェースやボールをコントロールするなら、川﨑選手のインパクトのほうが理想形です。プロレベルだとこの程度の違いで調子の差が出てしまいますが、本当にちょっとの違い。西郷選手が完全復活する日も近いと思います。
解説=横田英治
●よこた・えいじ/1971年生まれ、広島県出身。96年プロ入り後、卓越した知識と経験を活かし指導者の道を進む。多数のメディアにも出演し、現在は千葉県千葉市の「クラブハウス」の代表を務め、岸部桃子らツアープロやプロの卵、アマチュアを指導。
写真=ゲーリー小林
取材トーナメント=ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ
アクセス数第2位の記事はこちら。
第2位:年をとってもアイアンで飛ばすにはどうする?コツをシニアプロが解説
体力が衰えたとしても最新ギアの高い性能をフルに引き出せば十分にカバーできる。そのポイントは?
払い打つことでスピン量が一定になり正確なショットが打てる
今どきのアイアンは低重心設計でボールが高く上がり、ミスヒットに強い。シニア向けのやさしく飛ばせるモデルも数多くあるが、その高い性能を引き出すには打ち方を工夫したほうがいい、と宮瀬博文はいう。
「ポイントは、クラブの入射角をゆるやかにしてスイープに打つこと。スイープとは“払い打つ”という意味で、ボールに対してクラブを上からきっちり入れるのではなく、手前からボールの1個先くらいまでソールを滑らせる感じで打ちます。こうしてインパクトゾーンを長くすれば、ミート率がよくなる。打ち出し角やスピン量が一定になり、より正確なショットが打てるわけです。私の場合、昔は上からかなり打ち込んでいましたが、今はターフをとらない打ち方にチェンジしました」
Point 1 入射角をゆるやかにして払い打つ
ボールの手前から1個先くらいまでソールを滑らせながら、ボールを払い打つ。ターフをとらないほうがクラブの振り抜きがよくなり、パワーがなくてもボールが楽に高く上がって飛距離も出る
Point 2 手をトップの位置に置いたまま体を回す
スイープに打つには、切り返しで手をトップの位置に置いたまま体を先行させ、クラブは後から下りてくるというイメージが有効。腕力に頼らずに体の回転でボールをとらえよう
レッスン=宮瀬博文
●みやせ・ひろふみ/1971年生まれ、千葉県出身。171㎝、74㎏。2007年に中日クラウンズを制するなどレギュラーツアー7勝。21年にシニア入りし、パーキープ率1位を記録。23年は金秀シニア沖縄オープン19位。アイ・エー・エス・エス所属。
構成=小山俊正
写真=高橋淳司
協力=取手国際ゴルフ倶楽部
アクセス数第1位の記事はこちら。
第1位:原英莉花の“飛ばしテク”とは?「アドレス時よりも…」とコーチが解説
「強く」「速く」振れる形を作ろう! ①は、飛ぶバックスイングの形を紹介。正面からチェックして、 左肩を下げながらトップへ→肩が深く入って大きく捻転した形を作りましょう!
「パワーも大事ですが、力があっても体を正しく使えないと飛びません。言い換えると、体を正しく使えれば力がなくても飛距離は簡単に伸びます! まずは自分のスイングを撮影して、形をチェックしてください。スイングは形にこだわりすぎてはいけない、といわれますが、力を入れてガンバって振っても飛ばない人は”形から入る“のが飛距離アップの近道なのです」という吉本巧コーチが、チェックしてほしいポイントと、目指す形を伝授する!
力がなくても250ヤード飛ぶ!
正面からスイングを撮影して、トップまでの捻転が深くなっていないのは、柔軟性の低さのせいとはかぎりません。バックスイングでの左肩の高さをチェックして、左肩が顔を押し上げていたらNG。これは、肩のラインを地面と平行に回そうとすると起こりがちですが、顔が邪魔をするため肩が深く入りません。
右肩リードで肩の回転がさらにスムーズになる
左肩は下がるので、右肩は上げながら頭のうしろまで動かす。この動かし方を理解したら、回転していく進行方向にある右肩からスタート。 電車でいえば、右肩は先頭車両。1両目が動くと2両目の左肩を動かすスペースができるので、両肩とも深く入ったトップが作れる
左肩は下降するのが前傾なりのレベルターン
ゴルフスイングは前傾姿勢をとっているので、肩のラインを地面と平行に回すのは×。始動とともに左肩は少し下がり、顔を上げずにアゴの下へ動いていくのが○。意図的に「下げる」という意識をもってもよい
体重配分を上半身と下半身で分ける
腰の回転が先行しないのは、切り返しの形に原因があります。頭がターゲット方向に動くと腰は回りづらくなってしまうので、頭はトップの位置をキープしたまま切り返してください。その後のダウンスイングでの頭の位置は、腰のリードについていっていることになるので、やや左に動いてもOKです。
頭を右に残す「ビハインド・ザ・ボール」の形は、ドライバーではあまり意識しなくてもいい、と吉本。「ドライバ ーはボールを左寄りにセットしているので、頭は自然にボールより右に残しやすい。チェックしてほしいのは、頭と腰の中心(ベルトのバックル)の位置関係で、インパクトではバックルが頭よりも左にあれば腰がきちんと回せています。これは上半身と下半身の体重配分を分けるイメージや実際に動画や写真でインパクトを見たときに、上半身は右6:左4、下半身は右4:左6の体重配分になっているように見える形を作りましょう」
体を正面よりも目標に向けたインパクトは飛ぶ!
飛ばすためには、やはりインパクトが重要です。スイングを飛球線後方から撮影し、インパクトをチェック。背中とお尻の左側が見えていない形は回転不足です。自分では回転しているつもりでも回っていない人は、左サイドがポイント。左肩と腰の左側を積極的に大きく回してください。
フィジカルや回転力が強い男子プロだと、背中とお尻の全体が飛球線後方を向く。アマチュアはここまで向かなくても、背中とお尻の左側が見えるように回転しましょう。
吉本巧
●よしもと・たくみ/ 1980年生まれ、兵庫県出身。14歳で米国フロリダに渡り、2000年に米国でプロの資格を取得。現在は、東京都の表参道ゴルフアカデミーで多くのアマチュアをレッスンしている。
写真=田中宏幸、ゲーリー小林
協力=表参道ゴルフアカデミー
いかがでしたか? ワッグルONLINEは、まだまだ多くの情報を載せた記事を公開しています。ぜひ、ご覧ください!
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