「ミスヒットをゼロに近づける」チッパーとは…?プロが試打解説

道具の性能に頼ることもスコアアップの近道!飛距離を伸ばす、大きなミスを防ぐ、はクラブがすぐに叶えてくれる。そこで各メーカーに「ベストスコア更新を目指すなら、どのクラブを使ってほしいですか?」と質問。「このやさしさは武器になります!」と自信をもってオススメされたモデルをコースで試打してみた。この13モデル。ラウンド中にピンチを助け、チャンスを必ず作り出してくれるぞ!

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ピン グライド4.0 ウエッジ

SPEC●ロフト角(バンス角)/Sグラインド:46(12)50(12)52(12)54(12)56(12)58(10)60度(10度)、EYE2グラインド:54(10)、56(10)、58(8)、60度(8度)、Wグラインド:54(14)、56(14)、58(14)、60度(14度)、Tグラインド:58(6)、60度(6度)●長さ/35インチ(58度)※カスタムフィッティングにより個々の微調整可 ●シャフト/DG EX TOUR ISSUE、N.S.プロ 950GH neoなど●価格/2万7500円~
SPEC●ロフト角(バンス角)/38.5度(8度)●ライ角/70度●長さ/34インチ※カスタムフィッティングにより個々の微調整可●価格/3万800円

スイングタイプで選ぶか、ザ・シンプルで寄せるか

ピンはアプローチ系のクラブにも定評がある。「グライド4.0」はツアープロも使用するモデルだが、ソール形状(グラインド)の選び方でアマチュアも打ちたい球筋を簡単に打てるようになる。

チッパーは上級者も購入するほど大人気。ミスヒットをゼロに近づけるだけでなく、深いラフやベアグラウンドなどからもランニングアプローチで簡単に寄せられる。

ベストマッチゴルファーは?
ウエッジはタイプに合わせて選べるチッパーはチャックリが多い人に

ウエッジはフェースを開きやすいタイプ(左)、開かないタイプは抜けがよくソールをすべらせて打つ(右)など、違いが明確にわかれている
チッパーはちょこんと打ち出してラインに乗せれば、簡単に寄っていく

ウエッジはソールのグラインドによって構えやすさや打ちやすさがはっきりと変わります。フェースを開きたいなら「Tグラインド」。開かずに打つとしても「Sグラインド」や「Wグラインド」はゆるやかな入射角で、「EYEグラインド」は鋭角に打ち込みたい人など入射角のタイプに合わせて選べます。チッパーは打点が大きくズレないのが魅力で、転がして寄せようとすればチャックリはまったく出ません(小泉)

キャロウェイ CB ウエッジ

SPEC●ロフト角(バンス角)/48(10)、50(12)、52(12)、54(14)、56(14)、58(12)、60度(12度)●長さ/35.25インチ(54、56度)●シャフト(フレックス)/N.S.プロ950GH neo(S)、N.S.プロゼロス7(S)●価格/2万7500円

大型、ワイド、キャビィバッグ やさしさのオンパレード

安心感につながる大型ヘッド、ダフリに強いワイドソール。さらに「CB ウエッジ」は、打点のバラつきによって起こる悪影響を緩和するキャビティバックと、あらゆる部分でやさしさを追求。大型ヘッドのやさしいアイアンを使用しているゴルファーならますますオススメ。アプローチを特別な1打と感じにくくなる。

ベストマッチゴルファーは?
シンプルな打ち方でシンプルに寄せたい人

打点のズレへの強さも感じますが、打感もいいし、スピンも入るし、ソールもすべってくれる。シンプルにピッチ&ランで寄せるにはなんの欠点もないウエッジですね。フェースは開きにくいですが、球を高く上げるならロフトが寝た58度や60度を使えばいいので、ほしくなりました(小泉)

いかがでしたか? ぜひ自分に合ったギアを見つけて下さい。

試打・解説=小泉正樹

●こいずみ・まさき/1995年生まれ、千葉県出身。千葉県ジュニアや千葉県アマのタイトルを獲得し、17年プロ入り。現在はABEMAツアーやQTからのレギュラーツアー出場権獲得を目指して奮闘。ギアへの造詣も深く、わかりやすい解説に定評がある。フリー。

写真=田中宏幸
協力=日神グループ 平川CC

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