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“正しいアドレス”の入り方は?人気男子プロ3人直伝「ドライバーの方向性アップテク」

人気男子プロ3人にドライバーテクニックをレッスンしてもらいました。

スコアメイクは「曲げない」ことが一番! 必ずパー以下であがりたい、狭くてあきらかに両サイドが危険なホールで、ドライバーを確実にフェアウェイに運びたい!

そんな方向性アップのヒントを、植竹勇太プロがレッスン!

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目線も意識も「近く」にすれば正しい構えになり真っすぐ飛ばせる

1 ボールの後方に立ち目標を決めたら、ターゲットライン上にスパットを設定する
2 スパットを見ながらアドレスの位置に回り込む
3 スパットに対してフェースを真っすぐセットし体のラインをそろえる

確実にフェアウェイをとらえるには、目標に対して真っすぐ構えることが大前提です。ただ、その目標を見ながらアドレスに入ると、目線と意識が「遠く」にいってしまうため、体の向きがズレやすくなります。

そこで僕は、ボールの後方に立って目標を決めたら、ボールの近くにスパット(打ち出す目印)を設定。そのスパットを見ながらアドレスに入ります。このとき大事なのはフェースをセットし、体のラインをそろえるまでスパットから目を離さないこと。こうして目線も意識も「近く」にすると、正しい構えになり真っすぐ飛ばせます。

「近く」を見ると向きが合う

ターゲットラインをイメージしたうえでスパットを設定すれば、フェースの向きも体のラインもそろい、正しい構えになる。

いかがでしたか? 早速実践して正しい構えを身につけましょう!

植竹勇太
●うえたけ・ゆうた/1995年生まれ、北海道出身。163㎝、63㎏。21年に2度の2位を記録するなど好成績をあげて初のシード入り。正確無比なショットが武器で、今季のフェアウェイキープ率は2位(
71.185%・8月13日現在)。セガサミーホールディングス所属。

構成=小山俊正、鈴木康介
写真=中野義昌、圓岡紀夫

次は、ドライバーを確実にフェアウェイに打つ方向性アップのヒントを、桂川有人プロがレッスン!

アイアンみたいなライン出しをすればドライバーも曲がらない

ドライバーを曲げたくないときは、アイアンのようにライン出しのスイングをします。アドレスは、左右5対5の体重配分でスタンスの真ん中に頭がくるように立つ。手元は左股関節前に置き、シャフトが垂直になるように構え、ヘッドとボールは頭よりも少し左寄りにセットします。

手首を使わず肩と手元の“三角形”をキープしたまま体の回転で振り抜く!

スイングは両肩と手元の三角形をできるだけ長くキープ。フェースの向きを変えずに腕とクラブを一体化して振ります。トップでは右ヒジを少したたみますが、感覚的にはほぼノーコックのイメージ。骨盤と胸郭が一緒に動くように腹筋を使ってスイングするのがポイントです。

アドレス時の手元の位置を通し、インパクト後は、飛球線のラインよりも手元を左に抜いていく

骨盤と胸を一緒に回転させる

下半身先行ではなく、ダウンスイングでは骨盤と胸を一緒に動かし、腹筋を締めて下半身の動きと同調させよう

皆さんもこの記事を参考に、アイアンのようなライン出しを意識してみましょう。

桂川有人
●かつらがわ・ゆうと。1998年生まれ、愛知県出身。167cm、70kg。中学卒業後、フィリピンにゴルフ留学し、帰国後は日大ゴルフ部で活躍。20年にプロ宣言し、今年早くもレギュラーツアーで初優勝。全英オープンでも予選通過を果たした。国際スポーツ振興協会所属。

構成=小山俊正、鈴木康介
写真=中野義昌、圓岡紀夫

最後に、ストレートに近いフェードボールで、フェアウェイをキープする打ち方を宮本勝昌プロに教えてもらいました。

左ワキを締めながらアウトサイド・イン軌道で振り抜く

インパクトで左の尻をどかす(後ろに引く)とクラブを左に振りやすくなる

飛距離よりも方向性を重視するときは、ドライバーのフェースをほんの少し閉じて、カットに打ちます。フェースを閉じるとハンドファーストのインパクトをイメージしやすくなり、球がつかまる。右肩が下がらずにボールに向かうため、体全体がレベルに回るという効果もあります。

クラブが下から入る:体重移動に失敗するとインパクトでクラブが下から入ってしまい、方向性が悪くなるので注意しよう(×)インパクトはややハンドファースト:体重を左足に乗せながら、ややハンドファーストに打つと、球がつかまるうえにライン(方向性)が出る(◯)

ただし、そのままでは左に飛んでしまうので、ややアウトサイド・インに振るのがワンランク上のテクニックです。とくに、フォローでは左ワキを締めながら、クラブを左にしっかり振り抜きましょう。こうするとストレートに近いフェードボールになり、フェアウェイをキープできますよ。

宮本プロのアドバイスを意識してみてください。

宮本勝昌
●みやもと・かつまさ/1972年生まれ、静岡県出身。174cm、76kg。19年に46歳にして中日クラウンズを制するなどツアー通算12勝。今
シーズンも開幕から好調で、ジャパンプレーヤーズ選手権では惜しくも優勝を逃したが3位。シーミュージック所属。

構成=小山俊正、鈴木康介
写真=中野義昌、圓岡紀夫

いかがでしたか? 今回紹介した男子プロのアドバイスを参考にして練習してみましょう。

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