ジャンボさんと増田雄二氏が“5年”かけて開発したアイアン!ガチ試打【人気記事】
今回は、「ワッグルONLINE」で7月下旬に公開した記事の中で、アクセス数が多い人気のギア記事TOP3を紹介していきます。
まず紹介するのは、第3位の記事です。
【関連記事】7番ウッドを選ぶ時の「4つのポイント」!最新15モデルを試打解説
第3位:ウェッジのロフトは「何度を選ぶべき」?鹿又芳典が徹底解説!
56、58、60度何度を選ぶ?3本、4本何本入れる?「上から選ぶか」「下から選ぶか」がポイント!
アイアンのセットではなく、単品ウエッジを買うのが主流の今、ロフトは何度のウエッジを選び、何本セットにすればいいのかを、鹿又芳典が指南する!
52度と56度が違うモデルでもOK
多くの男子プロが60度を入れているように、一番ロフトが寝ているウエッジから決める「下から選ぶ」パターンもアリ。私自身も60度から選んでいます。下から選ぶパターンは、ロフトが大きく寝たウエッジを使いたい場面が多いプレーヤー向きです。私の場合、グリーンまわりからニアサイドのピンに寄せたいとき、58度よりもイメージどおりの「寄る球」が打てるし、結果もいいから60度を入れています。そこから55、50度と5度ピッチでPWにつなげています。
このロフトの選び方は最大飛距離で選んでいるのではなく、各ロフトのスピン量やアプローチでの球の高さを基準にしています。60度はスピン系の低い球やロブショット、55度は高めのアプローチ、52度はピッチ&ランと、状況に合わせて寄る球筋を打ち分けたいプレーヤーに向いています。飛距離で選ぶなら同一ブランドでそろえてもいいですが、1本1本に役割をもたせるなら、違うブランドやモデルでも問題ありません。
鹿又がリアルに使用中のウエッジセットがコレ!
バンカーが苦手ならバンカーで使う1本から選ぶ
10年前より大きく進化!最近の60度は武器になる!
鹿又さんや男子プロのように60度からウエッジセットを選ぶのもおすすめです。
試打・解説=鹿又芳典
●かのまた・よしのり/多くのゴルフメディアで活躍する人気クラブコーディネーター。現役ツアープロのクラブ調整やサポートだけでなく、ジュニアゴルファーの育成にも注力している。
構成=野中真一
写真=相田克己、ゲーリー小林、小林 司
協力=ジャパンゴルフスクール、キャロウェイゴルフ
アクセス数第2位の記事はこちら。
第2位:ウェッジは何本入れるのが正解?山下美夢有、川﨑春花のウェッジセットを紹介
※選手の使用ウエッジは、変更になっている場合があります
女子が58度で男子が60度の理由とは?
ウエッジのセッティングがスコアに影響するのはアマチュアだけでなく、ツアープロも同じです。なので、ツアープロのウエッジセットはすごく参考になります。
ツアープロの選び方は2通りあって、女子プロに多いのはPWの次の番手から選ぶパターン。女子プロの使用アイアンだと、PWのロフトは44度前後が多いので、次の番手としては48度、その下が52度、そして最後が58度という組み合わせが王道です。
男子プロは60度を使う選手が増えましたが、それは試合のグリーンが速くて固いので、60度でスピンをかけないと寄せられない状況があるからです。そのため60度を選んでから順番にロフトを選んでPWにつなげていきます。
この2パターンはどちらも正解ですが、どちらを選択したほうがよいかについては、次回から詳しく解説していきます。
パターン1 上(PWの次)から選ぶ
山下美夢有
クリーブランド RTX ZIPCORE
昨年の年間女王・山下は「スリクソンZX5 MKⅡ」のPWが44度なので、次のウエッジは4度ピッチで48度にしている
川﨑春花
キャロウェイ ジョーズ ロゥ
クラブ契約フリーの川﨑はスピン性能が高い「ジョーズ ロゥ」を使用。58度だけローバンスを選択している
渡邊彩香
ブリヂストン BRM
渡邊は、48度はフラット系、54度はミッドバンス、58度は三日月系という3タイプのソールを使い分けている
金田久美子
フォーティーン RM4
ジュニア時代からフォーティーンのウエッジを愛用。昨年の優勝時もこのウエッジで勝利を手にした
パターン2 下(60度)から選ぶ
星野陸也
クリーブランド RTX3 V-MG
かつては50度と58度の2本セットだったが、2022年以降は60度を追加し3本セットに変更した
中島啓太
テーラーメイド ミルドグラインド3
中島はPGAツアーで流行の組み合わせ。アイアンセットのPWを抜いて、46度から4本セットにしている
岩﨑亜久竜
タイトリスト ボーケイ SM9
「SM9」の3本セットだが、56度のロフトを1度立てて、50度、55度、60度の5度ピッチにしている
河本 力
キャロウェイ ジョーズ ロゥ/ジョーズ
PWを抜いている河本は、48度と54度はノーメッキの「ジョーズ ロゥ」で、60度だけソール幅が狭い「ジョーズ」にしている
男子プロ女子プロたちのウエッジセットの紹介でした。ぜひ参考にしてみてください。
試打・解説=鹿又芳典
●かのまた・よしのり/多くのゴルフメディアで活躍する人気クラブコーディネーター。現役ツアープロのクラブ調整やサポートだけでなく、ジュニアゴルファーの育成にも注力している。
構成=野中真一
写真=相田克己、ゲーリー小林、小林 司
協力=ジャパンゴルフスクール、キャロウェイゴルフ
アクセス数第1位の記事はこちら。
第1位:ジャンボさんと増田雄二氏が“5年”かけて開発したアイアン!編集部員がガチ試打
ワッグル編集部員が気になるギアを、コースを毎月レポート。率直な生の声を参考に、みなさんも打ってみて、回ってみて!
マスダゴルフ JM-H2 アイアン
レジェンドゴルファー尾崎将司プロのクラブを開発・設計してきた増田雄二氏が「マスダゴルフとしてジャンボさんとクラブ開発アドバイザー契約をしてから、はじめて発売するモデル」というのがこのアイアン。
ジャンボさんからのリクエストは「大ぶりなヘッドでスイートエリアが広く、少しオフセットをつけてボールがつかまりそうなフトコロがある」で、その要望に見事に応えつつ、ポケットキャビティ構造でも正統派アイアンの精悍な形状、打感のよい軟鉄鍛造の一体成型。さらにはやさしさと飛距離性能は今どきアイアンのように高い、非の打ちどころのないアイアンを作り出しました。
ジャンボさん、増田さんのクラブへのこだわりの強さは有名で、両氏が納得いくまで5年もかかって完成。AON時代からのオールドゴルフファンだけでなく、若いゴルファーにも打ってもらいたい逸品です。
S p e c
●ヘッド素材/軟鉄鍛造S20C CNC加工●ロフト角・ライ角/31度・61度(#7)●長さ(#7)/37インチ●シャフト(フレックス)/N.S.PRO MODUS3 105、125(S)、N.S.PRO 950GHneo(S)など●重さ(#7)/421g(950GH neo・S)●価格/6本セット(#5~PW):19万9320円~、単品(#4):3万3220円~
マスダゴルフ ☎047-406-5140
令和のジャンボ尾崎モデル!
P67からの「YouTubeで見つけた話題の新理論」を取材、体験した。どちらも「手を使う必要なし」と何度もいわれたが、手は、本当に、まったく、なにもしないほうがスイングも弾道もよくなる。もっとも器用に動かせる手を使わないって、ゴルフってなんなんだろう、とあらためて思った。
ぜひ、マスダゴルフのアイアンを手に取ってみてください!
いかがでしたか? ワッグルONLINEは、まだまだ多くの情報を載せた記事を公開しています。ぜひ、ご覧ください!
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