プロ愛用の”軟鉄鍛造ハーフキャビティ”の振り方とは?石井良介プロが徹底解説

「買ったクラブが合わない!」「最初はよかったのにダメになってきた……」。そんな残念な思いをしている人は『そのクラブに合う振り方』をお試しあれ!

あなたのクラブの特徴や機能をフルに発揮する振り方を解説&レッスンします!

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ハーフキャビティの重心位置は高く浅くなる

ダンロップ スリクソン ZX7 MKⅡアイアン
ツアープロの使用者も多い、打感と操作性にすぐれた、シャープなフォルムの軟鉄鍛造ハーフキャビティ
従来モデルより80%厚肉化したバックフェース部の「PUREFRAME」が、ソフトで吸いつくようなやわらかい打感を生む

「スリクソンZX7 MKⅡ」は、プロからの評価も高い軟鉄鍛造のハーフキャビティです。打点裏を肉厚にすることで、打感のよさがさらに向上。ハーフキャビティは、必ずしも寛容性や飛距離にすぐれているわけではありませんが、ボールをコントロールしやすいというメリットが備わっています。

ヘッドの重心は高く浅い位置にあります。そのため浅い入射角の払い打ちとは相性がよくなく、高さやスピン量が十分に得られないことがあります。

使いこなせない原因→シャローな払い打ちとは相性がよくない
浅い入射角での払い打ちは高重心ヘッドの機能を活かしきれない

弾道をイメージしてスピンコントロールを可能にする

使いこなすポイント→ハンドファーストとダウンブローが鉄則
タメを利かせて上から鋭角に打つと真芯でインパクトできる

重心位置が高く、浅い位置にあるハーフキャビティは、入射角が鋭角なダウンブローで打つことで、その性能を最大限に発揮できます。重心より下でインパクトすることでボールのバックスピン量が増えるので、スピンをコントロールしながら、打球を操ることも可能になります。

落ち際まで弾道をイメージして、風や傾斜を利用してスコアメイクするゴルファーには大きな味方になってくれるアイアンです。

小ぶりでシャープな形状なので、性能をフルに発揮するには安定したヘッド軌道が必要になる

コンボセットで弾道の高さを補う

(左)ZX5 MK Ⅱ(ポケットキャビティ)

兄弟モデルの「ZX5 MKⅡ アイアン」は、払い打ちにも対応できる低重心設計で高弾道。ロングアイアンはこちらを組み合わせる「コンボセット」にするのも有効だ。

いかがでしたか? 入射角が鋭角なダウンブローを意識しながらハーフキャビティそ使いこなす練習をしてみませんか。

解説・レッスン=石井良介

●いしい・りょうすけ/1981年生まれ、神奈川県出身。トラックマンを駆使したレッスンが人気のPGAティーチングプロ。YouTubeチャンネル「試打ラボしだるTV」が人気で、最新ギアはほぼテスト済み!

構成=コヤマカズヒロ
写真=田中宏幸

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