PING「i230アイアン」を試打検証!関雅史プロが“ミスヒットにも強い”とコメント
多くのプロの勝利に貢献したピンのi210アイアン。
その新作の「i230アイアン」は、さらなる勝利を目指してグレードアップされた。
完成までに4年を費やし、ツアープロの意見もふんだんに取り入れたという新モデルをいち早く打ってみた!
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寛容性が高く、ミスヒットに強い!
ツアープロが使用するモデルだから、操作性や打感のよさを重視したアイアンというイメージをもちそうですが、そうではありません。寛容性が高く、ミスヒットへの強さももっていますね。
今はプロモデルでもやさしくなっているアイアンが増えていますが、その代表格といえます。ストレートボールはもちろん、自由に球を曲げられる操作性もしっかりある。
アスリートゴルファーだけでなく、うまくなりたいアベレージゴルファーにもオススメしたいです。使いこなすことを目指せば、必ずレベルアップできるアイアンです!
球の高さやスピン量の安定性にもすぐれていますが、この性能がロングアイアンからウエッジまで、全番手に搭載されている。アイアンとしての完成度の高さには驚かされました。
ツアープロが“即投入”するにはちゃんと理由がある!
溝の本数を増やし、角度と間隔を最適化したことで、ラフや湿った芝の上など、どんなシチュエーションから打ってもスピン量が大きく落ちない。飛距離やコントロール性能はフェアウェイから打ったときとの差が少ない。「練習場よりも実際のラウンドで打ったほうが、より効果が実感できると思います」(QP)
さらに心地いい打感へと進化
バックフェース全面に使用したエラストマー・インサートが、心地よい打感と打球音を生み出す。「グニャッと柔らかい感触ですが、少し弾き感もある今まで感じたことがない気持ちいい打感です。“グニャッ”と“弾く”は相反するものなので、従来は違和感が出がちでしたが、両方をうまく融合している。“フェースが球をもってくれる”感じがあって、ボールをやさしく飛ばしてくれます」(QP)
ミスヒットに強いやさしさも進化
ヘッドのトゥとヒール側の2か所に高比重ウエイトを搭載し、余剰重量を最適な箇所に配置する重量周辺配分設計で、低重心かつ高慣性モーメントのブレないヘッドに。「しまった! と思っても、思っていたより曲がらない。これがミスヒットに強いってことなんですね」(重富)
さらに効果を最大限にするフィッティング
3番からUWまでのラインナップは、番手間の飛距離を整えるロフト設計になっている。「何番までバッグに入れるか、も大事ですが、フィッティングをして選ぶのも大事。ピンのフィッティングでは長さやライ角、グリップの太さまで細かくチェック。それによって打ちやすさがすごく変わるんです。全体的に完成度が高い“i230”アイアン、その性能を余すことなく発揮できる仕様を、フィッティングを受けて探し出してください!」(QP)
i230 アイアン●番手(ロフト角)/3Ⅰ(19)、4Ⅰ(22.5)、5Ⅰ(26)、6Ⅰ(29.5)、7Ⅰ(33)、8Ⅰ(37)、9Ⅰ(41)、PW(45)、UW(50度)●価格/3万800円~●商品の問い合わせ/ピンゴルフジャパン clubping.jp
いかがでしたか? 今回は関さんに新モデルをレポートしてもらいました。ぜひこの記事を参考にしてみて下さい。
試打・解説=関雅史
●せき・まさし/1974年生まれ。QPの愛称で多数のメディアに出演するPGAティーチングプロ。ギアへの知識や人気は業界トップクラス。
写真=小林司
協力=日本長江ゴルフクラブ
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