ウェッジのロフトは「何度を選ぶべき」?鹿又芳典が徹底解説!

56、58、60度何度を選ぶ?3本、4本何本入れる?「上から選ぶか」「下から選ぶか」がポイント!

アイアンのセットではなく、単品ウエッジを買うのが主流の今、ロフトは何度のウエッジを選び、何本セットにすればいいのかを、鹿又芳典が指南する!

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52度と56度が違うモデルでもOK

中・上級者は「下の番手から選ぶ」でスコアアップ!

多くの男子プロが60度を入れているように、一番ロフトが寝ているウエッジから決める「下から選ぶ」パターンもアリ。私自身も60度から選んでいます。下から選ぶパターンは、ロフトが大きく寝たウエッジを使いたい場面が多いプレーヤー向きです。私の場合、グリーンまわりからニアサイドのピンに寄せたいとき、58度よりもイメージどおりの「寄る球」が打てるし、結果もいいから60度を入れています。そこから55、50度と5度ピッチでPWにつなげています。

このロフトの選び方は最大飛距離で選んでいるのではなく、各ロフトのスピン量やアプローチでの球の高さを基準にしています。60度はスピン系の低い球やロブショット、55度は高めのアプローチ、52度はピッチ&ランと、状況に合わせて寄る球筋を打ち分けたいプレーヤーに向いています。飛距離で選ぶなら同一ブランドでそろえてもいいですが、1本1本に役割をもたせるなら、違うブランドやモデルでも問題ありません。

飛距離の打ち分けよりスピンや高さを基準にする

鹿又がリアルに使用中のウエッジセットがコレ!

鹿又のウエッジはロフトピッチが5度刻みになるように、51度と56度は「1度立てて」使用している

バンカーが苦手ならバンカーで使う1本から選ぶ

バンカーが苦手な人は、バンカー用のウエッジを入れるのもアリ。1発で出しやすいバンスやロフトが寝ているウエッジを選ぼう

10年前より大きく進化!最近の60度は武器になる!

10年前の60度はバンスが少なかったので難しかったが、最近はきちんとバンスがついてやさしさがアップ。ポッコンなどのミスが出にくくなった

いかがでしたか? 鹿又さんや男子プロのように60度からウエッジセットを選ぶのもおすすめです。

試打・解説=鹿又芳典

●かのまた・よしのり/多くのゴルフメディアで活躍する人気クラブコーディネーター。現役ツアープロのクラブ調整やサポートだけでなく、ジュニアゴルファーの育成にも注力している。

構成=野中真一
写真=相田克己、ゲーリー小林、小林 司
協力=ジャパンゴルフスクール、キャロウェイゴルフ

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