飛び系アイアンを使いこなすコツ!「番手間の飛距離の差は…」と石井良介プロが解説
「買ったクラブが合わない!」「最初はよかったのにダメになってきた……」。そんな残念な思いをしている人は『そのクラブに合う振り方』をお試しあれ!あなたのクラブの特徴や機能をフルに発揮する振り方を解説&レッスンします!
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使いこなせない原因 マン振りすると飛距離差が大きくなる
7番アイアンだけ異常に飛んでしまい、番手ごとの飛距離差が均等にならないことがある。短い番手の番手間の飛距離が広がってしまう。
飛ぶけど飛びすぎに注意!
ストロングロフト化と低重心化によって、高弾道で大きな飛距離の出るのが飛び系アイアンの特徴です。ボールの曲がり幅が抑えられ、打点のブレにも強いやさしさもアマチュアにとってありがたい機能ですが、弱点になるのが番手間の飛距離差が大きくなりがちなこと。
とくに、7番アイアンがもっとも飛距離が出やすいため注意が必要です。飛ばそうとして強振すると、さらに飛びすぎが起こりやすくなります。
PICKUP GEAR
新素材「X37」を採用し、最薄部1.1ミリの極薄ソールを実現。定評のある飛距離とやさしさが進化した飛び系アイアン。
POINT CHECK
飛び系アイアンはトップブレードが厚く、ソール幅が広い形状が多いが、性能の長所を維持しつつシャープな形状になっている。
使いこなすポイント コンパクトな振り幅で飛距離をコントロールする
振りすぎると、飛びすぎるミスが出るだけでなく、ミート率も悪くなる。コンパクトなスイングを基本にしよう。
ひとつの番手で距離を打ち分けて打てる距離を増やす
飛び系アイアンは普通に振れば飛ぶクラブなので、無理に振る必要はありません。ハーフショットやスリークウォーターの振り幅で「ひとつの番手で複数の飛距離」を打ち分けましょう。打てる飛距離や増やすことで、番手間の飛距離差を解決するのです。
スイングはコンパクトにしても、ある程度フルショットに近い力感でゆるまず打つことが大切です。大きめの番手をコンパクトに打つと高さが低くなるので、風の強い状況などでも役立ちます。
ひとつの番手で飛距離を打ち分けて、番手間の飛距離差が広がってしまうのを防ごう。
トップはコンパクト。力感はフルショット。
ここに注目! 短い距離をきれいに埋めるセットウェッジを活用
飛び系アイアンはPW以下の飛距離がとくにあきがち。これは「AS」や「DW」などセット内にラインナップされたウエッジを使うと、飛距離の階段をきれいに作れる。
いかがでしたか? 今一度、お手持ちのクラブの性能と特徴を見直してみましょう!
解説・レッスン=石井良介
●いしい・りょうすけ/1981年生まれ、神奈川県出身。トラックマンを駆使したレッスンが人気のPGAティーチングプロ。
YouTubeチャンネル「試打ラボしだるTV」が人気で、最新ギアはほぼテスト済み!
構成=コヤマカズヒロ
写真=相田克己