ローリー・マキロイのスイングを徹底解説!地面反力を使った効率のいい美スイング
世界イチのツアー、PGAのトーナメントも毎週熱戦が繰り広げられている。たくさんのスター選手のなかから、今季絶好調と復活を遂げた選手たちをピックアップ。好成績をあげているスイングのポイントにスポットを当てた解説は、みなさんの上達やスコアアップにも役立ちます!
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ローリー・マキロイ 地面反力を使った効率のいい美スイング
ローリー・マキロイ
●1989年生まれ、北アイルランド出身。175cm、73kg。プロ34勝、メジャー4勝。海外ツアーのなかでは小柄ながら、美しいスイングと大きな飛距離でファンが多い。初優勝を目指した今年のマスターズは、無念の予選落ちだった。
理想的といえる美しく効率のいいスイングです。もともと強い筋力と柔軟性があるうえに地面反力をうまく使ってさらに大きなパワーを生み出しているので、飛んで曲がらないのも納得です。
地面反力の使い方のうまさは、フットワークを見るとよくわかります。バックスイングでは、始動時に右足を踏んで地面に圧をかけ、その反力でトップでは少し伸び上がっているように見えます。しかし、そこから切り返しで強く左に踏み込み、スクワットのように沈み込みつつ地面を押し、その反力を使って一気に回転している。トップとインパクトでは、頭半分くらい沈み込んでいるのがわかると思います。
これだけパワフルなのに、上半身を見るとじつは静かで、腕を振り回しているようには見えません。腕は体の動きで受動的に「振られている」ことがよくわかります。
好調さがありありと表れていて、何ひとつ直したり変えたりする必要を感じない完成されたスイングといえますね。
いかがでしたか? マキロイの綺麗なスイングを目指して地面反力を意識してみましょう。
解説=吉田洋一郎
●よしだ・ひろいちろう/1978年生まれ、北海道出身。海外に出向き、名コーチのメソッドを学んだり、ツアーで選手のスイング観察・分析を行なうプロコーチ。レッスン活動のほか海外ツアー中継の解説も務める。日本ゴルフスイング研究所主宰。
構成=鈴木康介、編集部
写真=田辺JJ安啓、田中宏幸
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