“飛距離320ヤード”のコーチが「最先端の飛ばし方」を解説!必要な動きとは?

東北福祉大学ゴルフ部出身の大原健陽は、女子ツアーのトップ選手を指導してきた奥嶋誠昭コーチに弟子入りして3年目という将来が期待される新鋭コーチ。まだ25歳だが、自分自身の経験と科学的なスイング理論を結びつけた最先端の飛ばし方を教えてくれた。

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ダウンスイング最速は曲がる危険性も高い

インパクト直後にヘッドを走らせる

理想的な最速ポイントはインパクトの50センチくらい先。フォローでヘッドがヒザの高さにくるポジションだ

「飛んで曲がらないドライバーショットを打つためには、フォローが最速になっていることが絶対条件。ほとんどのアマチュアはダウンスインが最速になっているからフェースが開いたり、インパクトがゆるんでしまう。だから飛ばないし、曲がってしまうのです」

アーリーリリースの悪いクセも解消!

タメを作らないことでスイング軌道が最大になる

意識的に手首をタメる動きはNG! タメを作らないことで手元が体に近づきすぎず、スイングアークが大きくなる

フォローを最速にすると、どういうメリットが生まれるのだろうか?

「フォローが最速になれば、インパクトでもヘッドが加速し続けている状態なので、ボールを強く叩けます。手首をリリースするとダウンスイングで加速しますが、フォローを最速にしようとすれば体も回る。手首の角度が一定になりやすいのでスクエアヒットにもつながり、曲がり幅が少なくなります」

そのために必要な動きとは?

「ポイントは胸を回すことです。胸の回転に合わせて手元を体から遠い位置へと離したほうが、スイング軌道が大きくなってフォローが加速します」

最初は素振りで練習するのがオススメだという〝フォロー最速〞スイング。飛距離アップだけでなく、方向安定性の効果も期待できそうだ。

腰の左側を回す意識が強すぎるとフェースが開く

スライスに悩んでいる人は腰の左側を回す意識が強すぎる傾向が高い。腰よりも胸を回すことを意識すれば、フェースが返せるようになる

いかがでしたか? この記事を参考に「フォロー最速」の大原流メソッドを実践してみて下さい。

大原健陽
●おおはら・けんよう/1996年生まれ、千葉県出身。東北福祉大学ゴルフ部出身。現在はヒルトップ横浜クラブ内にあるノビテックゴルフスタジオで奥嶋誠昭コーチの右腕として活動。ドライバーの飛距離は320ヤードを誇る飛ばし屋。

構成=野中真一
協力=ノビテックゴルフスタジオ

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