“二重振り子”をすぐマスターできる練習器具とは?ゴルフコーチが厳選!

上達するための練習器具は使っていますか? 実は、二重振り子を意識すると効果が大きく変わるのです。

今回のレッスンでは、森山錬さんによる持ち球、スイングタイプに関係ないスイングの基本動作である二重振り子の重要性を紹介してきます!

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練習の器具の多くは二重振り子の動きと親和性が高い

ゴルフにはさまざまな練習器具がありますが、これらのアイテムをうまく使いこなせない人も二重振り子の意識と感覚を取り入れながら練習してください。たとえば、インパクト前後で音を出すタイプの練習器具。意図したところで音が出ないのは、ふたつめの振り子がうまく動いていません。

ふたつの振り子の動きを分離して正しく連動させることができれば、正しい位置で音を出せるようになるはずです。このほか、ゴムホースのようなふにゃふにゃシャフトの器具は、振るだけで動きが勝手に二重振り子的になる効果があります。また、両腕にモノを挟むタイプの器具は、腕の余計な動きを抑えて「ひとつめの振り子」を安定させる効果があるので、いずれも二重振り子がピンとこないという人は、使ってみてください。

正しい位置で音が出せる

棒の途中に可動式の重りがついていて、正しくスイングできるとインパクトで重りが移動して音が出るタイプの器具は、二重振り子ができていないと正しい位置で音が出ない。まずはひとつめの振り子が動き、それによってふたつめの振り子が動かされるという動きの順番を整えれば、狙った位置とタイミングで音を出せるようになる。

二重振り子によって写真3枚目のポジションが作れるようになると、器具が正しく動いて写真4枚目の位置で音が出せるようになる。

ダウンスイングの途中で重りが手元側に動き、それがインパクトで先端側に戻って音が出る。

インパクトエリアで音が出る素振り用の練習器具(リリース大臣)

二重振り子をはっきりと感じられる

やわらかいシャフト部分が、自然とふたつめの振り子を作り出してくれる

先端に重りのついたゴムホースのような素振り用練習器具は、やわらかいシャフト部分が自然とふたつめの振り子の動きを作り出してくれるので、何も考えずに振るだけで二重振り子的な動きになりやすい。最初に紹介した右手1本での二重振り子運動がイメージできない人は、まずはこのタイプの練習器具を振ってクラブが遅れてくる感覚を養うことで、正しい二重振り子を身につけやすくなる。

体と腕の一体感を高める系体の振り子が安定する

腕にモノを挟んでスイングするタイプの器具は、腕と体が一体化して同調して動く状態を作り出せる。すると、ひとつめの振り子が勝手に安定するので、ふたつめの振り子の動きに集中してスイングすることができる。二重振り子を意識するうえでは非常に有効な器具なので、森山もレッスン時に多用するという。

もっている人はぜひ活用しよう。

装着するとひとつめの振り子が勝手にいい動きをしてくれる練習器具(三角先生)

いかがでしたか? 森山さんが使用する練習器具をぜひ、練習方法に取り入れてみてください!

レッスン=森山錬

●もりやま・れん/1996年生まれ、東京都出身。

イーストゴルフスクール五反田店、浜松町ゴルフ倶楽部にてレッスンを行っているほか、YouTubeチャンネルで動画も配信中。

構成=鈴木康介
写真=田中宏幸
協力=浜松町ゴルフ倶楽部

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