ロングアイアンを“簡単に打つ”方法って?石井良介が解説!「ボール位置を…」
「買ったクラブが合わない!」「最初はよかったのにダメになってきた……」。そんな残念な思いをしている人は『そのクラブに合う振り方』をお試しあれ!
あなたのクラブの特徴や機能をフルに発揮する振り方を解説&レッスンします!
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【PICKUP GEAR】ピン i525 アイアン
操作性のあるシャープなブレードタイプでありながら、中空構造を採用し、飛距離と寛容性を高めた新世代の飛び系アイアン。そのロングアイアンに注目。
寛容性が高い特性はロングアイアンにも活かされている。見た目はシャープな形状だが、ボールは上がりやすく、つかまりやすい
ロングアイアンは特性的にも難しいクラブだが……
ロングアイアンはほかの番手に比べて難しいクラブです。重心が浅いのでボールが上がりづらく、打点のズレへの寛容性が低くなります。
ロフト角が小さく、シャフトは長いが、主な用途は地面の上のボールを打つため、なんとかうまく打とうとするほどついつい力が入りがち。スイングを崩してしまい、難しさはさらに増してしまいます。
でも、今月の「i525」のようにロングアイアンまでやさしく打てるモデルが増えてきたので、そのやさしさをフルに活かせる打ち方を紹介します。
ゆるやかな入射角のダウンブローでやや上からインパクト
ロングアイアンを打つうえで、まず注意したいのはボール位置です。ボール位置は番手によって、自然に決まるもの。
上の写真のようにグリップの位置を変えずに、その番手の座りのいい位置にヘッドを置くと、長い番手ほど体の左側にセットされるため、ロングアイアンのボール位置はドライバーよりも内側ですが、体の中心よりは少し左寄りになります。
ボール位置が左なので、入射角はおのずとゆるやかになる。ゆるやかといっても払い打ちではなく、アイアンの基本となるダウンブローからのハンドファーストでインパクトするのが正解です。
入射角の基本はダウンブローだが、長い番手ではその度合をゆるやかにする。「打ち込む」というより「振り切る」意識が有効だ
中空や異素材コンポジットはロングアイアンにトライ!
中空構造や高比重のウエイトを搭載することで、やさしくなったロングアイアンは最初から「打てない」という先入観をもたずに試してみよう。
ショートウッドやUTにはない、アイアンらしいコースでの使い勝手のよさが、スコアメイクの大きな武器になってくれる。
いかがでしたか? ロングアイアンが使いこなせないときは、今回のレッスンを参考に、スイングを見直してみましょう。
解説・レッスン=石井良介
●いしい・りょうすけ/1981年生まれ、神奈川県出身。トラックマンを駆使したレッスンが人気のPGAティーチングプロ。YouTubeチャンネル「試打ラボしだるTV」が人気で、最新ギアはほぼテスト済み!
写真=相田克己
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