「正しいインパクト」はどっち?“アーリーリリース”を防ぐ方法を吉本巧コーチがレッスン!

スイング改造したいと思うクセの「半分は直さなくていい」と吉本巧コーチはいうが、その判断の仕方と、直すときのポイントをレッスンしてもらいました。

今回は悪い癖として語られがちな“アーリーリリース”について教えてもらいました。

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手首が早くほどけてしまうアーリーリリース

腰が回っている(右)腰が回っていない(左)

ダウンスイングで手首が早くほどけてしまうアーリーリリースも、切り返し時に手首を「右横→小指側」に動かすことでほどよいタメが作れるようになります。ただし、その前に腰が回っているかをチェックするのが先。上の写真は同じ手首の運動量でスイングしていますが、右はアーリーリリースに見える。しかし、左のように腰をきちんと回せばアーリーリリースには見えません。つまり、問題は手首ではなく腰の回転量なのです。

インパクトが薄い、飛距離が出ない、すくい打ちやフェースが開いてちゃんと当たらない。これらはタメが作れないからではなく、タメを手首で無理に作ろうとしているのが原因になっていることが多い

この欠点に気づかず、無理に手首でタメを作ろうとすると、前述した正しい手首の動きとは逆の「左横→親指側」に動いてしまう。ガンバってタメを作っているのに、飛ばない、右に飛ぶ、すくい打ってしまう人は、手首より腰の回転に要注意ですよ!

いかがでしたか? 無理に手首を回そうとするのではなく、腰を回すことを意識して皆さんも練習してみましょう。

レッスン=吉本巧
●よしもと・たくみ/1980年生まれ、兵庫県出身。14歳で米国フロリダに渡り、2000年に米国でプロの資格を取得。現在は、東京都の品川ゴルフアカデミーで多くのアマチュアをレッスンしている。

写真=田中宏幸
協力=取手桜が丘ゴルフクラブ(アコーディア・ゴルフ)

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