女子プロ使用率1位のドライバーとは…!? 鹿又芳典が解説
鹿又が3年振りに女子ツアーの会場で取材!選手たちの使用クラブ、スペックを調査し、そこから見えたクラブ選びの新定番とは?
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使用率No.1!パラダイムで人気のヘッドタイプは?
ドライバーの長さは45・5インチが主流に
今季の女子ツアーで、使用率がもっとも高いドライバーはパラダイムシリーズ。とくに開幕当初は『パラダイムトリプルダイヤモンド』を使う選手が多かったですが、中盤戦に入ると少しずつモデルを変える選手が増えたそうです。
「開幕当初は約8割の選手が『トリプルダイヤモンド』でしたが、徐々にほかのヘッドも増えてきて、『トリプルダイヤモンドS』や『エックス』を選択する選手もいます。『トリプルダイヤモンドS』は、ヘッドサイズが小さいことでヘッドスピードが上がる傾向があり、『エックス』は右方向のミスを消したい選手に好まれています」(ツアーレップ・島田)
ドライバーのスペックに関しては45・5インチが一番多くて、その次が45・25インチ。シャフトは8割以上の選手が50g台のフレックスSかSRにしていました。
女子選手でも「スリクソン」が多い理由は?
「ゼクシオ」派は直ドラも打つ!
山下美夢有、青木瀬令奈、櫻井心那など今シーズンも多くの優勝者を出しているダンロップですが、ドライバーの使用状況について聞いてみました。
「圧倒的にスリクソンを使う選手が多いですね。ドライバーは『ZX5』と『ZX7』が半々くらい。小祝さくら選手や勝みなみ選手のようなヘッドスピードが速い選手は『ZX7』を選ぶ傾向です。ただ、ほとんどの選手は弾道調整機能で、少しフックフェースにしています。一方、ゼクシオも4選手以上が使用していて、菅沼菜々選手や青木瀬令奈選手は直ドラもテストしたうえで『ゼクシオ エックス』を選択しています。アイアンは『ZX5』の評判がよくて、1番多く使われています」(ツアーレップ・松栄)
男子ツアーでも使用者が多い『スリクソン』ですが、女子はフックフェースにして、つかまりをよくしていました。これはアマチュアもマネるといいですね。
解説=鹿又芳典
●かのまた・よしのり/多くのゴルフメディアで活躍する人気クラブコーディネーター。現役ツアープロのクラブ調整やサポートだけでなく、ジュニアゴルファーの育成にも注力している。
構成=野中真一
写真=ゲーリー小林
取材トーナメント=ニチレイレディス
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