ダウンブローが簡単に身に付く！“ガムテープドリル”とは？

アイアン用のドリルとして超オススメなのが、ガムテープを使った練習法。安価で持ち運びしやすく、手間もかからない。スイングのいい点や悪い点もすぐにわかる。“ガムテープドリル”で、スピーディに上達しよう。

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ガムテープDrill 1　マットに貼る

ボールの先に貼ったガムテープをはがす＝ダウンブローをマスター！

ガムテープをマットに貼る練習法の効果はふたつあります。ひとつはボールの先に貼る、または、ガムテープの右端にボールをセットしてください。ボールを先にヒットしてからガムテープをはがすこと
で、ダウンブローが身につきます。

[ワンポイント Lesson］

ダウンブローで打つコツは「左肩」を下げずにクラブを振り上げる(○)。バックスイングで左肩が下がるとダウンスイングでは上がりやすくなるため、ヘッドが下から入ってしまう(×)

ボールの手前に貼ったガムテープをはがす＝レベルブローをマスター！

長いアイアンはダウンブローではなく、横から払い打つレベルブローのほうが正確にミートしやすい。これは、ボールの手前、またはガムテープの左端にボールをセットして、ガムテープをはがすつもりで打つ練習でマスターします。打点もチェックできる。

[ワンポイント Lesson］

レベルブローで打つコツは「軌道」。普段よりもヘッドを少しインサイドに引いてフラットな軌道で振る。ダウンスイングのときもヘッドを低く動かせるので、ボールをヨコから払い打てる

ガムテープをはがすつもりでボールをヨコから払い打つ

「打っても飛ばない」のも利点

打ってはがれてもヘッドにくっつくのもガムテープの利点。「紙製よりも粘着力が高い。布製ならなお安心。ただし、フェースやマットが濡れていると粘着力が落ちてガムテープが飛んでいってしまうので、雨の日などは注意してください」(佐藤）

【打点もチェックできる】

ガムテープを細長く切って貼り(写真下)、ヘッドにくっついた位置(写真上)で打点もわかる。ヒール寄りやトゥ寄りにくっついたらセンターにつくように修正しよう。

ガムテープを使ったドリルも進化しています。アイアンの練習に取り入れてみましょう！

ガムテープ Drill 2 シャフトに貼る

「シャフト重心」を意識する＝手打ちが防げる！

クラブには「シャフト重心」というバランスがとれる箇所があります。その位置にガムテープを貼り、シャフト重心から動かしてバックスイングをすると、体全体でクラブを振り上げようとするので手元やヘッドから動かしてしまう手打ちが防げます。

手打ちの自覚がある人や、ヘッドや手元から始動してしまう人は、シャフト重心よりも手元側に貼ろう。体を動かしてクラブを引く感覚が強調される

ガムテープ Drill 3 ヘッドの後方に置く

ガムテープを動かす方向と速度を一定にする＝手打ち防止、再現性アップ！

ガムテープはほどよい重さがあり、それを寝かせて置くとほどよい抵抗もかかります。ガムテープをうしろに押すには、手先ではなく体を使わないとクラブを引けません。また、ガムテープが動く方向や速さも意識してください。つねに一定に動くとテークバックを丁寧に行ないながら、再現性を高めことができます。

ガムテープ Drill 4　 目標方向に貼る

打ち出したい３方向を狙う＝球筋の打ち分けを習得！

ボールの先の右・中・左の3方向にガムテープを貼って、クラブと出球を狙った方向に出してください。たとえば、右に貼ったガムテープに振り出す、打ち出す意識をもつと、インサイド・アウトの軌道になり、球筋は右打ち出しから目標へ曲がるドローになるなど、球筋を打ち分けるための軌道と方向を正すことができます。

あらゆる「目印」にも活用！

いかがでしたか？　ガムテープを使ったドリルも進化しています。アイアンの練習に取り入れてみましょう！

写真＝田中宏幸
協力＝取手桜が丘ゴルフクラブ

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