「飛距離250ヤード超!」飛ばし屋3人の“飛距離を伸ばすコツ”【12月記事トップ3】

今回は、「ワッグルONLINE」で12月に公開した記事の中で、アクセス数が多い人気のレッスン記事TOP3を紹介していきます。

まず紹介するのは、第3位の記事です。

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第3位:
50~70ヤードからの“ショート”を防ぐ!ピタッと寄せるためのアドレスをプロが解説

50~70ヤードは短い距離だけにピンにきちんとつけたいが、大きなミスが出てしまう危険も高い! ミスせずにピタッと寄せるための最重要ポイントを紹介する。

絶好の位置からショートする痛恨のミスが防げる

同じ50から70ヤードの中途半端な距離でも、ピンが奥、グリーンの上り傾斜が急なときは、ランを使ったほうが寄せやすく、先ほどとは反対に「右足を少し引く」打ち方が有効です。ボールを右寄りにセットすると出球が低く強めに出る。ボールが止まりすぎずに適度に転がるので、ショートせずに突っ込めます。

左足を引いて打つ場合よりもロフトが立つぶん飛距離が出るので振り幅は抑え気味にする必要がありますが、アマチュアにありがちな「ベストポジションからショート」という悔しい結果を防ぐのに役立ちます。

右足を少し引いてボールはさらに右

スタンスは狭めで、右足をやや引いて構える。左足体重で立ち、ボールは右足ツマ先よりもさらに右に置く

バックスイングは自然とややインに

クローズスタンスになるぶん、バックスイングはややインサイドに上がってOKだが、手先でインに引かないように注意!

フェースの向きを変えずに振り抜く

フェースを返すと引っかけやすいので、自然なインサイド・アウト軌道で、フェースの向きは変えないイメージで振ろう

いかがでしたか? この記事を参考にぜひ「右足を引く」ワザも活用してみて下さい。

レッスン=竹内大
●たけうち・だい/1996年生まれ、埼玉県出身。日大ゴルフ部出身で、17年にプロ入り。今季はABEMAツアーを主戦場とし、「JPCチャレンジin福井」では4位タイに入るなど活躍。明建所属。

構成=鈴木康介
写真=田中宏幸
協力=日神グループ 平川C

アクセス数第2位の記事はこちら。

第2位:
50~70ヤードの中途半端な距離の打ち方は?ミスせずにピタッと寄せるポイント

50~70ヤードは短い距離だけにピンにきちんとつけたいが、大きなミスが出てしまう危険も高い!

ミスせずにピタッと寄せるための最重要ポイントを紹介する。

小さく構えて左足を引けばゆるみが防げる!

やや左足体重でボール位置は右足ツマ先前。スタンスを狭めて構えれば、大振りを防ぎスエーもしにくい

50から70ヤードの中途半端な距離を打つときは、距離に対して大きすぎるバックスイングは厳禁。飛びすぎを警戒して無意識にダウンスイングがゆるみ、大ダフリなどのミスが出ます。かといって振り幅を抑える意識が強すぎると、手先でスイングを加減しがちで、これも大きなミスを生みます。

そこで重要なのが、クラブを短く持ってスタンスを狭めること。これだけでスイングは自然とコンパクトになり、振りすぎを防げます。このとき、左足を半歩引いて構えてみてください。体が左に回りやすいうえ、下半身のスエーを防ぐストッパーにもなるので、ゆるまずコンパクトに振りやすくなります。

「左腕は地面と水平、シャフトは垂直」が60ヤードの目安。58度のウエッジで、腕が地面と水平、シャフトが垂直くらいで60ヤードを打つのがひとつの目安。もちろん個人差があるのでこれはあくまで参考値。自分の基準を作ることが大事だ

振り幅の目安は、一般的なアマチュアの場合、58度のウエッジで60ヤードなら腕が地面と水平、シャフトが垂直。このバックスイングの大きさを基準に、少し大きめ、少し抑えめでアレンジすれば、中途半端な距離もバッチリです。

いかがでしたか? この記事を参考にしてみてくださいね!

レッスン=竹内大
●たけうち・だい/1996年生まれ、埼玉県出身。日大ゴルフ部出身で、17年にプロ入り。今季はABEMAツアーを主戦場とし、「JPCチャレンジin福井」では4位タイに入るなど活躍。明建所属。

構成=鈴木康介
写真=田中宏幸
協力=日神グループ 平川CC

アクセス数第1位の記事はこちら。

第1位:
「飛距離250ヤード超!」女子プロ界・飛ばし屋3人の“飛距離を伸ばすコツ”を解説!

木元幸多郎コーチの解説で、女子プロのなかでも飛ばし屋といわれる3名のスイングから、飛距離アップのコツを探る。マネやすいものを取り入れて、飛距離アップを目指しましょう!

最初に、穴井詩プロのスイングを解説していただきました。

スイングアークを大きくして大きな遠心力を使って飛ばす!

2 コックを使わず、左腕を伸ばしながらヘッドを遠くに動かす
6 アッパー気味に振ったほうが高弾道になりキャリーが伸びる

穴井選手は、コックを使わず、スイングアークを大きくして、大きな遠心力を使って飛ばしているのが特徴的です。

❷のバックスイングで左腕をピンと張って、ヘッドを遠くに動かしていますが、手元を先行させながら穴井選手は、コックを使わず、スイングアークを大きくして、大きな遠心力を使って飛ばしているのが特徴的です。

❷のバックスイングで左腕をピンと張って、ヘッドを遠くに動かしていますが、手元を先行させながらヘッドが最後に追いついてくるようにクラブが動くので、スイングアークが大きくなり、ヘッドスピードも速くなる。それに合わせて、体を左右に動かしてよりパワーを溜めたり解放をしています。体を左右に動かすのは、アマチュアがマネると体が突っ込んだり、軸がブレたりするので、その場で回る感覚のほうがいいかもしれません。

❻のインパクトはアッパーブローですね。今のクラブはスピン量が少ないので、アッパー気味に振ったほうが弾道は高くなります。テンプラが出てしまうのが怖いかもしれませんが、むしろテンプラが出る人ほどアッパーに振ったほうがミスが出ない。また、アウトサイド・インのカット軌道を防ぐことにもつながります。

穴井詩
●あない・らら/1987年生まれ、愛知県出身。165cm。今シーズンはリシャール・ミル ヨネックスレディスで4位タイ、宮里藍サントリーレディスオープンゴルフトーナメントで8位タイに入る。ドライビングディスタンスは260ヤードを超える飛ばし屋。GOLF5所属。

次に、体の動かし方について解説していただきました。

を上下に動かしてパワーを引き出す

1 アドレスの時点で体重を少しカカト寄りにする
5 切り返しからお尻を下げて力を溜めていく

山路選手のスイング写真は、ドライバーではなくフェアウェイウッドですが、ドライバーでは平均250ヤード以上を飛ばしています。穴井詩選手(上記関連記事を参照)と比べると、山路選手は体の上下動を使って飛ばしています。

トップから切り返しで、お尻を下げて沈み込み(❸❹)、そこからインパクトで体が伸び上がる。PGAツアーのプロでいえば、ローリー・マキロイ選手のような下半身の使い方をしています。お尻が下がると骨盤が前傾し、少しガニ股っぽくなるので、前傾がキープしやすくなります。

アマチュアは切り返しから体を回そうとするときにお尻が前に出て、体が起き上がってしまう人が多いので注意してください。また、前傾がキープできない人はツマ先寄りの体重になっている人が多いです。

❶のアドレスの時点で少しカカトにも体重をかけるようにする。すると、沈み込む動きでパワーを引き出すことができます。

山路 晶
●やまじ・あきら/1998年生まれ、宮城県出身。166cm。昨シーズンは樋口久子三菱電機レディスで4位タイ、ニトリレディスで3位タイに入った。ドライビングディスタンスは251.06ヤード。森六グループ所属。

最後に、葭葉ルミプロのスイングを解説していただきました。

始動前に左に体重を乗せて勢いをつける!

1 左足に少し体重を乗せてからテークバックする始動が大事
3 クラブの運動量が増えるのでシャフトクロスは絶対悪ではない

葭葉選手は足の使い方が特徴的です。❶からの始動に入るとき、少し左に体重を乗せてからバックスイングをしていきますが、このテクニックを使って飛ばしているドラコン選手はたくさんいます。ドラコン選手の場合、葭葉選手よりももっと大きく左に踏み込んでいきますが、その動きがクラブを振り上げる勢いをつけ、テークバックのスピードを速くしています。

タイプによりますが、バックスイングのスピードを上げれば、ダウンスイングでのヘッドスピードも上がるケースがあるので、マネてみるのもいいでしょう。ただし、左足に体重が乗ったままにならないように注意。

葭葉選手は❸のトップではしっかり右に体重が乗っていて、切り返しでは左に体重を移動。足を先に動かして体があとからついてくるように振っています。また、葭葉選手はトップでシャフトクロスになっていますが、これもヘッドの運動量が大きくなるので飛距離アップにつながっています。振り遅れの原因などにならなければ、シャフトクロスになってもOKなのです。

葭葉ルミ
●よしば・るみ/1993年生まれ、東京都出身。162cm。今シーズンは明治安田生命レディスヨコハマタイヤゴルフトーナメントで7位タイ、Tポイント×ENEOSゴルフトーナメントで2位タイに入った。ドライビングディスタ
ンスは254.75ヤード。富士住建所属。

いかがでしたか? この記事を参考に、早速実践して飛距離アップを目指しましょう!

解説=木元幸多郎
●きもと・こうたろう/1995年生まれ、東京都出身。神奈川県相模原市のふたゴルフアカデミーと東京都港区のHIRO GOLF ACADEMYを拠点にし、幅広いレベルのゴルファーを指導。

写真=田中宏幸

いかがでしたか? 他にも魅力的な記事をたくさん公開しているのでぜひご覧ください。

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