「飛んで曲がらないシャフト」NX GREENが話題！人気プロ・コーチが試打してみた
昨年9月に発売されたスピーダーの新シリーズ「NX」は、あっという間に女子ツアーやアマチュアに人気のシャフトとなった。そして今年の10月に最新作の「NX GREEN」が発売されたが、こちらは男子ツアーでも使用選手が増えている。
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そんなアマチュアから男女プロまで支持される「GREEN」の特性とは？ワッグル創刊記念イベントに出演してくれた、5人の有識者に訊いてみた！
フジクラ
SPEEDER NX GREEN
●モデル名（フレックス）／SPD NX GR 40（R2、R、 SR、S）、50（R、SR、S、X）、60（SR、S、X）、70（S、X） ●長さ／46インチ ●重量・トルク（GR 50･S）／57.5g ・4.9度 ●中調子 ●価格／4万4000円
●商品の問い合わせ／藤倉コンポジット ☎03-3527-8433
「もうちょっと」を叶えるこの性能がほしかった！
コレ1本で飛距離も方向性も上げてくれる
関 雅史
シャフトの特性をトルクによって作り出すという斬新な発想で開発された「NX GREEN」は、クセがないのに打つとシャフトの挙動や打球にシャフト特性がしっかり出てくれます。飛ばしたい人は中間部の大きなしなりがヘッドスピードを上げる。方向性を出したい人には手元側のしっかり感がコントロール力を上げてくれる。トルクを締めた先端部は余計なブレを抑えながら、ボールを押す力も強くなるので方向性と飛距離を両立。幅広いゴルファーにフィットしやすいシャフトですね。
締まった感じなのに飛距離を犠牲にしない
川崎志穂
方向性を上げるなら締まったシャフトを使う。でも飛距離は少し落ちてしまうのがセオリーだと思っていましたが「NX GREEN」は飛距離を犠牲にせずに真っすぐ遠くへ飛ばせます。ツアーでプロがテストするようになってから、替えて結果を出している選手がたくさんいると聞いていましたが納得です。飛んで曲がらないならすぐに使いたくなりますからね。
ブルー（NX）が物足りなかった人へ
吉本 舞
前作の青い「NX」と比べて、しっかり感が増しましたよね。でも、飛ばし屋の男子プロが使うようなハードな印象はまったくありません。私のヘッドスピードだと青い「NX」が合うと思っていましたが、しっかりしているぶん、もっと強く振ってみたら飛距離が伸びました。しかも曲がらないので「あれ？こっちのほうがいいのかな？」と思ったくらい。思い切り振ってしまっていいので、振り抜きなどスイングがよくなる効果もありますね。
叩くと曲がってしまう一般アマチュアにピッタリ
奥嶋誠昭
中間部のしなりがヘッドを走らせて、飛距離を伸ばしてくれますね。それでいて方向性も安定するので強く振っても曲がらない。ブルーの「NX」で叩くと曲がってしまう。「ベンタスシリーズ」は方向性のよさはいいけど、もう少し飛んでくれたらいいのにと思っているゴルファーに、ちょうどいい性能をもったシャフトです。
右へ飛ばない！左にも飛びすぎない
今野一哉
僕は40･R2の「軽軟」と40･Sの「軽硬」をヘッドスピードを下げつつ、下げたヘッドスピード帯に多いインパクト（ハードヒッターのようにロフトを立てず、寝かせて打つ）で打ってみましたが、左に飛ぶ球は1球も出ませんでした。軽めのシャフト特性であるしなりが加速力や球のつかまりのよさを上げてくれることに加えて、パワーのない人でも真っすぐか軽いドローで飛ばせる動きをしてくれますね。
写真＝高橋淳司
協力＝日神グループ 平川CC
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