球が曲がらないトップはどっち…!? 人気男子プロ3人が教える「方向性アップテク」

人気男子プロ3人に方向性アップテクニックをレッスンしてもらいました。

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最初は、風に負けない球を打つ方法を片岡大育プロがレッスン!

片岡大育 かたおか・だいすけ

1988年生まれ。167㎝、71㎏。正確なショットとパットが武器。高知県出身。

風に負けない「強くて低い球」を打つには
ボールを右に置いてフェースをかぶせる

アイアンはボールが高く上がるぶん、風の影響を受けやすい。
アゲンストや横風が強いときはどうすればいいのか?

ワンランク上のテクニックとして覚えておきたいのが、風に負けない「強くて低い球」です。アドレスでは、ボールを右足寄りに。目安はボール1個から1個半ほどで、そのぶんハンドファーストの度合いが強くなります。このとき、フェースを少しかぶせるのがコツ。トゥ側を閉じる感じで構えると、より低い球が打てます。

それに加えてボクは、ややカットにスイングします。こうするとダウンスイングでシャフトが立ち、ヒッカケを防ぎつつ、狙ったラインに正確に打ち出せるのです。

ややカットに振れば、インパクトでクラブが上から入り、方向性が向上する。
ダウンでシャフトが寝てしまうと、大きなミスになるので注意
ハンドファーストに構えるのが鉄則。
ターゲットへの目線を低くして、左右の肩の高さをできるだけ同じにしよう

次は、ショットのバラツキを抑える方法を稲森佑貴プロがレッスン!

稲森佑貴 いなもり・ゆうき

1994年生まれ。169㎝、68㎏。ツアー屈指のショットメーカー。3年連続でフェアウェイキープ率1位に輝いている。今季は初優勝を目指す。鹿児島県出身。フリー。

方向性をより高めるには
背骨を真っすぐにしてクルッと軸回転!

曲がらないショットで定評のある稲森佑貴は、軸となる「背骨のライン」を重視しているという。
本人が取り入れているオススメの練習法も公開。

ボールからスタンスの中央にかけて棒やクラブを置く。
もう1本の棒をターゲットラインと平行に置くとより効果的

スタンスの中央に棒やクラブを置いて
スイングしてみよう

真っすぐ打つには、真っすぐ構えることが鉄則。その真っすぐとは、目標に対して平行という意味と、地面に対して垂直という意味があります。

後者は、アドレスで軸となる「背骨のライン」を垂直にセットし、上体を前傾させます。そしてそのラインがスイング中に傾かないように、その場でクルッとカラダを回しましょう。

練習では、スタンスの中央に棒やクラブを置くのがオススメ。「真っすぐ」がイメージしやすくなり、正しい軸回転がマスターできますよ。

アドレスとダウンスイングの体勢(上体の向きと角度)がほぼ同じで、
その場で軸回転していることがわかる
ボールを上げようとすると、背骨のラインが右に傾く。ショットがバラつくのはこの構えが原因(×)
左右5対5の体重配分にして、真っすぐ立つのが基本。これがカンタンそうで、意外にむずかしい(○)

最後に、球を曲げずに方向性をアップする打ち方を今平周吾に教えてもらいました。

今平周吾 いまひら・しゅうご

1992年生まれ。165㎝、63㎏。昨季「関西オープン」で悲願のツアー初優勝。今季もすでにベスト10入り5回と絶好調。埼玉県出身。レオパレスリゾートグアム所属。

球を曲げたくないときはバックスイングで
左肩を下げてタテ振り!

今季も好調をキープしている今平周吾は、狭いホールのティショットでひと工夫。これができればシングル入りだ!

ドライバーはシャフトが長いぶん、ヨコ振りになるのが自然ですが、ボクは球を曲げたくないときは「タテ振り」をイメージ。アイアンのようなスイングで方向性を高めています。

それにはバックスイングで左肩を下げるのがコツ。レベルに回すのではなく、左肩をやや下げながら回すことによって、アップライトなプレーンになり、タテ振りの感覚が生まれるわけです。もちろん短くグリップして、ティは低めに。ターゲットへの目線も低くして、コンパクトにスイングしましょう。

クラブを短く握ったら、コンパクトかつ、やや高めのトップを作り、そこから直線的にクラブを振り下ろす(右) 上体が起き上がると、クラブをインに引きすぎてしまい、ショットがブレやすくなるので注意しよう(左)

いかがでしたか? 今回紹介した男子プロのアドバイスを参考にして練習してみましょう。

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