「グリーンの傾斜が読める!」プロが絶賛する“距離計測機器”9選とは?
最新の距離計測器は、目標までの距離を測るだけでなく、「こんな機能があったら便利」が製品化されている。
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テスターの中村香織プロにも「測るのが楽しいですね♪」といわせた最新モデルは、はじめて距離計を買う人だけでなく、すでにもっている人も買い替えを検討したくなるスグレモノばかりだ!
さらに見やすく、測りやすい定番レーザーの最新作
ブッシュネルゴルフ ピンシーカー プロ X3 ジョルト
距離計の大定番・ブッシュネルゴルフのレーザー距離計「ピンシーカーシリーズ」に「PRO X3ジョルト」が新登場。勾配計算に加えて、気温や高度も加味して距離を計算してくれる「エレメント機能」や、カートの縁などにくっつけられる「BI TEマグネットマウント」といった人気機能はそのままに、ピンフラッグ測定性能が最大600ヤードまで拡大。
さらに、前作よりもディスプレイ内の数値表示が大きく、赤色文字が濃くなり、見やすさも向上。よりピンに当てやすく、より早く測定できる進化を遂げている。最大の注目機能は、スマホアプリ「ブッシュネルゴルフアプリ」との連動。Bluetooth ®️ でアプリに接続すると、数値表示濃度やホームエレベーション機能などの各種設定がリモートでできる。また、スコア入力やショット記録など統計データ算出管理も可能だ。
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ホームエレベーション機能
「エレメント機能」が進化し、ホームコースやよく行くコースの標高を設定すると、推奨距離が表示される「ホームエレベーション機能」を追加。最適な距離計測を可能にする注目の機能だ。
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スロープロックシステム
競技中に誤ってスロープモードに切り替わってしまう心配がない。スロープモードと直線距離モードを、適材適所で上手に使い分けよう!
DATA●測定可能距離/ 5〜1300ヤード ●測定精度/土1ヤード以内 ●ファインダ一倍率/ 7倍 ●サイズ/長さ120×高さ83×幅43mm ●重量/ 340g ●価格/オープン価格(編集部調べ8万3600円)
自分のスタイルに合うモデルを探す楽しみがある!
ブッシュネルゴルフ イオンエリート
直射日光の下でも見やすい半透過型フルカラータッチスクリーンは、スクリーンをタッチするだけで、レイアップポイントを簡単に確認できる。また、レイアップポイントからグリーンセンター、またはピンまでの距離を同時に表示してくれるのもうれしい機能だ。
ブッシュネル初となる時計型GPSナビ「イオンエリート」は、「時計モード」、グリーンセンター・バック・フロントエッジまでの3距離表示の「ノーマルモード」、「コースレイアウトモード」を搭載。フルカラータッチスクリーンは操作が簡単で、大画面も見やすい。
コースの勾配を加味した推奨距離を表示するスロープ機能や、起伏や高低差を自動で測らない水平距離表示(直線距離モード)にも対応しているので、競技で使用することもできる。38グラムと軽量ながら、本格的な機能が充実している。ゴルフナビモードの連続使用時間は約12時間、完全防水設計で、汗や雨に濡れても安心。
さらに、ブッシュネルゴルフアプリとの連動で、最新コースデータの更新や細かい設定なども可能だ。さまざまな機能をアクティブに使いこなせば、スコアアップに役立つこと間違いなしだ。
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精彩なフルカラータッチスクリーン
直射日光の下でも見やすい半透過型フルカラータッチスクリーンは、スクリーンをタッチするだけで、レイアップポイントを簡単に確認できる。また、レイアップポイントからグリーンセンター、またはピンまでの距離を同時に表示してくれるのもうれしい機能だ。
DATA●通信仕様/ Bluetooth® ●ディスプレイ/ 35.5×35.5mm ●防水/ IPX7 ●サイズ/幅46×縦53×厚さ15mm ●重量/ 38g ●価格/オープン価格(編集部調べ3万9600円)
ピンまでの距離をより正確に、もっと鮮明に!
EAGLE VISION 「watch6」「ez plus4」
大型液晶型の「NEXT2」や、フラッグシップモデルのGPS腕時計「watchACE」など、豊富なラインナップに定評のあるイーグルビジョン。今季の新作は時計型モデル「watch6」と、液晶&音声案内型モデル「ez plus4」だ。いずれも白黒液晶の見やすい画面が特徴だが、前作同様に「電源ONでナビ自動スタート」や「自動ホール検出&移行」、自動で飛距離が計測できる「オートディスタンス機能」、「スコアカウンター機能」などの便利機能はそのままに、新たに衛星みちびきL1S信号が追加。受信精度とスピードが飛躍的に向上した。
そして、両モデルともにBluetooth︎®️搭載へとバージョンアップ。スマホ専用アプリ「EVPRO」との連携によって、大人気のピン位置情報サービス「ピンポジ君」から自動的にピンポジを受信できるようになった。また専用アプリでは、スコア分析やラウンド履歴などもチェックできる。ますます便利になったイーグルビジョンシリーズは、快適なプレーを約束してくれる。
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ピンポジ君
専用スマホアプリ「EVPRO」との連携で、ラウンド当日のピン位置情報をダウンロードできる人気サービス「ピンポジ君」。Bluetooth®搭載の最新機種は、スマホとペアリングすることで自動的にピンポジデータを受信できる。対応ゴルフ場は全国500カ所以上と、いまなお増加中だ。
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ベタピンナビ
ピンポジデータを取得すると、自動で現在地からグリーンまでの距離(ピン・フロントエッジ・バッグエッジの3カ所)と形状を表示してくれる。砲台グリーンにも対応。グリーンの向きは、現在地に合わせてピン位置を中心に自動で回転。ピン位置から前後左右4方向のエッジまでの距離も表示してくれる。
ez plus4
●GPS仕様/GPS、GLONASS(グロナス)、MSAS、QZSS(みちびき)L1S信号対応●通信仕様/Bluetooth®SMART●ディスプレイタイプ/160×160mmモノクロ液晶●防水/IPX5●サイズ/幅56×縦90.5×厚さ15mm●重量/87g●価格/オープン価格(編集部調べ2万900円)
watch6
●GPS仕様/GPS、GLONASS、MSAS、QZSS(みちびき)L1S信号対応●通信仕様/Bluetooth®SMART●ディスプレイタイプ/60×60mmドット液晶●防水/IPX7●サイズ/幅37×縦46×厚さ13mm●重量/40g●価格/オープン価格(編集部調べ2万4200円)
●商品の問い合わせ/朝日ゴルフイーグルビジョンサポートセンター 0120-83-1196 www.eaglevision.jp
ほしい情報を即座に教えてくれる
GARMIN Approach S62
ガーミンのフラッグシップモデル「アプローチS62」は、最先端のゴルフ機能とスマートウォッチ機能を両立した時計型GPS。国内だけでなく世界中のゴルフコースが収録されていて、スマートフォンアプリ「Garmin Golf」と連動することで、コースマネジメントをサポートしてくれる。
番手選びや飛距離、打つ方向など、ラウンド中に迷う場面はたくさんあるが、S62はコースレイアウトや高低差情報、ヤーデージ計測などの基本情報はもちろん、風速・風向き情報、グリーンの傾斜情報など、プレーヤーが今求める情報を詳しく教えてくれる。さらに「ガーミンオートショット」はパッティングを除くすべてのショット位置と飛距離を記録。スコアだけでなく、ラウンドの内容を振り返ることができるので、データ分析をして次のラウンドにつなげよう!
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グリーンまわりで迷っている人に!
パッティングや、アプローチの番手選びで迷うことなくショットするために、新たに搭載された「グリーンコンツアー」がサポート。「Garmin Golf」アプリとのペアリングで、グリーンの傾斜や形状が表示される頼もしい機能だ。見落としがちな細かい起伏もひと目でわかるので安心してプレーできる。(※Garmin Golfアプリの有料サブスクリプション契約が必要)
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コースの風を味方にできる
プロキャディがラウンド前にチェックしているコースの風向き。アプローチS62は「Garmin Golf」アプリとの連動で、時間ごとに変わる風向きや風速が表示される。正確な風速情報を味方につけて、風が強い日でも、番手選びや打ち出し方向などで迷わず自信をもってプレーしよう。
●GPS仕様/GPS、みちびき(L1S信号対応)、GLONASS(グロナス)●通信仕様/Bluetooth®SMART、ANT+®●ディスプレイタイプ/直径1.3インチ(高解像度カラータッチパネル)●防水/50m防水●サイズ/幅47×縦47×厚さ14.8mm●重量/61g●価格/8万1800円(※12月31日までキャンペーン期間限定価格6万9800円)
プロからアマチュアゴルファーまで手軽に弾道測定できる
GARMIN Approach R10
昨年の発売からその性能とコストパフォーマンスで大人気商品となっているのが、ガーミンのポータブル弾道測定器「アプローチ R10」。屋外でも屋内でも使用でき、飛距離はもちろんヘッドスピードやスピン量、打ち出し角度、クラブの軌道やフェースの向きも計測、分析ができる。弾道測定器はプロやコーチが使うものと思っている人も多いだろうが、ようやく一般のゴルファーにも手に入る時代がきた。データを活用すれば、自分のスイングや持ち球を正確に把握でき、効率的に飛距離やスコアアップを目指せる。
また、ゴルフシミュレーション機能もあり、最大4人まで一緒にプレーできる。コースの数は4万2000以上。世界中のゴルフ場をプレーできる(有料サブスクリプション契約が必要※月額1180円、年間1万1800円・1カ月無料)。次に行くコースの練習ラウンドをしてみるのも、賢い使い方のひとつだ。
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スイング作りに役立つ
あいまいだった自分の持ち球や弾道を、データ化して表示。そのデータを参考にして、スイングを改造、修正できる。たとえば、アイアンはダウンブローで打つといわれるが、それはアタックアングル(入射角)を見ると修正の参考になる。また、スイングを自動で検知して録画もしてくれる。
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飛びの三大要素をチェック
飛びの三大要素といわれる「ボール初速、打ち出し角、スピン量」をチェックし、それをもとに修正を図れば、今より飛ぶ打ち方やクラブを探し出せる。これが一般アマチュアでも簡単にできるのが大きなメリット。
●測定仕様/ドップラーレーダー方式●通信仕様/Bluetooth®SMART●防水/IPX7●サイズ/幅88.5×縦70.25×厚さ25mm(本体のみ・三脚マウント除く)●重量/220.8g(三脚マウント付き)●価格/8万8800円(※12月31日までキャンペーン期間限定価格7万9800円)
●商品の問い合わせ/ガーミンジャパン 0570-049530 Garmin.co.jp
女子プロに大人気のモデル
VOICE CADDIE TL1
USLPGA公式計測器でもあるボイスキャディの「TL1」は、国内女子ツアーでも使用者が急増している。プロも試合の本戦や練習ラウンドで使用する機能性の高さにもかかわらず、5万円以下というコストパフォーマンスのよさも魅力のひとつだ。
スロープモードは本体側面のスロープスイッチで簡単に切り替えができ、ピンに当てやすい「ピントレーサー」や、外の環境に合わせて明るさを自動調整する機能に加え、完全防水なので雨の日のラウンドでも安心して使用できる。
女子プロの小さな手にもなじみやすいすっきりとした形状や高級感のあるデザイン性もツアーで広く支持されている理由だ。付属のカラフルな専用シリコンケースは通常のイエローだけでなく、別売りで豊富なカラーバリエーションをそろえているので、気分によってカスタマイズもできる。
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明るさ自動調整の2color OLED
赤と緑の2色のOLEDの明るさは、周囲の光に適応。コースの環境や状況に合わせて明るさを自動で調整してくれる。ナイターゴルフや、日暮れが早い秋冬のゴルフシーンでも鮮明な視野でしっかり距離を測ることができる。
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ピントレーサーで高精度測定
「ピントレーサー」機能は、手振れを気にせず狙ったピンを確実にとらえる。測定速度も正確で速く、振動とビジュアルリングで教えてくれる。
●測定可能距離/5〜1000ヤード●測定精度/土1ヤード●レンズ倍率/6倍●サイズ/長さ108.6×高さ70×幅39.7mm●重量/202g●価格/4万8400円※レンタルキャンペーン実施中。TL1をコースで実際に試せるチャンス!
自動認識して正確な情報を教えてくれる強い味方!
VOICE CADDIE T9
ボイスキャディの「T9」はラウンドから練習までトータルでサポートしてくれる時計型GPS距離計。
ラウンド時は、ティーイングエリアからホールの全体図を確認でき、先に進むにつれて前方のレイアウトに自動で変わってくれる。グリーンに近づけばグリーンビューに切り替わり、グリーンのアンジュレーションを表示。そしてグリーン上では、ボールからカップまでの距離と高低差を詳しく教えてくれる。どんなシチュエーションでも正確な情報を得られる強い味方で、冷静なコースマネジメントをサポートしてくれるだろう。
練習時には初搭載となる「テンポ練習モード」を使って、自分のテンポを確認しながら練習するのがオススメだ。
このモデルなら、スコアアップを叶えてくれるいい相棒になるに違いない。
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グリーンアンジュレーション
グリーンのアンジュレーションは、11段階の色で表示され、高低差も見やすい。ボイスキャディが開発した特許技術が、目標までの正確な情報を計測し、教えてくれる。
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テンポ練習モード
テンポを設定し、それに合わせて練習することで上達の効率が上がる新機能を搭載。専用アプリ「MyVoice Caddie」と連動すれば、設定変更も簡単に。また、ラウンド中のスイングテンポを計測してくれるので、テンポを確認しながらのプレーも可能だ。
●GPS仕様/GPS、Galileo(ガリレオ)、GLONASS(グロナス)、みちびきL1S●通信仕様/Bluetooth®●ディスプレイタイプ/1.2インチ反射型カラーLCD液晶(ゴリラガラス3)●防水/IPX7●サイズ/幅45×縦45×厚さ14.8mm●重量/59.5g●価格/4万7300円
●商品の問い合わせ/ひさいスポーツ 059-255-8106 www.hisaispor
見た目も機能も“オンリーワン”!
GOLFZON CaddyTalk CUBE
オーディオを彷彿とさせる四角くレトロな見た目が印象的な、GOLFZONの「CaddyTalk CUBE」。人気機種「minimi(ミニミ)」にも搭載されていた素早く正確なレーザー測定「ホライズンディテクト」。高度・温度・湿度を反映して距離を測定する「eスロープ」といった機能を引き継ぎつつ、3次元計測機能「キャディモード」などの新機能が追加され、発売前から話題になっている。
また、本体サイドの「LECフロントパネル」には、各モード表示やターゲットまでの測定数値、充電時にバッテリー残量が表示されるので、視覚的にも確認しやすい。
「CUBE」は、レーザー距離計に必要な機能を充分備えつつも、あえて距離計らしからぬフォルムも魅力のひとつ。その絶妙な手のひらサイズ感と先進的なデザインは、男女を問わず多くのゴルファーの注目を集めることは間違いない。
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キャディモード
ショット地点まで行かずに、たとえばカートに乗ったままボールとターゲットまでの距離を測定する新機能。離れた同伴者のボール地点からターゲットまでの距離を教えることも可能で、まさにキャディのような便利機能だ。
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2カラーファインダー
赤と緑の2カラーOLEDビューファインダーを採用。どんな環境でも鮮明にターゲットをとらえやすい。昼間や夕方など明るさが変化しても見やすく測定できるように、明るさの調整機能も備わっている。
●測定可能距離/5〜1000メートル●ファインダ一倍率/6倍●サイズ/長さ92×高さ58×幅31mm●価格/3万9600円
●商品の問い合わせ/GOLFZON Japan ☎0120-395-398(平日10:00~18:00)caddytalk.jp
いかがでしたか? この記事を参考に自分のスタイルに合うモデルを探してみて下さい。
テスター・解説=中村香織
●なかむら・かおり/1986年生まれ、京都府出身。ステップアップツアー3勝。13年にはレギュラーツアーのシード権を獲得。現在は、東京都品川区のEAST GOLF SCHOOLと目黒区の洗足ゴルフスタジオの代表を務め、レッスン活動を行なっている。
写真=相田克己
協力=姉ヶ崎カントリー倶楽部
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