正しいアドレスはどっち…!? 「ラフでのFW・UTの打ち方」【アクセス数記事トップ3】
今回は、「ワッグルONLINE」で9月前半に公開した記事の中で、アクセス数が多い人気のレッスン記事TOP3を紹介していきます。
まずご紹介していくのは、第3位の記事です。
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第3位:
絶対ミスしたくない!疲れたときの“大叩き”を防ぐ打ち方とは…!? プロコーチがレッスン
残り3ホールまできた!このままいけばベストスコアだ!
バーディはいらない、パーで十分。ここまでの調子を崩さず、ベストスコア更新を実現する、上がり3ホールのラウンドテクを理論派コーチ・大川夏樹が伝授する!
今回は大きなミスをしないためのポイントをレッスンしていきます。
体重移動はしなくていい!「左1軸スイング」で大ミスを防ぐ
セカンド以降は、とにかくダフリやトップ、チョロなどの大きなミスを出したくない。これは、左1軸スイングで防ぎましょう。終盤は下半身が疲れてくるので、体重移動はなるべく使わないのがベスト。体重を右足に乗せてバックスイングしてもダウンスイングで左足に移らないと、打点が上下にズレてしまうしゃくり打ちになりやすいからです。
体重配分は両足とも5対5の左右均等で構えます。次にバックスイングで右ヒザを伸ばしながら右腰を後ろに引きましょう。頭の位置をキープして右腰を後ろに引くと、体重が左足に多く乗ってきます。そのままトップまで上げたら、左足荷重の左軸のままでインパクトへ。ダウンスイングで左足を踏み込んでいく動きがいらないのでシンプル。ヘッドの入り方もミートしやすい鈍角な入射角になるので、ボールを正確にとらえやすくなります。
アプローチも左1軸スイング
アプローチも同じ打ち方がオススメ。下半身が疲れてくるとアプローチでも腰やヒザが左右にブレやすくなります。アイアン同様、右腰を後ろに引くバックスイングからの左1軸スイングで打って寄せてください。
足腰が疲れてくるとこんなミスが出やすい
バックスイングで体重を右足に乗せると、ダウンスイングで体重を左足に戻し切れずしゃくり打ちになるパターンが多い
「左1軸スイング」でミスを防ぎ、ベストスコア更新を目指しましょう。
レッスン=大川夏樹
●おおかわ・なつき/1988年生まれ、神奈川県出身。日体大ゴルフ部の主将を経てコーチングの道に進む。現在はアマチュアのほか、ツアープロも指導。SNSを中心に「オンラインゴルフラボ」(インスタグラムアカウント NATSUKI72_GOLF)を主宰し、多くのゴルファーに好評を得ている。
構成=三代崇
写真=中野義昌
協力=日神グループ 平川カントリークラブ
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第2位:
曲げたくない!ドライバーの方向性を上げるポイントは…!? ドラコンプロがレッスン
「ドラコンは飛ばすだけではなく、OBを打たない方向性も大事!」という東城湧大選手が、誰でもマスターできる『大きく飛んで、しかも曲がらない』スイングづくりをレクチャーする。
今回は東城さんに方向性アップのためのアドレスについて解説をしてもらいました。
整え方は「胸を動かす」「レベルブロー」のふたつが重要!
ヘッドスピードが上がったら、整える作業に入ります。これは激しく動いていたスイングを少し落ち着かせる感覚ですが、必ず習得した「速く振れるスイング」をベースに行なってください。軌道やフェース向きを気にしすぎると、せっかく覚えた速く振る動きが消えてしまいます。
僕がオススメするミートと方向性をアップさせる整え方はふたつだけ。ひとつは、つねに同じスイングをするために、手先ではなく胸を動かしてバックスイングをしてください。胸を動かすのはトップまででOK。ダウンスイングは加速を優先しますが、トップまでの軌道とクラブが収まるポジションさえ整えば、方向性が上がる軌道やフェース向きで振り下ろせます。もうひとつは、長いクラブでボールをミートするのに適した、レベルブローで打つ意識をもつことです。
それと、ドラコン選手は豪快なスイングに目が行きがちですが、一番慎重に行なっているのはアドレスです。アドレスが狂ったら元も子もないので、僕もそうですが、ボールから30センチ以内に葉っぱなど目印になるものを見つけ、その方向に対してスタンスや肩、フェースの向きを合わせて構えています。出球もその目印へ打ち出す。これは本番だけでなく、練習のときから徹底してください。速く振るスイングを活かしながら、方向性が確実に上がりますよ。
POINT1:胸を動かしてクラブを振り上げる
速く振るスイングをマスターしてから、方向性を上げるスイングへと寄せていくときのポイント1は、胸を動かしてクラブを振り上げる(〇)。
手先で上げると軌道にバラつきが出てしまう(×)。
POINT2:ヘッドの入射角
ポイント2はヘッドの入射角。アッパーやダウンブローは軌道がアウトやインから入りやすくなってしまう(×)。レベルブローのインパクトを心掛けてミート率を上げよう
ヘッドの入射角に注意しながら、胸を動かして方向性アップを目指しましょう。
レッスン=東城湧大
●とうじょう・ゆうだい/2002年生まれ、東京都出身。聖学院中・高等学校のゴルフ部で活躍。学生のころは290ヤード前後だった飛距離が、体重移動の仕方を変えて大幅にアップ。1カ月で50ヤード近く飛ぶようになり、ドラコン大会に出場して342ヤードをマークした!
写真=相田克己
協力=日神グループ 平川CC
アクセス数第1位の記事はこちら。
第1位:
正しいアドレスはどっち…!? 「夏ラフでのFW・UTの打ち方」を森山コーチがレッスン!
芝が元気な夏は、ラフが伸びて厄介だと感じる人は多いでしょう。夏芝に負けずに、 しっかりボールを飛ばすコツを森山錬コーチに教わりました。
今回は夏ラフでのFW・UTの打ち方について教えてもらいました。
FW・UTで飛ばしたいなら開いて構えるがオススメ
先に説明したように、ボールの下に空間のあるライなら、ラフからでもFWやUTを使って飛ばすことができます。ロフトの立った3Wはオススメできませんが、ロフトが寝ていてボールの上がりやすい5W以下のクラブであれば、アマチュアでも十分飛ばせます。この場合もポイントはフェースターンです。
FWやUTは、アイアンのような感覚でフェースターンしにくいので、最初から少しフェースを開いて構えるのがコツ。開いて構えたものを、閉じながらインパクトする感覚でスイングしましょう。もうひとつのポイントは、レベルな軌道で払い打つこと。上から打ち込んだり下からのあおり打ちにならないよう、大きなスイングアークでボールを真横からヒットするイメージでスイングしましょう。
グリップエンドを遠くに押し出す感覚
大きなアークで振るときもノーコックはNG。バックスイングとフォローでグリップエンドを遠くに押し出すイメージで手首を使う
大きなスイングアークで払い打とう!
レベル軌道は大きなスイングアークで作る。手元を遠くから遠くへ動かし、大きな円弧で振ろう
開いておいた状態から閉じるエネルギーを使う
フェースを開いて構えると本能的に閉じながら当てる感覚が出る。このフェースターンのエネルギーを利用しよう
スクエアなままだと当たり負けする
スクエアに当てようとすると、芝の抵抗に負けてインパクト時にフェースが開いてしまう
読者の皆さんもこの記事を参考にフェースターンのエネルギーを利用して打ち方を習得しましょう!
レッスン=森山錬
●もりやま・れん/1996年生まれ。173㎝、61㎏。小学1年でゴルフを始め、ジュニア時代から活躍。19年にレッスン活動をスタートし、現在は都内の「EAST GOLF SCHOOL」でアマチュアを指導する。
構成=鈴木康介
写真=相田克己
協力=取手桜が丘GC(アコーディア・ゴルフ)
いかがでしたか? 他にも魅力的な記事をたくさん公開しているのでぜひご覧ください。
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