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カチャカチャの効果をトラックマンで検証!理想の弾道が手に入る調整法とは?

カチャカチャを活用して適正モデルに仕上げる! 今回は小井土コーチに適正モデルに仕上げる検証をしてもらいました。

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検証1 ロフトアップ
高さだけでなく曲がりも減った!

ロフト10.5度→12度

まずは、弾道にもっとも影響を与えるロフト角を調整。LSモデルはハードすぎてボールが高く上がらない、つかまらなくて低いスライスが出てしまうという人が多いので、ロフトを思いきって1.5度増やして打ってみました! 

結果は予想どおり、球の上がりにくさを解消。ロフトを増やすとスピン量が増えますが、ロースピンヘッドなので増えすぎず2870rpmは適正内です。ロースピンヘッドのスピン減はタテ回転だけでなく、曲がりに影響するサイドスピンも減る。

ボールがつかまらず右回転が増えてしまうスライサーにもいいし、ボールの高さが出にくいフッカーがキャリーを伸ばすのにもいい調整法ですね。

検証2 ライ角(アップライト/フラット)
ボールのつかまり具合と高さも変わる!

ライ角をアップライトにするとボールのつかまりがよくなり、フラットにするとつかまりが抑えられる。つかまりがよくなると打ち出し角は低く、スピン量は減るので、アップライトはそのとおりの結果となりましたが、キャリーは減ったもののトータルの飛距離は伸びたので「つかまえて飛ばせる」調整法といえます。

ライ角・フラットはバックスピン量と高さが大きく増えてフェード系の球筋になりました。測定結果の数値は増えすぎですが、球が高く上がらない、スピンが減りすぎてドロッブしてしまう、左曲がりがきつすぎるタイプが打ったら理想的な数値に近づくはず。フッカーにはフラットがオススメですね。

検証3 ウエイト調整
トッピング的な役割り!?

可変ウエイトをトゥ側に移したフェードポジションは、スライス系の球筋の特徴であるバックスピン増、ヒール側に移したドローポジションはフック系の球筋の特徴のスピン減になりましたが、フェードポジションはスピンが増えたぶん球がやや高く上がったくらいで、ボール初速や打ち出し角、キャリーやトータルの飛距離はほぼ変わりませんね。

調整してもスライスやフックが防げるほどの大きな変化は出ませんが、意図した弾道を打つために「もうワンテイスト加える」トッピング的な役割りとして、フェードやドローを整える効果はあると思います。

いかがでしたか? 今回は小井土さんに理想弾道を手に入れるための調整法を紹介してもらいました。ぜひ参考にしてみて下さい。

小井土峡太
●こいど・きょうた/東北福祉大学ゴルフ部出身で、卒業後はドラコンプロとなり最長飛距離443ヤードを記録。東京都港区にあるパーソナルゴルフレッスンスタジオ・ローメルベア(☎03-3400-1077)でレッスン活動も行なっている。

写真=田中宏幸
協力=東京ゴルフスタジオ

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