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“シングル”のゴルフライターがスコアアップのためにしていることとは?「ひとりニギリで…」

最近、ニギリを始めた。ニギリといっても「ひとりニギリ」だ。ニギる相手は自分。賭博罪には当たらない、と思う。

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先日、全日本ミッドシニアゴルファーズ選手権(昔のパブ選)の地区予選を78の6オーバー、9位タイで通過した。ところがその2日後、ホームコースで46、42の88を叩いた。わずか1日空けただけなのに10打も違う。これじゃ、とてもうまいとはいえない。もっとコンスタントに80前後で回るようになりたい、というのがひとりニギリを始めた動機だ。

やり方は、まずハーフの目標スコアを決める。たとえば42をハーフの目標とする。で、42で回るとプラスマイナスゼロ、43を叩いたら罰金千円、44以上は2千円として貯金する。逆に41 で回ると貯金箱から千円、抜く。40以下で回ったら2千円抜く。じつは、ハンデ12のときに一度やっている。そのときはハーフの目標スコアを44 とした。年間の平均スコアがその付近だったからだ。

1年目は年間40ラウンドして3万5千円貯まり、年末に家族5人でステーキを食べに行った。2年目は貯金が1万4千円に減り、焼肉になった。3年目は7千円に減り、中華料理屋での餃子定食に。そんなことを続けて5年目、平均スコアは41・2になり、ハンデも8にアップ、シングル入りを果たした。それを復活させようと考えたのだ。

なぜ復活させたのか? 理由のひとつめは最初に述べたようにスコアのブレ幅が大きいから。競技で78を出したのに、翌々日のプライベートラウンドで88はあまりにもひどい。友人の漫画家のとがしさんからは「毎ラウンド、エイジシュートを狙うT氏。エイジシュート、ダメそうになると少し元気がなくなる(笑)」と、マンガのなかでイジられた。イジられるのは嬉しいが、内面の心理が表に出るのはゴルファーとして問題だ。

そしてもうひとつ、今はこっちのほうが切実だが、飛ぶアイアンが欲しい。最近のアイアンはロフトが1クラブ以上立ってきて、7番アイアンで27度なんていうクラブもある。一般的な5番アイアンと6番アイアンの中間だから、そりゃあ飛ぶわな。しかも低重心で軽く振れて打ちやすい。それが欲しい。ところが、価格は5本セットで中古でも5万円前後する。年金生活者にプレー代以外で5万円の出費は厳しい。

では、どうするか。そうだ、ひとりニギリで5万円捻出しよう。大義名分と本音の乖離が大きいが、目的のために手段を選んではいられない。なに、合わなければすぐメルカリで売ればいいだけのことだ。逆に、うまくいけば、スコアがよくなって、アイアンを買う原資も得られる。だったら、目標スコアよりオーバーしたときだけ罰金を貯め、アンダーのときに抜くのはやめるか。うん、そうしよう。というわけで、新しいひとりニギリ、始めます。さあ、どのアイアンを買うか、これから中古クラブショップに通って、あれこれ試打する楽しみも増えそうだ(笑)。

高橋健二
●たかはし・けんじ/1948年生まれ。ゴルフライターとしてレッスンやクラブ情報などを執筆。 HC8。

イラスト=丸口洋平

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