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「飛距離が伸びるスイング」とは?シャフトのしなりを“最大化”する方法をプロがレッスン

飛ばすためには、ヘッドスピードやミート率のアップがあげられるが、じつはスイングリズムのアップも大事!

「クラブを素早く上げて素早く下ろす2拍子のリズムが理想的です」と守谷玲雄。慣れてしまえば、自然と飛距離が伸びるというメソッドをレッスンする。

【あわせて読みたい】飛ぶ&曲がらないシャフトはどれ?最新5モデルをレッスンコーチが試打解説!【2022年版】

トップでシャフトがしなるくらいのスピード感で振る!

守谷のシャフト硬度はXだが、シャフトがしなってトップでヘッドが少し下がっている。アマチュアもこれと同様か、もっとシャフトがしなるトップが作れるスピードで振ってみよう! 2拍子のリズムを意識すれば、シャフトのしなりを活用できるので、パワーがない人でも飛距離アップが実現する!

70ビートくらいのテンポが理想

アドレスを決めて「ピッ」。次の「ピッ」でテークバックをスタートしてトップへ。次の「ピッ」がダウンスイング。上げて下ろす動作を2拍子で行なう

最初にリズムとテンポの違いを明確にしておきましょう。リズムは「拍子」、テンポは「速さ」のことで、飛距離を伸ばすにはスイングリズムは絶対に2拍子がオススメ! 「イチ、ニのサーン」のような間延びするリズムは、テンポやインパクトのタイミングが一定になりにくいというデメリットもあります。

2拍子のリズムに合わせてテンポアップする。これはメトロノームでいえば、一般男性であれば70ビートくらいの速さで振る。メトロノームはスマホのアプリにもあるので「70ビートを2拍子で振る」をぜひ試してください。おそらくバックスイングを上げるスピードがかなり速い、と感じるでしょうが、イメージとしては、バックスイングとダウンスイングのスピードを同じにするくらいの感覚。そのくらい速くてOKなのです。

手を使って勢いよく振り上げるのはNG。リキみが入って上体の捻転量が不足しやすい
クラブをゆっくり上げると切り返しは逆に急いでしまうため、上体が突っ込みやすくなってしまう

クラブの重さを感じてから振り下ろす

2拍子のリズムによってスイング全体の速さが上がる。切り返しで大事なのはリズムを速くしても下半身リードで切り返すこと。
体全体を使ってのスピードアップを心掛けよう

2拍子スイングでリズムを速めると、シャフトのしなりを最大限に引き出せるのでヘッドスピードがアップします。シャフトのしなりはダウンスイングだけでなく、トップまで振り上げて切り返す瞬間にヘッドが少し下がるシャフトのたわみも感じてください。

切り返す瞬間のシャフトのたわみは、腰を左に切る動作がポイントです。下半身の動きを先行させることで、自然に肩や腕など上半身の余分な力が抜けます。飛ばそうとしたり腕で振り下ろそうとすると、切り返しで両手に力を入れてしまいがちですが、これは絶対にNG。トップから切り返すときにクラブの重さを感じられない人は、両手グリップへの力の入りすぎに注意してください。

下半身リードを体感するドリル

トップの形を作り、グリップエンドを柱や壁などに当てて切り返す動作を行なうと、腰を先行させて回す感覚がつかめる。スタート前なら、乗用カートを利用してやってみよう。

いかがでしたか? 早速実践して飛距離アップを実現しましょう!

レッスン=守谷玲雄
●もりや・れお/1999年生まれ、埼玉県出身。埼玉栄高校ゴルフ部を経てゴルフ場の研修生、ツアーキャディの経験を積んだのちに、ティーチングプロに転身。現在はZEN GOLF RANGE浦和店を拠点に多くのアマチュアを指導している。

構成=三代 崇
写真=中野義昌 
協力=新武蔵丘ゴルフコース

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